愛犬に犬用ガムを与えている飼い主さんも多いことでしょう。
単純におやつと考えている方もいるでしょうか、多くの飼い主さんは歯磨き効果を期待しているケースが多いようです。
また、噛むのが好きなワンちゃんのためにとの理由もあります。
このように愛用されている犬用ガムですが、最悪のケースではあなたの可愛いチワワの命を脅かすリスクすらあるのです。
今回は犬用ガムのタイプを調べてメリット・デメリットを検討しながら、犬用ガムの正しい与え方や、選び方のポイントなどを紹介します。
ペットショップなどに立ち寄れば、目移りするほど豊富な種類の犬用のガムが並んでいます。
これほど種類の多い犬用ガムですが、愛犬に与える目的は大きく3つに大別できます。
あなたはチワワの歯磨きを行ってあげていますか?
思わず返事に詰まっていませんか?
そうですよね。
ワンちゃんの歯磨きってとても大変なものです。
そもそも口を触られるのを嫌がるワンちゃんも多いです。
チワワであれば口や歯も小さく、歯磨きもしにくいですね。
こんな理由から、チワワに与えるだけで犬の口腔ケアに効果をもたらせてくれる犬用ガムが重宝されています。
しかし、歯磨き用ガムを食べさせているだけで安心するのはNG。
まずたまに与えるだけでは十分な効果は期待できません。
あなたは食事後に毎回ハミガキしていませんか。
頻繁にハミガキするのは、食べ物を食べればすぐ歯に食べカスが詰まってしまうためです。
だから歯磨き用ガムも、毎日与えることを習慣にする必要があります。
ただし、あくまで歯磨きの補助的役割だとの認識を持ってください。
歯磨き用ガムのみでは、完全に口内がクリーンにはなりません。
歯磨きとセットで考えるべきです。
「チワワのストレスの緩和効果」
チワワに犬用ガムを噛ませることで、ストレス緩和の効果が期待できます。
また、犬用ガムを噛むことで、顎など噛む力を鍛える効果もあります。
留守番の時などには、長時間噛んでいられるために、必須のアイテムともいえるでしょう。
「チワワのおやつ」
チワワは犬用ガムが大好きです。
だからおやつとしての効果もあります。
ドッグフードとは別に、おやつとして利用して間食用に与えるケースも多いです。
ご褒美として与え、チワワの躾に活用する飼い主さんもみえることでしょう。
嗜好性も高く、味のバリエーションも整っているので、愛犬のおやつとして十分活用可能です。
ただし、与え過ぎは厳禁です。
どうしてもカロリーが高いため、肥満の原因となってしまいます。
「歯を痛める」
犬用ガムは注意しないと、歯を痛めてしまう場合があります。
特にチワワは歯も小さく弱いため要注意です。
犬用ガムは、愛犬に合ったサイズや形状を選ぶことが大切です。
ちゃんとチワワに合っていないと、歯が欠けたり、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。
また、与え出す時期にも注意が必要です。
歯が未発達な段階で、犬用ガムを与えることはNGと認識しておきましょう。
「消化不良や下痢の原因となる」
犬用ガムを愛犬が、十分に噛まずに丸のみしてしまうと、消化不良や下痢、嘔吐などの原因になってしまいます。
胃腸で上手く消化できないと、腸閉塞を引き起すケースだってあります。
そのため硬さやサイズ選びが重要になります。
ガムのサイズが小さければ丸のみしてしまうし、柔らか過ぎても消化不良などの原因となり得ます。
「窒息の可能性がある」
実は驚くことに犬用ガムを喉に詰まらせて、実際に窒息が原因で死んでしまう子犬が多いのです。
あなたはこのような事態に陥ったときの応急処置法を知っていますか?
いつ何時、そのようなケースが生じるとも限りません。
飼い主のみなさんには、最低限の愛犬が喉に異物を詰まらせた場合の応急処置法は知っておいてもらいたいものです。
関連記事:「チワワがご飯と違う異物を誤飲!知っておくべき役立つ応急処置法」
「安全性が異なるので注意」
犬用ガムは、加工方法によって大きく安全性が異なります。
例えば、骨の形に成形されている「ローハイド」ガムは、洗浄して漂白したあとで殺菌して製造します。
この際に、強力な薬品を使うケースがあります。
そのため、化学薬品のアレルギーを引き起こしたことがあり、口周りが赤くなってしまうなどの症状が起こり、実際にニュースとなり問題になったことがありました。
本来購入時には製造方法などもチェックすべきです。
しかし必要以上に神経質になることもありません。
安心できる商品がほとんどであり、後で飼い主さんが安心して購入できるおすすめの犬用ガムを紹介しますので、参考にしてみてください。
「歯垢を落とし口臭予防」
チワワに犬用ガムを噛ませることで、歯と歯茎の健康維持や口臭予防が期待できます。
犬用のガムをしっかりガリガリかじってもらうことで、歯とガムが擦れ合う効果が生まれ歯垢を取れやすくしてくれます。
また、ものを噛めば唾液を促進させます。
唾液が増えることの効果は、口臭予防に役立つことです。
だから、あなたのチワワの口臭が気になっていたケースでは、口臭が抑えられる効果も期待できます。
ただし、あくまでも手軽にすむ犬用ガムは、補助ケアであるとの認識を失わないようにしましょう。
「ストレス発散効果がある」
犬用ガムを愛犬に自由に噛ませることは、特に噛み癖がついているワンちゃんの場合は有効です。
チワワに犬用ガムを目一杯噛ませることで、ストレスを発散させて和らげてあげることができます。
チワワも家の中にあるものを噛んだりして、叱られることも減るでしょうね。
これだけでも、ワンちゃんのストレス解消に繋がりますね。
また、チワワは歯がむず痒いのが理由で、噛みたい欲求が高まっているケースがあります。
これは、乳歯が永久歯に生え変わる時期のワンちゃんの特徴です。
このような時期には、安心してチワワが噛むことができる犬用ガムがおすすめです。
「顎や噛む力を鍛える」
最近は人間も噛む顎の力が凄く衰えてきているそうです。
これはスナック菓子やインスタント食品などの柔らかい食べ物が多くなり、硬い食べ物を噛む機会が減少したのが原因だそうです。
つまりチワワに犬用ガムを噛ませることで、噛む力と顎の力を鍛えることができるわけです。
チワワは超小型であり、歯も小さく顎も弱く、当然噛む力も弱い犬種です。
ドライフードをカリカリ元気よく食べてもらうためにも、噛む力や顎の力を鍛えることは大切となります。
犬用ガムのタイプは、柔らかいタイプと硬いタイプの2つに分かれます。
チワワが長時間噛んでいることがなく、比較的すぐに食べてしまえます。
そのため、基本的には安全性に考慮して、飲み込んでも問題ないように考えられて作られているのが特徴です。
だから、おやつの要素が高まる商品の位置付けとなります。
そのため、嗜好性を高める工夫がいろいろなされており、ササミやチーズなどワンちゃんの好物をメインとするガムが多いです。
柔らかいタイプといっても、人間から見れば十分な硬さが感じられます。
しかしワンちゃんにとっては、丁度良い程度の柔らかとなっています。
硬めのタイプの特徴は、ほぼ牛皮がメインで使われていることです。
まさしくカチカチの硬さです。
さすがにこの硬さだと、ワンちゃんでも簡単には食べられません。
それこそ、1週間程度噛み続けることも可能です。
ここで注意願いたいのが、このように長時間持ってしまうため、酸化防止剤や保存料などが含まれるケースが多いことです。
このためしっかりチェックして、添加物を一切使用していないガムを選んであげることが肝心です。
また、硬さも要注意。
歯や歯茎への負担を考え、硬すぎることなく、噛み続けていると徐々に柔らかくなっていくタイプがおすすめです。
犬用ガムを素材や形状によって分けた場合、3種類に大きく分類されます
犬用ガムの主原料が牛皮となり、硬いタイプが多いです。
「犬用ガム」としてみなさんがイメージするのが多分このタイプのはずです。
牛皮100%のものと、他の食材をプラスしたものがあります。
牛皮を細かく刻んで、いろんな栄養素を含む原材料と一緒に混ぜて練り上げたガム。
このため種類が豊富でいろんな味が楽しめます。
硬さは柔らかめです。
噛む力の弱いチワワなどでも問題なく食べやすいのが特徴。
なお、様々な原料が入り混じっているので、アレルギーを持っている子は注意してください。
スティックタイプは、細長い形状となります。
だから比較的食べやすいのが特徴。
少しずつ噛み砕いて食べることが可能となるからです。
このため、少し硬さが感じられても、細いから食べやすく、チワワのような顎の力が弱い小型犬や老犬向きです。
ワンちゃんに犬用ガムは何歳くらいから与えて大丈夫でしょうか?
一般的な目安は、ワンちゃんの歯が永久歯に生え変わってからがいいとされています。
だから時期としては、6~7ヶ月を過ぎた頃当たりからとなるでしょうが、永久歯に生え変わったか確認して与えるようにすべきです。
また、歯の弱った老犬に犬用ガムは与えて良いのか気になるところです。
噛む力や歯が弱まりだしたシニア犬には、正直言ってあまりおすすめできません。
硬い犬用ガムを噛んでしまえば、歯が欠けたり、ケースによっては顎の骨が脱臼したなどの症例もあるそうです。
でも犬用ガムには、いろいろなタイプがあります。
シニア犬用などと記載されているガムもあり、軟らかいタイプでかつ噛み応えがあるように工夫されています。
食べやすい形状に考慮されて加工されたガムも多いので、あなたのワンちゃんに適したガムを選んであげましょう。
ガムを丸飲みしてしまう危険性は、好きなように食べさせているからです。
確かに理想でしょうが、丸のみの危険が伴います。
そこで、危険防止のために、飼い主がガムを持った状態で与えるのも有効です。
手にガムを持って、愛犬に噛みちぎらせる形で食べさせてあげます。
少し手間がかかりますが、丸飲み防止になる上に、噛みちぎる力も向上できます。
ただしこの方法は、噛みちぎることが出来ないような硬いタイプでは残念ながら不可能です。
愛犬が丸のみする危険ゾーンが、丸のみ可能なサイズに小さくなったときです。
だから、サイズが小さくなり、危険ゾーンに達した段階で一度ガムを取り上げます。
ここまで噛んでもらえれば、ガムは十分効果を果たしてくれました。
後は丸のみ防止のために、安全なサイズに細かくハサミなどで切って与えてあげましょう。
犬用ガムも種類が多すぎて、どのようなガムを選ぶべきか迷ってしまうでしょう。
なかには添加物が大量に含まれるような危険な犬用ガムもあります。
無添加商品でかつ人気のある犬用ガムを紹介するので参考にしてみてください。
ナチュラルバランスの「チューイングボーン」
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ナチュラルバランスは人気の高い有名ブランドで、様々なペットフードを製造して、世界中の人々に支持されています。
「チューイングボーン」は、牛皮を骨の形に成型した硬いタイプの犬用ガムとして特に有名です。
原材料は牛皮100%のガムで、添加物を一切使用していないのが特徴のため、心配無用で愛犬に食べさせられます。
また、嬉しい工夫が噛んでいるうちに徐々に柔らかくなっていくことです。
定番の人気商品です。
「グリニーズ」
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柔らかいタイプの犬用ガムなら一押しが「グリニーズ」です。
緑色なのが特徴だと言えば、ピンとくる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
一般的な骨の形をした犬用ガムとは形状が大きく異なり、実際に犬の歯に適した構造になっている点が大きな魅力。
また、犬種に合わせた万全の幅広いラインナップとなっています。
そのため、チワワなどの超小型犬用のミニサイズから、大型犬用までバッチリ揃っています。
さらに、効果別に種類が豊富なのが最高。
・デンタルケア
・カロリーケア
・口臭ケア
・エイジングケア
・目の健康維持
上記のようにラインナップが整った上に、更なる+αのケアができる商品が取り揃えられており文句なしです。
例えば愛犬がチワワで、歯みがき効果にさらにプラスしてカロリーケアもフォローしたければ次の商品がおすすめです。
【グリニーズ】プラス カロリーケア 超小型犬用(体重2-7kg) 60P
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特徴はスティックタイプのガム。
牛皮100%のガムに、ささみを巻き付けたものです。
本来の牛皮の香りに、さらにささみの香りがミックスされて、食いつき高いですよ。
パッケージに強調されて記載されている通り、無添加の商品だから安心です。
「アイリスオーヤマ」骨型ガム ミルク味
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見た目が定番の骨の形。
甘いミルクの香りが特徴。
大容量のボトル売りなのも特徴の一つ。
ファンも多いガムですね。
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当然無添加。
国産なところも安心。
愛犬の口臭がなくなったなんて口コミも多いガム。
そのため、特定のファンが多くリピーターも多い。