2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にカークランドを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「カークランド」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にカークランドを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
カークランドは、コストコの限定ブランドである「カークランドシグネチャー」から販売されているコストコオリジナルドッグフードです。
コストコは、1976年に飛行機の格納庫を改造して作られた「プライスクラブ」という名前の倉庫店が始まりで、1999年8月30日には、コストコホールセールコーポレーションに社名変更して、米国のナスダックに上場しました。
コストコはアメリカの会員制の倉庫店であり、商品を低価格で購入することができるのが最大メリットです。
したがって、カークランドは低価格で、大容量パックが特徴のドッグフードです。
18.14kgという大容量であるにも関わらず価格を見れば、主原料にラム肉などの肉類を使っている点は、かなり頑張ったフードと感じられます。
通常であればこの手のドッグフードならば、かさ増し目的で、トウモロコシや小麦などの穀類が主原料にくるのが普通でしょう。
ただしいくらカークランドといっても、価格が異常に低すぎ、そればかりに目が行って飛びつくには不安があります。
穀物はメインとまではなっていませんが、安価な穀物がカサ増し目的で使われている可能性は否定できません。
また、副産物不使用との明記もなく、ここまで価格が低いと、肉類もどんな状態のどの部位を使っているのかも不明であり、4Dミートあるいは質の悪い副産物が使われている可能性が疑われてしまいます。
なお、小麦やとうもろこしを使っていない点は評価できますが、穀物は多く、ミートミールやビートパルプ、調味料などの気になる原料も多く含んでいます。
このため、品質を考えるとコスパは決してよいとは一概には言えません。
多頭飼いや大型犬を飼っている飼い主さんには魅力的でしょうが、カークランドのみを常食とせず、他のフードと混ぜたり、ローテの一つに留めるなどがおすすめです。
今回はカークランドのラインナップの中から、「スーパープレミアムドッグフード・ラム」をメインに取り上げて紹介します。
原産国 アメリカ
メイン食材 ラム
価格 18.14㎏(5,670円)
対応年齢 全年齢対応
販売会社 コストコホールセールジャパン株式会社
住所 神奈川県川崎市川崎区池上新町3-1-4
電話番号 044-281-2600
公式サイト http://www.costco.co.jp/p/?lang=ja
成分 含有量
粗タンパク質 23.0%以上
粗脂肪 14.0%以上
粗繊維 4.0%以下
粗灰分 7.5%以下
水分 10.0%以下
代謝エネルギー 365kcal/100g
犬の体重 1日に与える量
~4.5kg 53~80g
4.5~9kg 80~120g
9~13.5kg 120~160g
13.5~18kg 160~213g
18~27kg 213~280g
27~36kg 280g~347g
36~45kg 347~400g
カークランドドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
カークランドは18.14kgという大容量フードで低価格です。
大容量フードで値段を下げようとすれば、多くのフードがかさ増し目的で、トウモロコシや小麦などの穀類を主原料に持ってくるものです。
しかし、主原料がラム肉などの肉類を使用している点は頑張っていると評価でき、犬向きのドッグフードに仕上げています。
カークランドラムは、18.14㎏で5,670円であり、1kgあたりに換算すれば312円と驚異的な安値であり、単純に値段がやすいことは評価できます。
この価格であれば、多頭飼いや大型犬を飼っている飼い主さんが、値段優先で考えれば手放せないフードと言えます。
ただし問題は品質となります。
値段は正直であり、利益を上げるためには価格が安い分、安い粗悪な原料を用いることとなります。
ここでは単純に値段が安い魅力を評価し、品質については「気になる点」の項目で紹介します。
カークランドは、年齢別やメイン食材によって商品が分けられており、豊富なラインナップを誇ります。
このため、あなたの愛犬にあったフードを選らぶことが可能といえます。
カークランドは、高アレルゲンである小麦やとうもろこしなどの穀物は使用していませんが、玄米、米ぬか、米、精製麦という具合に穀物やそれに付随する原料が多く、グレインフリ―ではありません。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、カークランドのように、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用せずに、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
しかし、肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
カークランドは、ラムミールなどミートミール類を多く含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ちなみに、カークランドには、副産物不使用の記載が見当たらないため、値段から推測しても、ミール類のどの部分が使われ、どのように調理されているのかに不安が高まり、副産物となる粗悪な原料が使われている可能性が否定できません。
カークランド スーパープレミアムドッグフード ラム ライス&ベジタブルなどは、最低容量が18.14kgという大容量パックになっています。
この場合、多頭飼いや大型犬を飼っていれば魅力ですが、小型犬を1匹だけ飼っている人には量が多すぎるといえます。
特にカークランドは、酸化防止剤がローズマリーエキスなどの天然成分が使われています。
安全面で評価できる天然成分ですが、賞味期限という面から見れば、開封後の酸化が進み劣化が早まります。
このため、小型犬一頭の家庭では、食べ切るころには酸化による愛犬の健康面が心配となるデメリットが生じることにもなってしまいます。
ドッグフードには、ある程度の範囲の適正価格があると知っておきましょう。
つまり、安くても高くても困ってしまうのです。
安いに越したことがないと思うかも知れませんが、さすがに1kgで1,000円以下の安すぎるフードは問題となるケースが多いのです。
利益をあげなくては成り立たない以上値段は正直であり、安くするためには安い粗悪な原材料を使う必要があります。
このため添加物が大量に含まれたり、安価な穀物をかさ増し目的で使用したり、4Dミートと呼ばれる病気や死んだりした動物の肉で、人間が食べられない規格の肉の粗悪な原材料の使用を疑ってしまいます。
カークランドは副産物不使用との記載がなく、コストコ商法や大容量パックで価格を下げていますが、さすがに1kgあたり312円という値段は、魅力とともに不安が同居してしまいます。
安価な穀物をかさ増し目的で使用したり、4Dミートと呼ばれる病気や死んだりした動物の肉で、人間が食べられない規格の肉の粗悪な原材料の使用を疑ってしまうのは当然でしょう。
カークランドドッグフードは、塩を使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
カークランドに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
原料にフィッシュミールとしか明記されていないため、まったくどのような種類の魚が使用されているのか分かりません。
犬は特定の魚にアレルギーがあって食べられないケースがあります。
特に青魚(サバ、アジ、イワシなど)をアレルゲンとするワンちゃんは多いです。
このため、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載して欲しいものです。
この記載がなければ、魚にアレルギーがある場合、そのフードを選んでもらえないことにも繋がってしまいます。
カークランドには調味料が使用されていますが詳細記載がなく、残念ながらどのような調味料が使われているのかは謎です。
調味料は、通常であれば塩分が多い素材が多いものです。
なお、調味料を用いる意味は、食いつきの悪さを隠すために使用すると思われ、本来ドッグフードに調味料は不要であり、自ら味がお粗末だと告発しているようなものです。
カークランドには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
よく硫酸系の薬剤使用が取り沙汰されていますが、犬の食べ物であるドッグフードにそのようなビートパルプを使用することはできません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません
カークランドにしてからウンチが臭くなりました。
体臭も少し臭う感じがします。
食つきはまずまずです。
だんだん食いつきが悪くなり、飽きたのか1週間程度で食べなくなりました。
夏場は食欲が落ち気味にはなりますが、参りました。
コスパにひかれ購入したのですが、お腹の具合が悪くなり、下痢になりました。
大容量でまだ残っており、困ってますが仕方ありませんね。
値段から考えても、何かあまり消化のよくない原料が含まれていたのでしょうかね。
多頭飼いなので購入したけど、粒が大きくて食べにくそうです。
確かに安くて魅力ですが、毛並みがパさついてきました。
便のニオイも臭くなったし、やはり値段は正直かなと感じています。
食いつきはまずまずいいのですが、太ってしまいました。
肌が少し荒れてきた感じがあり、体を痒がりはじめています。
涙やけが悪化しました。
合わなかったみたいです。
やはり、かさ増し目的で穀物が入っていたのかなと心配になりました。
もうリピしません。
価格の割には良いフードだと思います。
食いつきは良く毎回完食です。
ただし栄養価とか少し心配もあるので、ローテの一つとして活用しています。
カークランドで家計を援助する分、他のローテフードは評判の高いプレミアドッグフード(モグワン)を与えています。
大型犬を飼っている家庭では、大容量で安価なカークランドは魅力だと思います。
コストコに行かなくても、Amazonや楽天で買えるのは便利です。
コストパフォーマンスが最高ですね。
ガツガツ食べて完食してくれます。
お腹の調子も良く問題もなし、続けて与えてあげますよ。
カークランドの評価は、コストパフォーマンスの良さにつきますね。
大型犬や多頭飼いの家庭から高い指示を得ています。
食いつきが良い、毛並みもよくなったという声も結構聞こえてきます。
反面、口コミを見ていると、原料に不安を抱いている人が多いのも事実みたいです。
口コミ内容でも、アレルギー体質が改善したとかいう声はほとんどありません。
お腹の調子が悪くなり、軟便になったという声も多く、ビートパルプが配合されているのも、この当たりの問題を抑える対策かも知れません。
安さにウエイトを置いたコスパ重視のドッグフードと言えるでしょう。
また、小型犬には粒が大きくて食べにくいとの声も多く、元来この大容量は、小型犬向きではありません。
小型犬の飼い主さんの場合、友人と一緒に購入するなどの工夫が必要かもしれませんね。
・コスパ重視でフードを選んでいる
・友人と共同で購入が可能
・安くて食いつきが良いフードを望む
・18.14kg、6,649円
・9.07kg、3,787円
・12kg、4,460円
・9.07kg、3,500円
・15.87kg、6,410円