2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にユーカヌバを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ユーカヌバ」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にユーカヌバを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ユーカヌバ(eukanuba)とは、「トップ・最高」という意味を持つ通り、ロイヤルカナン社の製品の中では最高級のドッグフードです。
第1~2主原料にお肉を使っているところが評価できます。
低価格で大容量サイズもあるため、ブリーダーからも愛用されています。
ユーカヌバは、2018年の秋頃に原材料の一部がリニューアルされました。
ここでの最大の変化が、一番の問題対象であった致死量がある酸化防止剤の「BHA」と「没食酸子プロピル」が排除され、ミックストコフェロール、ローズマリーエキスという天然由来成分となったことです。
これで大きくポイントアップしましたね。
しかしユーカヌバは、原材料には高アレルゲンで消化も悪い小麦やとうもろこしを含み、動物性油脂やビートパルプなどの気になるものが多く含まれています。
タンパク質も低めで栄養価も低いフードといえます。
ラインナップは豊富で全部で21種類もあり、年齢&サイズ別、犬種別などと細かく分かれ、あなたの愛犬に合ったフードを見つけることが可能です。
今回は、ラインナップの中から、「アダルトラム&ライス成犬用 中・大型犬用」をメインに取り上げて紹介します。
原産国 ポーランド
メイン原料 鶏、七面鳥、ラム肉
価格 7.5kg(5,844円)
13.5kg(8,650円)
賞味期限 未開封の場合18か月、開封後は1か月
販売会社 ロイヤルカナン ジャポン合同会社
住所 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 7階
電話番号 0120-926970(ロイヤルカナンお客様相談室)
公式サイト http://www.eukanuba.jp/
成分 含有量
タンパク質 22.0%以上
脂質 13.5%以上
粗繊維 2.6%以下
灰分 8.4%以下
水分 9.0%以下
カロリー 389kcal/100g
ユーカヌバは、第一主原料に肉を使用しています。
犬は本来肉食であり、健康維持には動物性タンパク質を豊富に摂取する必要があります。
安価なフードでは、どうしてもメイン原料に穀物が多くなるなか、ユーカヌバは、しっかりメイン原料が肉である犬向きのフードとなっています。
ユーカヌバの酸化防止剤は、安全な天然由来成分のミックストコフェロールとローズマリーエキスになりました。
これは、前文でも紹介したように、リニューアルによって危険な「BHA」と「没食酸子プロピル」が排除されたためです。
これでワンランク評価がアップしましたね。
ただし、効果が弱い天然由来成分のため開封後は、1ヶ月以内で使用してください。
ユーカヌバには1袋15kg程度の大容量サイズの「ブリーダーパック(いわゆる業務用)」があります。
Amazonや楽天などの通販サイトで購入することが可能です。
このため、多頭飼いや大型犬を飼う家庭には大きな魅力といえます。
ただし先ほども述べたように、開封後1ヶ月以内に使い切れる量を購入するように注意しましょう。
ユーカヌバは、アレルゲンが高い穀物である小麦やとうもろこしが含まれており気になります。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
ユーカヌバにはフードの表面に吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
ユーカヌバには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
よく硫酸系の薬剤使用が取り沙汰されていますが、犬の食べ物であるドッグフードにそのようなビートパルプを使用することはできません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
ユーカヌバで下痢気味の軟便になりました。
ニオイも凄く臭く感じます。
食いつきがよくありません。
好物のササミを加えて何とか食べさせている状態です。
リニューアルしたら食べなくなってしまいました。
量も減りましたね。
よく食べてくれますが、便の臭いがきつくなりました。
さらに、目やにが増えてきたように感じ気になります。
ブリーダーに紹介されずっとパピー期から継続しています。
良く食べるので、値段が安くて助かります。
おかげでうんちの状態なども良く、元気一杯です。
美味しそうにいつも完食してくれます。
リニューアルされてからも問題なくよく食べてます。
毛並みなどもとてもいいですよ。
安いのに、肉メインなのが魅力です。
ローテの一つにして回しています。
安くて美味しそうに食べてくれます。
何と言ってもその犬専用のフードがあるのは安心で魅力的です。
良い口コミとして圧倒的に多い声が、リーズナブルな価格ということです。
さらに安くて肉がメインなのが評価できるという声が加わります。
確かに安価なドッグフードでは、メインが穀物であることが多いなか、この価格では頑張っている印象があります。
以前の致死量がある酸化防止剤の「BHA」と「没食酸子プロピル」が含まれていた段階では、健康を害するフードと言えましたが、リニューアル後は、値段で割り切れば、ローテの一つや、他のフードに加えるなどの利用の仕方で購入してみても面白いフードとなってきましたね。
それでも高アレルゲンで消化が悪い、小麦やトウモロコシが含まれており、下痢や軟便になったとの声も多いフードです。
お腹が弱い子には向いていないし、アレルギー反応には十分注意が必要と言えます。
・リーズナブルな価格で肉をメインにしたフードを探している
・犬種別のフードを探している
21種類あり、動物タンパク源は鶏・七面鳥で、ラム&ライスシリーズはラム肉が加わります。
小型犬用・1歳以上
中型犬用・1歳以上
大型犬用・1歳以上
小・中型犬用で、生後約12ヶ月まで
大型犬用で生後約24ヶ月まで
全犬種用で、生後約12ヶ月まで
小型犬用で1歳以上
中型犬用で1歳以上
大型犬用で1歳以上
小型犬用で1歳以上
中・大型犬用で1歳以上
小型犬で7歳以上
中型犬で7歳以上
大型犬で5歳以上
小型犬で11歳以上
全犬種で7歳以上
成犬用で1歳以上
トイ・マンチェスター・テリアとミニチュア・ピンシャーにも適しています。
成犬用で1歳以上
コーギー、ダンディ・ディンモント・テリア、オーストラリアン・テリア、スカイ・テリア、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンにも適しています。
成犬用で1歳以上
シーズー、マルチーズ、ヨークシャー・テリア、ペキニーズ、ハバニーズ、ラサ・アプソ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルにも適しています。
成犬用で1歳以上
ゴールデン・レトリーバー、フラットコーテッド・レトリーバー、カーリーコーテッド・レトリーバー、チェサピーク・ベイ・レトリーバー、アイリッシュ・ウォーター・スパニエルにも適しています。
・プレミアムスポーツジョギング&アジリティ
全犬種用で1歳以上