2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にいつものごちそうを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「いつものごちそう」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にいつものごちそうを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
いつものごちそうドッグフードは、「ごちそう」なんて大層な名前をつけていますが、残念ながら食材レベルは最低です。
ウリはひたすらコストパフォーマンスの高さに訴える類のフードです。
この方針ならば、もっと徹底すべきと感じますね。
見栄えの良さの着色料を使用していますが、まったく不要で、このような添加物は無くしてさらなる値段の低下を目指したほうが良いと思います。
同様に、値段の安さで勝負するライバルフードも多いですからね。
メイン原料は穀類で、高アレルゲンの3大穀物とされるとうもろこし、小麦、大豆もそろい踏みで大量に含まれています。
肉類はミール類であり、値段から推測しても副産物の使用が否定できません。
BHT・BHAのような発がん性の疑いがある健康を害する添加物が含まれていないところが、唯一の救いと言えます。
今回は「成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り」をメインとして紹介していきます。
原産国 日本
メイン食材 穀類
価格 2.5㎏:518円
7.0㎏:1,240円
販売会社 ペットアイ株式会社
住所 栃木県栃木市大平町土与215番地
電話番号 0282-22-4186
成分 含有量
たんぱく質 18.0%以上
脂質 6.5%以上
粗繊維 5.5%以下
灰分 8.0%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 0.8%以上
リン 0.6%以上
リノール酸 1.0%以上
ビタミンA 5,000IU/kg以上
ビタミンB1 1.0mg/kg以上
ビタミンB2 2.0mg/kg以上
代謝エネルギー 320kcal以上/100g
いつものごちそうは、着色料を使っていますが、合成保存料、香料、防腐剤などの人工添加物は使っておらず、特に健康を害するような添加物は無使用です。
酸化防止剤も天然由来成分であるミックストコフェロールやハーブ抽出物を使用しており安心できます。
いつものごちそうの成犬用 ビーフ・レバー・野菜入りは、2.5㎏で518円であり、1kgに換算すれば207円と驚異的な低価格です。
もちろんこれは安価な穀物主体のフードとなっているためであり、値が張る肉類もミート使用で、値段から推測すれば副産物の粗悪なモノが使用されている可能性が否定できません。
このため、単独使用では栄養不足が懸念されますが、他のフードに混ぜたり、肉類をトッピングするなどの工夫を行えば、値段の安さが魅力を発揮します。
いつものごちそうドッグフードには、高アレルゲンとされ3大穀物と称される大豆・小麦・トウモロコシの3つともが使用されており気になります。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこし、大豆などのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です
いつものごちそうにはフードの表面によく吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、どのような種類の動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
コーングルテンとは、とうもろこしからデンプンを取り除いたものを刺し、安価なドッグフードによく用いられています。
コーングルテンは、アレルゲンになりやすく、消化も悪く、遺伝子組み換え作物が用いられている可能性もあり、犬に適した食材とは言えません。
また、糖質が多めなため、肥満の原因になる可能性が危惧されます。
いつものごちそうは、ミートミール類を多く含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
いつものごちそうのタンパク質は18.0%以上であり、脂質も6.5%以上とどちらも少し低めです。
タンパク質は子犬期であれば30%以上、成犬期であれば25%以上、脂質も最低でも10%は欲しいものです。
ちなみに、AAFCO(米国飼料検査官協会)によるタンパク質の最低基準は、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上であり、脂質は子犬用基準8.5以上、成犬用基準5.5以上となります。
このため、成長期の子犬や、運動量の多い活発なワンちゃんには不向きといえます。
また、低脂質フードが良いと言われていますが、脂質はエネルギー源なので低いと元気がでません。
脂質が6.5%しかないようなフードを食べ続けていれば、脂質不足となってしまう恐れがあります。
食いつきが悪く苦労しています。
値段に魅力を感じて購入していますが、結局食べさせるために好物のササミを加えたりしており、あまり値段にこだわる意味がありません。
いつものごちそうにしてから、皮膚があれて痒みが出てしまいました。
可哀そうに、血が出るほど前足で引っ掻いています。
いつものごちそうを与えるようになってから軟便が続いています。
毛並みもパサついてきた感じであり、やはりここまで値段が安いと栄養面に問題ありかなと感じています。
国産フードで安価なので重宝しています。
美味しそうにガツガツ食べて元気一杯です。
うちではローテの一つとして活用しています。
もう1年以上与えていますが、食べっぷりもよく元気にしています。
ウンチの状態なども快調です。
まさしく値段の安価さが魅力一杯のフードであり、逆に言えばこれが唯一のメリットですが、多頭飼いや大型犬を飼っている家庭では強い味方といえます。
しかし栄養面は不安一杯のフードのため、成長期の子犬への摂取は止めて、常食とせずにローテの一つとしたり、他のフードに混ぜるなどの工夫した使用がおすすめです。
穀物がメインなので、お腹が弱いワンちゃんも止めておくのが無難です。
使用する際は、慎重に愛犬の体調を確認し、不調が感じられれば直ぐに使用を中止しましょう。