ワンちゃんのドッグフードを調べてみると、ピンキリの値段の差が生じています。
私たちが商品を買う場合、値段は一つの指標になります。
スーパーマーケットでは、何十円引きなどというラベルを貼って、商品の値引きが実施されていることがよくあります。
これは賞味期限が少なくなったため、値引きをして優先的に買ってもらおうと、お店サイドが考えてた作戦なわけです。
賞味期限が切れてしまえば、商品価値がなくなり売ることができなくなるからです。
だから多少値引きしても、売ってしまうことに店側としては、価値があると判断するわけです。
したがって、お客である消費者にとっては、値引き商品を買ってすぐに食べることができればお得です。
このように、価値が下がってくれば、値段も比例して下がるわけです。
だから必ずしも値段が安いことは、消費者にとって利益ばかりとは限りません。
同じ商品に、値段の差が生じるケースにおいては、当然ながらそれなりの理由が存在するわけです。
だから最初に、ドッグフードの値段がピンキリだと述べましたが、安いラッキーなんて甘い考えで、飛びついていてはダメだということです。
当然ながら、値段が安いということは、その理由を考えなくてはいけません。
普通に考えれば、原材料が粗悪だと想像がつきますね。
獣医さんとドッグフードの話題を話す機会があったのですが、ワンちゃんに元気で長生きしてもらいたい場合、一番の問題はご飯だと言っていました。
もちろん毎日の散歩なども大切です。
しかし何といっても体を作る栄養源は、ご飯から生まれるわけです。
食事が粗末では、長生きは無理なのです。
日本は有数の長寿国となりました。
医学の進歩もありますが、食べ物が裕福な恵まれた国だからです。
未だに、アフリカなどの貧困に苦しむ諸外国では、平均寿命は短い。
日本でも江戸時代あたりでは、人生50年などと言われていました。
これは、ご飯による栄養の差なのです。
ワンちゃんが、栄養の高いご飯を食べているかどうかを見分けるのに、一番分かりやすく出る特徴が、毛並みの質の差だと言います。
栄養価の高いドッグフードと、値段の安い栄養価の低いドッグフードを食べ続けているケースでは、毛並みの質がぜんぜん違ってくるそうです。
我が家のチワワは、チワワのロングコートなのですが、ちっとも毛が伸びてきませんでした。
獣医さんの話では、血統の問題でそのようなケースは生じるらしく、購入時に確認しておくチェックポイントだと言ってました。
また安価な栄養が悪い、ドックフードを与えていると伸びにくいこともあるそうです。
思わず我が家のドックフードを考えてしまいました。
例えば、スーパーマーケットで肉が売られています。
高級ブランドの松坂牛であれば、100gあたり何千円かもしれません。
通常人間の食べる肉の場合、どれだけ安くても100gあたり100円ぐらいはするものです。
もしも仮に、100gあたり10円なんて値段のお肉が売られていたならば、あなたはどうしますか?
世間相場から判断すれば、絶対何かわけありに違いありません。
ましてや口に入れて食べる食品です。
ほぼ全員が、怖くてなかなか購入出来ないことでしょう。
もちろん私であれば、絶対そのような肉は買いません。
肉の値段が、100gあたり10円なんて、一般相場ではあり得ない値段なのです。
ところが、そのあり得ないはずの値段で問題無く売られているものがあります。
そうです。
ドックフードなのです。
自分であれば怖くて買えないような値段の肉を、犬だったら平気で食べさせる。
これはどう考えてもおかしいはずですよね。
ワンちゃんは可愛い愛犬。
可愛がって飼っていれば、家族同然のはずです。
ではなぜ平気でそのようなことが、起こってしまっているのでしょうか。
それは安価なドックフードを購入している人が無知であり、真実に気づいていないからなのです。
先ほど、肉の値段が、100gあたり10円と話ましたが、ディスカウントストアなどでは、原材料が肉中心のドッグフードが、10kgで1000円以下で売られているからです。
単純に計算すればそうなるわけです。
もちろん材料は肉だけではないでしょう。
通常、1cm四方の塊であり、見た目では使用されている材料までは分かりません。
しかし見た目の主流は、乾燥した肉のかたまりという感じでしょうか。
どのような物であれ、実際には小売価格とは、ペットフードメーカや卸業者の利益が出なければなりません。
さらに加えて、様々なコストが含まれます。
ざっと主なところを考えても、加工費、流通費、広告費、パッケージ代なんてところが必要となります。
このように社会の仕組みを考えれば、原材料費はさらに安くなる道理です。
仮に半分のコストが、原材料費以外にかかるとすれば、100gあたり5円になってしまいます。
何とディスカウントストアなどで売られているドックフードの値段を、少し考えてみただけでも、このようなことが分かってくるのです。
つまり先ほどもいいましたが、あなたは果たして100g5円の肉が安心して買えますかということなのです。
このように冷静に考えれば、ドッグフードに使われている肉の質が想像できてしまいます。つまり、タダ当然の悪質な肉であるとの解答が生じるわけです。
ここで生じる疑問が、そんなただ同然に等しい肉を、ペットフードメーカーはどのような手段を用いて手に入れているのかです。
あなたは、4Dミートって、知っていますか?
多分知らない人の方が多いと思います。
一般的には、まだほとんど知られていないからこそ、安価なドッグフードが売れているのだと私は思います。
・Dead (死んだ動物の肉)
・Dying (死にかけている動物の肉)
・Diseased (病気にかかっている動物の肉)
・Disabled (けがなどの障害のある動物の肉)
上記の4つの頭文字をとって、4Dミートと呼ぶのです。
4Dミートは当然ですが、人間に対する食用としての使用は禁止されています。
人間に禁止されている物が、ワンちゃんのご飯には平気で使用されているわけです。
どうですか、このような事実を知れば、ディスカウントストアなどの安価なドッグフードは、買う気など失せるのではないでしょうか。
よく自動車で走っていると、動物がはねられて死んでいたりします。
噂ですが、そのような死骸も、このような安価なドッグフードに使用されるそうです。
つまり本来であれば捨ててしまうはずの、そのようなものが使われるから、あんな安価な値段が生まれるのです。
肉副産物というものをご存じですか?
肉副産物とは、本来であれば捨てられる部位を寄せ集めたものです。
つまり、肉自体というより、肺、肝臓、胃、腸、血液などの部位であり、ひどいケースだと糞尿などもそのまま混ぜられるそうです。
そのため、ドッグフードの原材料に副産物と表記されていれば要注意です。
ただし、副産物は含まれていても、表記されないことも多いと知っておきましょう。
また、鶏肉と表記されていても安心してはいけません。
どのような状態で飼育された鶏なのかというところまで、本来であれば注意する、原材料を見抜く力が必要となります。
鶏肉といえば、ブロイラーである可能性が高いのです。
ブロイラーであれば、放し飼いしている鶏と比較して危険性が増します。
ブロイラーの飼育方法は、多くのケースにおいては、1坪あたり50~60羽も詰め込んだ過酷な環境で飼育されています。
そのために病気になりやすく、それを防止する手段として、抗生物質などの大量投与がなされています。
出荷段階においては、残留物質の検査が行われており、問題になるような鶏肉が市場に出回ることはまずありません。
しかしながら検査に不合格となる、高濃度の薬物残留鶏肉は、ペットフード用となるのです。
ドッグフードの賞味期限に、疑問を感じたことのある飼い主さんは、はたしてどの程度いるのでしょうか?
今すぐあなたが使用しているドッグフードの賞味期限を、チェックしてみてください。
どうでしたか?
多分1年以上もあったことでしょう。
2年以上なんてものも結構あります。
ワンちゃんにとっては、ドッグフードは主食です。
つまり一番大事な食べ物。
人間に転換して考え直してみてください。
人間が主食として食べる食品では、まずこのような長期の賞味期限の食べ物などあり得ません。
缶詰などは比較的長持ちしますが、それは封を開けるまでのことです。
通常の食品であれば、封を切って常温放置すれな、まず2~3日しか持ちません。
すぐにカビなどが生えてきます。
しかしドッグフードを考えてみてください。
封を切ったところで、1週間常温放置してもびくともしません。
これはある意味異常なことです。
その理由は、抗酸化剤をはじめとするが合成保存料が大量使用されているからです。
当然ながら、抗酸化剤は人間の食品には使用禁止です。
このように説明してきたように、本当にドッグフードは恐ろしい商品が目白押しです。
無知とは怖いものですね。
しかしながら、安心できる素晴らしいドッグフードだってたくさんあるのです。
例えばヒューマングレードのドッグフードであれば、人間が食べても大丈夫なのです。
つまり、人間が食べられるレベルの原材料を使ったものであるわけです。
そうなれば、間違いなく安全で安心ですね。