あなたはワンちゃんにどんな時におやつを与えていますか?
自分の立場に立って考えてみるといいですよ。
栄養は3度のご飯でOKですね。
ワンちゃんも同様にドッグフードを食べていれば、栄養は満たされています。
疲れた時にちょっと甘い物が食べたくなったり、食後のデザートで食べたい。
結論を言えば、おやつって美味しいんですよね。
でもちょっと食べ過ぎるだけで、すぐ太ってしまったり、あまり間食ばかりするのもよくありません。
本来のメインのご飯の量が減って、栄養バランスが崩れてしまいます。
実は今述べたことが、そのままワンちゃんにも当てはまります。
ワンちゃんもおやつは美味しいから大好物です。
犬は自分では食べられませんが、飼い主が甘やかしておやつをあげれば、間違いなくあげただけ全部食べてしまいます。
そうなれば、すぐにおデブになって肥満犬です。
メインのドッグフードの食べる量も減り、健康面にも不安が生じてきます。
だから当然ですが、おやつは無暗矢鱈にあげてはいけません。
しかしおやつを上手く活用すれば、大きな武器にすることができます。
つまり、しつけの道具やワンちゃんとスキンシップを楽しみ仲良くなる道具として使うのがおすすめなのです。
おやつはそのワンちゃんが必要とするカロリーの10~20%以内に抑えるべきと知っておきましょう。
チワワはただでさえ少食です。
小型犬はどうしても胃が小さいから、量が食べれません。
おやつを少し食べ過ぎただけでも、大切なメインのフードが食べられなくなってしまうことも多いと認識しておきましょう。
また中には、美味しいおやつの味を占めてしまい贅沢になり、おやつばかり欲しがり、フードへの食いつきが悪くなるケースもあります。
1日の摂取カロリーの計算式
(体重×30+70)×指数=摂取カロリーkcl/日
※「体重」とは、その犬の適正体重です。
適正体重とは、一般的には生後から1~2年頃の体重といわれています。
「え~そんなの分からない」という飼い主さんの声が聞こえてきそうですね。
その場合は、取り敢えず現在の愛犬の体重で計算してみましょう。
「指数の考え方」
子犬(パピー)・・・ 生後4ヶ月までは3.0、生後4ヶ月~1年までは2.0
成犬(シニア)・・・ 避妊去勢なしの場合は1.8、避妊去勢済みの場合は1.6
肥満傾向の成犬・・・避妊去勢なしの場合は1.4、避妊去勢済みの場合は1.2
中高齢犬・・・・・・避妊去勢なしの場合は1.4、避妊去勢済みの場合は1.2
減量中の犬・・・・・1.0
※中高齢犬は7才以上
ウチのチワワのビビを例にして、タイプ別に必要カロリーを一覧表にまとめてみました。
何となくイメージが湧くと思うので参考にしてみましょう。
ウチのチワワのビビは、6歳で体重2.7kgです。
タイプ別 | 1日必要(受容おやつ)カロリー | 計算式 |
子犬(パピー) | ||
生後4ヶ月まで | 453(45~90)カロリー | (2.7kg×30+70)×3 |
生後4ヶ月~1年まで | 302(30~60)カロリー | (2.7kg×30+70)×2 |
成犬(シニア) | ||
避妊去勢なし | 272(27~54)カロリー | (2.7kg×30+70)×1.8 |
避妊去勢済み | 241(24~48)カロリー | (2.7kg×30+70)×1.6 |
肥満傾向の成犬 | ||
避妊去勢なし | 211(21~42)カロリー | (2.7kg×30+70)×1.4 |
避妊去勢済み | 181(18~36)カロリー | (2.7kg×30+70)×1.2 |
中高齢犬(7歳以上) | ||
避妊去勢なし | 211(21~42)カロリー | (2.7kg×30+70)×1.4 |
避妊去勢済み | 181(18~36)カロリー | (2.7kg×30+70)×1.2 |
減量中の犬 | 151(15~30)カロリー | (2.7kg×30+70)×1 |
どうやらウチのチワワだと1日にあげるおやつ量は、30カロリーぐらいが妥当そうだとイメージできました。
1日にあげられるマックスを把握して、ルールを決めて適量を与えるようにしましょう。
フードを嫌がり、おやつばかりチワワが欲しがってしまうケースでは、どんなに鳴いたりしてねだられても、強い態度で示して「ダメ」と言い聞かせ、ダメなことを示しましょう。
おやつを上げるタイミングをルールづけして、決めておくことが大切です。
嗜好性の高いおやつは美味しい分、味が濃かったりしてカロリーが高めです。
しっかりおやつのカロリーを把握しておかないと、少しの量のつもりが、思った以上に高カロリーがあったなんてことにもなりかねませんので、十分注意しましょう。
一番の悪影響は肥満でしょう。
また、おやつを食べ過ぎ、肝心のフードを食べる量が減ってしまうなんてこともあり得ます。
特にチワワなどの小型犬は少食なので要注意です。
またおやつは甘いイメージから、愛犬の虫歯を心配される飼い主さんもいます。
しかし、おやつが原因で虫歯になることはまずありません。
メーカーだってそんなに糖分を含むおやつは作っていません。
だって影響が出てしまうようなおやつだと、売れませんからね。
これが実は、人間のお菓子であれば美味しければ売れます。
ところがワンちゃんのお菓子は売れません。
何故だか分かりますか。
食べるのがお菓子を実際に買う飼い主でなく、ワンちゃんだからです。
ワンちゃんは喋れないから、美味しかったなんて返事は返ってきません。
当然飼い主は、ワンちゃんのおやつなんて食べませんから、味がわからないのです。
だから実際あまり味にはこだわりません。
それより含まれる糖分量とかが、購入判断に影響するのです。
実はワンちゃんの歯は、虫歯になりにくいのです。
その代わり歯石が付きやすく、歯周病になりやすい特徴があります。
だからチェックポイントは、歯に付きにくいおやつを選ぶことです。
歯磨きガムなんておやつもあるので、おすすめですよ。
・無添加であること
・固さがあり、噛み応えがある
・ドッグフードと異なる栄養素が有る
愛犬の健康は大切。
ドッグフードは一生懸命、健康に良いものを選んでいるのに、おかしだとついうっかり無頓着なんて飼い主さんもいるみたいです。
添加物・防腐剤・着色料などが含まれていない無添加のおやつにこだわってあげましょう。
また、柔らかいおやつは避けてあげるのがベターです。
歯にくっついて、歯垢や歯石の原因になってしまいます。
さらに固いおやつで、アゴを鍛えるのも大事ですよ。
実は今の時代、ワンちゃんのおやつもとても工夫されており、いろんな商品があります。
ここで少し頭を絞って、メインのドッグフードと異なる特徴を持った、栄養素のお菓子を選んであげるのがとってもおすすめです。
メインフードであれば、動物性タンパク質は十分のはずです。
だからお肉なんてところからは、目を切り離すのです。
そして、「乳酸菌」「チーズ」なんてものに注目してもらいたいです。
後はまあ定番ですが、「果物」「野菜」ってところ。
「ハーブ」なんてあれば面白いですね。
チワワ向きの売れ筋おやつを紹介します。
おやつは、フードと一線を異にする体に良いものなどを選んでみたいものです。
「和の究み 歯みがきガム」
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おやつを食べてもらうことで、歯磨き効果があるなんて嬉し過ぎですね。
獣医師によって開発された歯みがきガムです。
歯垢や歯石の付着を、ガムを噛んでいるだけで取り除く効果があります。
小型犬にも食べやすいように、一つの大きさが小さくて、チワワにおすすめです。
「ホワイデントスティックS」
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口臭予防と歯磨き効果があります。
フードを食べた後で与えれば、歯垢をおとしてくれます。
どうしても、歯磨きを嫌がるワンちゃんが多いので、特にそんな愛犬にはおすすめです。
「グリニーズプラスカロリーケア」
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グリニーズシリーズと言えば全世界で有名。
何とこちらの商品は、日本の犬に合うように作ったとされる歯磨き専用ガムです。
歯垢を落とし、口臭を予防。
噛む力が弱いチワワにおすすめなのが、こだわりで体重別に商品が揃っていることです。
「わんこのリモナイト超小粒ソフト」
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超小粒と名称についているように、超小型犬向きの柔らかいおやつだからチワワは見逃せません。
便の臭いや体臭・口臭に効果があるのが嬉しい特徴。
これは、消臭効果作用がリモナイトに含まれる鉄分にあるからです。
「さつまいもボーロ」
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定番のボーロは、是非常備させたいおやつですね。
ボーロを買うなら「さつまいもボーロ」をおすすめしたい。
とにかくお腹にやさしく、生後2ヶ月過ぎからOK.
便の臭いを食物繊維やオリゴ糖の効果でシャットアウト。
8パックに小分けされているのが最高に便利で、使い勝手が抜群です。