2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にプロネイチャーホリスティックを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「プロネイチャーホリスティック」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にプロネイチャーホリスティックを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
プロネイチャーホリスティックドッグフードは、名前から分かるようにホリスティック栄養学を採用したホリスティックフードであり、アース・バイオケミカル株式会社という日本の会社が製造販売しています。
ホリスティック栄養学の考え方は、様々な自然食材を組み合わせることによって、犬の持っている本来の力を最大限に引き出すというものです。
そのため、35種以上の自然食材とオーガニック食材を組み合わせたカナダ産のフードです。
様々な自然食材の組み合わせにより、「おいしさ」・「自然」・「機能性」それぞれに高い質を求め組み合わせを実現したプレミアムフードとなっています。
しかし、35種以上もの自然食材を使用していると、危険な原材料は使われていないのか心配になってしまいますね。
確かにチキンダイジェスト、食塩などの気になる原材料も含まれていますが、基本的には副産物不使用のコスパのよいフードといえます。
第一原材料は肉類である生肉(魚)を使用しており、犬に適したドッグフードと言えます。
成分については、タンパク質がやや少ないという印象を受けます。
また、ワンちゃんが苦手とする玄米や麦などの穀物の使用量も多く、炭水化物の割合が多く、カロリーも高めなので太り易いドッグフードになっています。
穀物が気になる方は、ラインナップの中で唯一「ダック&オレンジ」が、穀物不使用となっているのでおすすめです。
プロネイチャーホリスティックは、公式サイト及び楽天やAmazonでもほぼ現在購入することができないようであり、利便性は高くないといえます。
今回はラインナップの中から「成犬用 サーモン&玄米」をメインに取り上げて紹介します。
原産国 カナダ
メイン食材 フレッシュサーモン
価格 2.72kg(2,500円)
賞味期限 未開封なら6ヶ月、開封後は1ヶ月
販売元 アース・アース・バイオケミカル株式会社
住所 東京都江東区亀戸1-5-7 錦糸町プライムタワー15 階
電話番号 03-6361-2750
成分 含有量
粗タンパク質 22.00%以上
粗脂肪 12.00%以上
粗繊維 4.00%以下
粗灰分 8.00%以下
水分 10.00%以下
ナトリウム 0.30%以上
カルシウム 1.00%
リン 0.70%
カリウム 0.6%
ナトリウム 0.3%
タウリン 0.1%
ビタミンA 25,000IU/㎏
ビタミンD 2,000IU/㎏
ビタミンE 150IU/㎏
代謝エネルギー 395㎉/100g
プロネイチャーホリスティックは、ホリスティック栄養学を採用して、その考え方に基づいて作られたドッグフードです。
そのため、、様々な自然食材を組み合わせることによって、犬の持っている本来の力を最大限に引き出すため、35種以上の自然食材とオーガニック食材を組み合わせたフードとなっています。
様々な自然食材の組み合わせにより、「おいしさ」・「自然」・「機能性」それぞれに高い質を求め組み合わせを実現したプレミアムフードに仕上げているわけです。
プロネイチャーホリスティックはコスパが良いフードですが、しっかり第一原材料に肉類である生肉(魚)を使用しています。
プロネイチャーホリスティックの価格を見ると、安価な穀物を第一原材料にしていても不思議ではありませんが、しっかりこだわって、肉食であるワンちゃんに適したドッグフードにしています。
プロネイチャーホリスティックを生産する工場は、HACCP(ハサップ)に準拠した安全な工場です。
HACCPはアメリカではじまった食品の衛生管理に関する手法であり、HACCP認証されると、食品の包装や外箱などに「HACCP」というマークが付いています。
あなたも多分見たことがあるはずですよ。
HACCPとは、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という言葉の略語であり、食品を製造する際に安全を確保するための管理手法のことです。
日本語ではそのまま「危害分析重要管理点」と訳されています。
HACCPの特徴は、危険の事前察知です。
このため、原材料の段階から加工、出荷に至るまで常に起こりうる危険を事前に予測・分析して、対策を行う安全管理システムです。
例えば、異物混入が起きやすいのはどの工程であるかを事前に予測・分析して、被害を未然に防ぐのです。
このため、今まで行っていた、既に起きていた危険を確認する製品の抜き取り検査による安全確認とは大きく違うといえます。
プロネイチャーホリスティックは、2.72kgで2,500円、1kg当たりに換算すれば919円となり、第一原材料に肉類を使用し、さらに多くの自然食材を使用している点を考えると1,000円を切る価格は脅威的です。
ドッグフードを長く継続するためには、やはり価格は大きな問題となります。
通常、値段が高くなる理由は、原材料と製造工程の違いです。
市販の安価なドッグフードには、かさ増し材料として穀物や、4Dミートと呼ばれる人間は食べられないような廃棄すべきレベルの素材及び添加物が大量に使用されています。
このため単価が下がり、値段が安くなっているのです。
ドッグフードには、ある程度の範囲の適正価格があると思えます。
つまり、安くても高くても困ってしまうのです。
安いに越したことがないと思うかも知れませんが、さすがに1kgで1,000円以下の安すぎるフードは問題となるケースが多いです。
添加物が大量に含まれ、粗悪な原材料を疑ってしまいます。
良質な原材料を使用すれば、価格が上がりますが、あまりにも高いケースでは、適正価格かどうか疑念が湧いてしまいます。
その点プロネイチャーホリスティックは、限界点まで価格には頑張っているフードだと感じます。
チキンダイジェスト(加水分解鶏肉)とは、タンパク質をアミノ酸のレベルにまであらかじめ分解した鶏肉のことです。
このように分解することで、アレルギー反応が起こりにくく、消化にもよいというメリットがあります。
ただし、一般的に加水分解の方法としては、塩酸を用いるため心配が生じます。
分解が終わった後の塩酸は、通常アルカリで中和することで食塩のかたちで除去しますが、
塩酸などによる酸分解によって製造されているケースでは、発がん性物質が含まれる危険性が指摘されています。
このため、ドッグフードのように毎日長期的に摂取する場合は危険性が高まり、また、腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性もあります。
したがって酸分解によって製造されている場合、発がん性物質が含まれています。
また、長期的に摂取すると腸内細菌のバランスを崩してしまうかもしれないので注意が必要です。
本来、チキンダイジェストのようにリスクが生じる可能性の原料については、説明書きなどで詳細説明しておくものですが、それがないので気になります。
プロネイチャーホリスティックには、食塩(食)が含まれています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
プロネイチャーホリスティックに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
そのためできれば、当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯のため、長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩の使用目的として、「嗜好性を高めるために塩を使用している」などとよく言われています。
確かにこれも理由の一つとなるでしょう。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
ただしそのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
そのため、塩などで直接塩分をとる形のフードには、少し改善を望みたいと思います。
プロネイチャーホリスティックドッグフードは、チキンミールを使用しています。
通常、「ミール(粉)=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から食用脂を抽出する工程から生まれる最後の残りカス(獣脂カス)です。
ミール(粉)と表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ちなみに、プロネイチャーホリスティックでは公式サイトに説明書きがあり、しっかりと「チキンミール」には副産物を使用していないと明記されており安心できます。
プロネイチャーホリスティックは、炭水化物の割合が多く、カロリーも高めなフードといえます。
そのため、給与量や運動にも注意を払い、愛犬を太らせてしまわないようにしましょう。
プロネイチャーホリスティックの「成犬用 サーモン&玄米」のタンパク質を見ると 22%です。
タンパク質の理想は、子犬ならば30%以上、成犬ならば25%以上は欲しいところです。
このためプロネイチャーホリスティックのタンパク質は、やや低めで少し物足りません。
プロネイチャーホリスティックは、現在残念ながらネットショップでは販売終了しているところが多くなっています。
その影響もあってか口コミ数も少ないです。
そんな理由で今回は、主な声をまとめて簡単に紹介しておきます。
・食いつきが悪い
・フードのニオイが強い
・皮膚アレルギーが改善された
・便の状態が良くなった
・毛艶がよくなった
プロネイチャーホリスティックは、良質なフードでコスパがよいため人気があります。
ただし現在流通が安定していないため、途中で途切れる可能性もあるため、利用したいと考える方は、今後は流通経路をしっかり確認の上ご利用になるのがおすすめです。
・ホリスティック栄養学の考え方に興味がある
・流通経路などをしっかり調べて購入できる自信がある