スマイリードッグフードを徹底評価！口コミ評判と原材料＆安全性

スマイリードッグフードの感想評価＆商品解説

上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「スマイリー」の評価記事を書いてみます。

客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。

単なるオススメ記事にしないように考えています。

オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。

また生の声として、実際にスマイリーを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。

率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。

スマイリー(smiley)は、国産無添加ドッグフードで、ハッピー・スマイル・カンパニーという日本の会社が製造販売しています。

「スプリングナチュラル」という名前の方が馴染みがある方も多いかも知れませんね。

あのスプリングナチュラルが、2017 年から「究極の国産ドッグフード」との売り込みで 「スマイリー」に商品名が変わったのです。

もともとは、アメリカ原産のプレミアムフードとして販売されていたドッグフードでしたが、アメリカでの製造が終了したため、国産のドッグフードとして生まれ変わったという経緯があります。

スマイリーの特徴は、100％国産原材料を使用し、「タンパク源は生肉のみ」というこだわりであり、かなりスペックの高いドッグフードといえます。

外国産のドッグフードだとわりと生肉フードが存在しますが、国産のドッグフードできちんと生肉を使用したフードはまだまだ少ないので嬉しいですね。

また、話題のFK-23濃縮乳酸菌を高配合している点もみのがせません。

さらに、専門家の獣医師監修フードで安心であり、GIにもこだわったノンオイルコーティングのため、内臓脂肪に配慮されており、肥満にも期待でき、その上原材料をしぼり、アレルギー対策にも配慮された回転食のフードに仕上がっています。

公式サイトをチェックしていると、ヒューマングレードとの明記が確認できないのが気になりますが、国産の原材料にこだわったフードであり、獣医師監修フードのためある程度安心はできます。

スマイリーのラインナップは、以下の3つの味となっています。

・チキン
・ポーク
・まぐろ

スマイリーの基本情報

原産国　　　　　　日本
メイン食材　　　　チキン：鶏もも肉、鶏むね肉、鶏ささみ、鶏レバー
ポーク：豚肉
まぐろ：まぐろ
価格　　　　　　　チキン：600g（2,160円）1.5kg（500g×3）(4860円) 5kg（500g×10）（14,580円）
ポーク：600g（2,376円）1.5kg（500g×3）(5,292円) 5kg（500g×10）（15,984円）
まぐろ：600g（2,268円）1.5kg（500g×3）(5,076円) 5kg（500g×10）（15,120円）
対応年齢　　　　　全年齢対応
賞味期限　　　　　不明
販売元　　　　　　ハッピー・スマイル・カンパニー

スマイリードッグフードの品質

スマイリーは、以前はスプリングナチュラルという名前のフードでした。

大きく原料が変わっているので、比較して特徴を確認してみましょう。

一目瞭然でスマイリーはシンプル構成となっています。

スプリングナチュラルは、野菜類が多くバランスにすぐれたフードだったようです。

しかしスマイリーの方が、肉の原料割合は増加しています。

そして最大の特徴変化が、スプリングナチュラルはグレインフリーフードだったのですが、スマイリーは、大麦や青玄米といったお腹に優しい穀類が使用されている点です。

最近の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあり、アレルゲンの低い穀物を使用するフードも増えており、まさしくその考えに乗っ取っているようですね。

「スマイリーチキン成分分析値」

成分　　　　　　　　　　　　　含有量
粗タンパク質 　　　　　　　　18.4%以上
粗脂質 　　　　　　　　　　　13.0%以上
粗繊維 　　　　　　　　　　　2.5%以下
水分 　　　　　　　　　　　　10.0%以下
粗灰分 　　　　　　　　　　　1.4%以下
代謝エネルギー　　　　　　　　約418.0kcal / 100g

「スマイリーポーク成分分析値」

成分　　　　　　　　　　　　　含有量
粗タンパク質 　　　　　　　　19.3%以上
粗脂質 　　　　　　　　　　　10.2%以上

粗繊維 　　　　　　　　　　　2.5%以下
水分 　　　　　　　　　　　　10.0%以下
粗灰分 　　　　　　　　　　　1.5%以下
代謝エネルギー　　　　　　　 約407.0kcal / 100g

「スマイリーまぐろ成分分析値」

成分　　　　　　　　　　　　　含有量
粗タンパク質 　　　　　　　　21.6%以上
粗脂質 　　　　　　　　　　　5.9%以上
粗繊維 　　　　　　　　　　　2.5%以下
水分 　　　　　　　　　　　　10.0%以下
粗灰分 　　　　　　　　　　　1.7%以下
代謝エネルギー　　　　　　 　約386.0kcal / 100g

AZ（アゼット）ドッグフードおすすめポイント

「100％国産」

スマイリーは、原材料にこだわり国産の高品質な食材しか使用していません。

また、生産をすべて国内の工場で行っており、徹底した品質管理を実施しています。

「FK-23濃縮乳酸菌配合」

「FK-23乳酸菌」は、ビフィズス菌などと同じく免疫力を高めたり、腸内環境を整えることで健康維持に役立つ乳酸菌で、「フェカリス菌」の一つです。

新型乳酸菌などと呼ばれて一躍有名になった理由が、フェカリス菌は死滅した状態で摂取した方が生菌の3倍の力を発揮するより高い効果があることが分かったからです。

このため、フェカリス菌を殺菌処理することで、働きを最大限に引き出したのが乳酸菌FK-23です。

乳酸菌はなかなか生きた状態で、腸まで届けられないのが問題点の一つでしたが、この難題を一挙に解決してくれました。

また、本来フェカリス菌はヒトの体内に存在する乳酸菌だったため、体内に取り入れやすく、安心して利用することができるメリットもあります。

現在FK-23濃縮乳酸菌は、11種類もの特許を取得しているスーパー乳酸菌です。

その中でも主な5つの特許を紹介しておきましょう。

フェカリス菌FK-23株の主な効果は次の通りです。

「ノンオイルコーティング」

スマイリーはノンオイルコーティングであり、よく嗜好性向上のために行う粒へのオイルコーティングを行なっていません。

その証拠は、スマイリーを実際に手で触って見れば一目瞭然であり、手が油っぽくなりません。

オイルコーティングすることで、確かにフードの嗜好性が向上されますが、素材本来の風味が消えてしまい、オイルの酸化による嫌なニオイが反対に生じてしまいやすくなります。

またスマイリーは、ノンオイルコーティングのため、フードをふやかした時に一般のフードのように油が溶け出すことがありません。

「低GI原料を使用」

スマイリーは低GI食材を配合することで、腸内環境を整えることに優れています。

低GI原料とは、食後に血糖値が急激に上がりにくい原料のことであり、このため太りにくいフードとしての効果もあります。

「回転食」

回転食というのは「除去食療法」のことであり、アレルギーの治療法のひとつとされています。

アレルゲンを除去したフードを一定期間づつ順番に数種類食べさせることで、アレルギーの発症のリスクを下げるというものです。

このため、除去食療法としてスマイリーのラインナップのチキン・ポーク・まぐろの3つの味を順番に回して食べることを推奨しています。

「1.5kg＆5kgは分包タイプ」

スマイリーは1.5kgと5kgのサイズは、500gの分包タイプになっており使いやすいです。

フードは開封して空気に触れた瞬間から酸化が始まります。

このため、500gずつの分包タイプになっているのは、使いやすい上になにより酸化して風味などが落ちだす劣化前に食べきることができて、ありがたい配慮であり評価できます。

スマイリードッグフードの気になる点

「タンパク質が低い」

スマイリーはタンパク質が、チキン18.4%、ポーク19.3%、まぐろ21.6％となっています。

AAFCOにおけるタンパク質の最低基準は、子犬が22.5%以上、成犬が18.0%以上となっています。

このためスマイリーは、全年齢対応フードと位置づけられていますが、子犬のタンパク質は最低基準を下回っています。

なおタンパク質の理想値は、子犬ならば30%以上、成犬ならば25%以上は欲しいため、少し物足りないと言えます。

スマイリーは、「タンパク源は生肉のみ」とこだわった優秀なフードのため、タンパク質が低いのは、生肉の配合割合が低いと考えられます。

生肉の割合を増やすと価格との兼ね合いが生じてしまいますが、今の価格をキープしたまま生肉の割合を増やし、タンパク質を上げてくれればさらに魅力溢れるフードとなります。

「穀物を使用」

スマイリーは、大麦、青玄米という穀物を使用しています。

以前はグレインフリーフードであったため、近年の動物栄養学での良質な穀類は腸活に良いという考えなども取り入れているように感じられます。

スマイリーでは、小麦、トウモロコシなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用しているため、穀物に敏感な犬でなければ影響は低いと思えます。

ただし、本来肉食であるワンちゃんは、穀物の消化が苦手であり、消化不良を起こしやすく、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢を起こすこともあります。

また、穀物がアレルギーを引き起こしやすいのも事実です。

必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。

口コミ情報によるメリット・デメリット

「スマイリーの悪い口コミ」

「スマイリーの良い口コミ」

「口コミ感想まとめ」

まだまだ口コミの全体数は多くありません。

そのなかでも多い口コミが、食いつきが良いとお腹の調子がよくなったという声です。

生肉とFK-23乳酸菌の配合狙いが見事に的を得ている評価といえそうです。

その他には、回転食として利用している飼い主さんたちも多く、こちらも違った味が楽しめ飽きず、アレルギー対策となると評判がいいです。

全体的に良い口コミが多いですが、個人的にはタンパク質が低い点が気になります。

せっかく良質の生肉を使用した優秀なフードのため、配合率を考えていってもらいたいと注文をつけたいです。