上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ANF」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にANFを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ANFは、ANFペット株式会社が開発製造販売するドッグフードで、1950年から販売され続けている商品であり、今なお世界中から愛されています。
その結果、何と34ヶ国に代理店を置いているほどです。
そのため、地域による犬の特徴にも注意を払い、アジア太平洋アメリカとEU、中東、アフリカなどにおいては、フードの原材料を変えるなどの工夫を行っており、さらに世界の情勢にも配慮しながらドッグフードを製造しています。
ANFとは、Advanced Nutrition Formulaの略であり、最新の栄養学という意味になります。
この名称の通り、栄養素にはこだわっているはずですが、その割には特に変わった独自の目立つ特徴は感じられません。
ただし、「ANFシリーズ」・「アドバンテイジシリーズ」・「ホリスティックシリーズ」という3つのラインナップがあり、それぞれに特徴を出しています。
内容詳細は、ANFドッグフードの種類において紹介します。
また、販売方法も特徴があり、15~18㎏の大袋を揃えて販売しています。
当然大袋で購入すればコストパフォーマンスが高くなり、そのため多くの犬を扱うブリーダーの利用者が多くなっているようです。
今回は、ラインナップの中からANF アダルト(ラム&ライス)をメインに取り上げて紹介します。
原産国 アメリカ
メイン食材 ラム肉粉
価格 15.0㎏(7.776円)
輸入元会社名 ワイ・ケイ・エンタープライズ株式会社
住所 兵庫県赤穂市加里屋磯1120-117
電話番号 0791-42-9933
成分 含有量
タンパク質 23%以上
脂質 14%以上
粗繊維 3.5%以下
水分 10%以下
灰分 8.5%以下
代謝エネルギー 343.0kcal/100g
ANF (エイエヌエフ)には、大容量の15kg~18㎏のサイズが整っています。
アダルトの「ラム&ライス」を例にとれば、15.0㎏で7.776円であり、1kgにあたりに換算すれば、518円と超割安です。
そのため、ブリーダーの利用者が多いフードと評判ですが、一般の飼い主さんでも多頭飼いや大型犬を飼っている方にはおすすめです。
ただし、小型犬の飼い主などが、15kgの大容量を購入してしまうと、食べ切る前に品質が劣化してしまう可能性があるので注意しましょう。
また、ANFは、店によって結構値段が異なるのでしっかり事前に確認して購入するのがおすすめです。
さらにセールなどの際にまとめ買いすると、一層割安で手に入れることが可能となります。
ANFは、ラインナップの種類によっては食が含まれています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
ANFに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
そのためできれば、当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯のため、長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩の使用目的として、「嗜好性を高めるために塩を使用している」などとよく言われています。
確かにこれも理由の一つとなるでしょう。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
ただしそのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
そのため、塩などで直接塩分をとる形のフードには、少し改善を望みたいと思います。
ANFには天然香料が含まれています。
天然香料が「何か」という説明が書かれていません。
天然香料と言われても、よく分からない飼い主さんもみえるでしょうが、嗜好性を高めるために通常のケースではドッグフードに香りをつけ、ワンちゃんの食いつきをよくするのを目的として使用されます。
天然素材のため、さほど体に悪影響を与えることはなさそうですが、どのような動物種や植物種などを使っているか判断できないと、食物アレルギーの問題もあり注意が必要となり気になります。
このため、使用した原材料を明記して欲しいところです。
なお、このような天然香料を加えているということは、香料を加えないと嗜好性が今一物足りない可能性が高まります。
そのように考えた場合、天然香料などが含まれていないフードの方が良いと判断できます。
ANFは、肉粉を多く使用しています。
肉粉は通常であれば、肉や魚を捌いた際の副産物を高熱処理し、油脂を抽出するレンダリングの際に出るものです。
したがって通常、「粉やミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際、肉粉(ミール)は、直接食用にできない脂肪から食用脂を抽出する工程から生まれる最後の残りカス(獣脂カス)です。
肉粉(ミール)と表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードに肉粉が含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
肉粉(ミール)と言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、肉粉(ミール)=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトで肉粉(ミール)の安全性に対して記載しているはずです。
なお、肉粉(ミール)使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ちなみにANFでは、ANFシリーズとケイナインホリスティックシリーズは、副産物を使用しておらず大丈夫と判断できますが、アドバンテイジシリーズは、副産物を使用している疑いがあり危険です。
この当たりの問題は、ANFドッグフードの種類の項目で詳しく紹介します。
ANFには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
よく硫酸系の薬剤使用が取り沙汰されていますが、犬の食べ物であるドッグフードにそのようなビートパルプを使用することはできません。
また、糖類をしっかり除去していないと、糖尿病のワンちゃんには注意が必要です。
ビートパルプの最大の特徴は、ウンチを固める作用が働くことです。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
ANFの最大の魅力は価格の安さと感じています。
ANFシリーズを食べさせていましたが、今回さらに安いアドバンテイジシリーズを与えたところ、速攻で下痢になりました。
さすがにこのシリーズほど安いと少し品質が不安ですね。
食いつきは悪くありませんでしたが、吐いて下痢になったので、直ぐに止めました。
18kgサイズを頼んでしまい、余りまくっているけどどうしよう。
最初ブリーダーさんにすすめてもらって、それ以来ずっとうちはANFです。
大型犬や多頭飼いしているケースでは、1度使えば手放せませんよ。
超お得ですが、10年前はもっと安かったです。
ローテの一つにANFを入れています。
割りとこまめにフードを変えて回しているのですが、ANFは18kgサイズ購入のため、しばらく同じ味を食べてもらうこととなります。
それでも飽きずによく食べてくれます。
プレミアドッグフードをなるだけ与えたいですが、値の張るフードだけでは家計が回せないので、ANFも上手く活用しています。
食いつきよくしっかり食べてくれて、リーズナブルなので使い勝手がよいフードですね。
ANFにしてからとても毛の艶がよくなり満足しています。
歴史のあるフードですが、それにしては口コミ数が少ないですね。
認識度がまだまだ低いという証拠かも知れません。
大容量でお得なため、昔からブリーダーがよく使用するフードであり、ワンちゃんを購入した時にブリーダーからすすめられて使っている方も多いみたいです。
ちょくちょく動物病院で進められたとの声もありました。
最近は、小型サイズも増えているので、好き嫌いは必ず生じるため、最初はいきなり大袋を買わずに、小さいサイズで食いつきを試してみましょう。
また、小型犬の飼い主さんが、大袋を購入した際には劣化に注意してください。
食いつきがよいとの声が多いですが、同時に下痢になったという声も多く注意が必要。
特にアドバンテイジシリーズは、品質を心配する声が多いですよ。
・コスパの良いフードを探している。
・特別材質にはこだわらず、リーズナブルなフードで良い。
ANFには、「ANFシリーズ」・「ホリスティックシリーズ」・「アドバンテイジシリーズ」という3つのラインナップがあります。
ANFシリーズは、最も基本となるスタンダードタイプです。
ホリスティックシリーズは、原料をみる限りハーブやサプリメントが多く使われており、栄養価を少し重視している感じです。
私が気になるのがアドバンテイジシリーズです。
本国サイトを翻訳機能を使ってチェックしているため、細かい点での確認は不安も生じますが、「副産物粉」という言葉が現れ、一番価格的にも安いアドバンテイジシリーズには、副産物が使
われている可能性が高いと思えます。
原材料も、アレルゲンが高い「ひきわり黄色とうもろこし」が第一主原料に使用されていたりしており、気になります。
したがって当サイトとしては、ANFを購入する際には、アドバンテイジシリーズはあまりおすすめできません。
・パピー(大粒・小粒)
・パフォーマンス(活動犬・妊娠授乳期犬用)
・アダルト ラム&ライス(普通粒・小粒)
・アダルト チキン&ライス(普通粒・小粒)
・ロウアクティビティ シニア(肥満犬・高齢犬用)
・ケイナインホリスティック パピー
・ケイナインホリスティック アダルト
・ケイナインホリスティック ダック&ポテト
・ケイナインホリスティック フィッシュ&ポテト
・アドバンテイジ27
・アドバンテイジ21
・アドバンテイジ パピー