2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にワンラックナチュラルを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ワンラックナチュラル」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にワンラックナチュラルを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ワンラックナチュラルは、森乳サンワールドが販売している国産のリーズナブルフードです。
大手の森乳の国産フードのため、安心できて安価で助かるとの評判が高いフードです。
ただし、原材料を確認してみると、値段が安価な分材料費が削られており、かなり危険な気になる食材が多く含まれているフードと言えます。
着色料(カラメル)、香料(ビーフフレーバー)、保存料(ポリリジン)などの添加物も含まれています。
ちなみにポリリジンは、細菌が発酵する天然の保存料とされており、人工保存料ではありません。
「トウモロコシ・小麦・大豆」という、最も注意すべき三大高アレルゲンが含まれ、犬が苦手な穀物がメインに作られているフードです。
味付けや風味も塩やミルクパウダー、香料によってされており、気になってしまいます。
サイトには、「副産物不使用」との記載が無いため、含まれるフィッシュミールなどは、骨やウロコ、えらなどの人間ならば食べない消化しにくい部分まで含まれている可能性が否定できません。
今回はラインナップの中から、ゴールド 成犬用をメインに取り上げて紹介します。
原産国 日本
メイン食材 トウモロコシ
価格 3kg(1,482円)
3kg×4袋(6.093円)
販売会社 株式会社森乳サンワールド
住所 東京都港区港南3-8-1 森永乳業港南ビル4階
電話番号 03-5479-7401
成分 含有量
粗タンパク質 24.0%以上
粗脂肪 7.0%以上
粗繊維 5.0%以下
粗灰分 10.0%以下
水分 10.0%以下
代謝エネルギー 339kcal/100g
ワンラックナチュラルには、ミルクオリゴ糖や乳酸菌末などのお腹に良い成分が配合されています。
オリゴ糖はプレバイオティクスであり、乳酸菌などのエサとなって善玉菌を増やすことで、腸内環境を整える効果が期待できます。
ワンラックナチュラルの魅力は、リーズナブルな価格と森乳という知名度でしょう。
リーズナブルな価格の分、品質にしわ寄せが来ていますが、その辺りの兼ね合いが選択基準となるフードです。
ワンラックナチュラルは、第一主原料がトウモロコシであり、トウモロコシと小麦の二大アレルゲンに加えて高アレルゲンの大豆まで含んでいます。
また、トウモロコシを筆頭に、小麦ふすまや米糠、小麦粉、グルテンミールといった具合に穀物のオンパレードであり、穀物の割合が多いドッグフードです。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
ワンラックナチュラルゴールド成犬用は、穀物主体のフードですが、動物タンパクとして何が含まれているかといえば、フィッシュミールです。
ただでさえ穀物が多く不安なだけに、フィッシュミールでは動物性素材が不満です。
フィッシュミールという曖昧表記では、まず使われている魚の種類がわかりません。
犬は特定の魚にアレルギーがあって食べられないケースがあります。
特に青魚(サバ、アジ、イワシなど)をアレルゲンとするワンちゃんは多いです。
このため、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載して欲しいものです。
ミールとは、「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ちなみに、ワンラックナチュラルでは、副産物不使用との記載が無いため、ミール類も副産物となる粗悪な原料が使用されている可能性が否定できません。
ワンラックナチュラルドッグフードは、塩を使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
ワンラックナチュラルに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
ワンラックナチュラルの脂質は7%です。
低脂肪フードが良いとよくいわれますが、脂肪はエネルギー源なので最低でも10%は欲しいところです。
7%しかないと、脂質不足で元気がなくなり、毛艶なども悪くなってしまいます。
ちなみに、AAFCO(米国飼料検査官協会)による脂質の最低基準は、子犬用基準8.5以上、成犬用基準5.5以上となります。
ワンラックナチュラルには、ビーフフレーバーという香料が含まれています。
香料は、通常のケースではドッグフードに香りをつけ、ワンちゃんの食いつきをよくするのを目的として使用されます。
このため、ビーフフレーバーを使用しないと食いつきが心配なフードだともいえます。
そのように考えた場合、ビーフフレーバーなどが含まれていないフードの方が良いと判断できます。
小型犬には粒が大きくて食べにくいみたい。
お腹が緩み、下痢の症状が出てしまいました。
やはりメインがとうもろこしだし、穀物が多すぎるみたいです。
ワンラックナチュラルを与えたら、胃液を戻しました。
だんだん食いつきも悪くなったので、リピはしません。
便の量が倍近く増えました。
上手く消化吸収できていないように感じます。
食いつきはまあまあですが、甘い匂いがしてミルクパウダーで胡麻化されている感じがします。
皮膚の痒みが生じ、便も軟便になりました。
穀物が多くて、動物性タンパク質が少いフードだと思います。
お腹が緩み、毛艶も悪くなりパサついてきたように感じます。
値段は魅力ですが、健康面で不安を感じました。
甘い香りが美味しそうに感じます。
森永で安心だし、国産でこの値段は魅力です。
食いつきも悪くありません。
美味しそうに食べてくれます。
安価な値段が一番の魅力ですね。
フードのニオイは苦手なんですが、ミルクの甘い香りがお気にいりです。
森永のネームバリューは安心できます。
リーズナブルな価格なので続けやすいです。
穀物が多いのが気になりますが、うちの子は問題なく元気一杯です。
国産大手の森永のネームバリューは、影響力大ですね。
口コミの声でも、「森永」なので安心できるという声が多くありました。
しかし、ドッグフードは食べ物なので、知名度や値段だけでなく、一番こだわるべきポイントは品質です。
原材料的には、かなり気になる危険度が高い食材が多く配合されたフードです。
穀物が多く、「とうもろこし・小麦・大豆」と最もアレルギーの高い食材がそろい踏みです。
動物性素材も不安で、着色料や香料、保存料なども含まれています。
最大の魅力は値段でしょうが、常食に選ぶには栄養面や品質において、不安なフードといえます。
ラインナップは以下の3つです。
成分
タンパク質28.0%以上、脂質8.0%以上、粗繊維4.0%以下、灰分10.0%以下、水分10.0%以下、代謝エネルギー344kcal/100g
成分
タンパク質23.0%以上、脂質7.0%以上、粗繊維4.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、代謝エネルギー305kcal/100g