2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にネイティブドッグを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ネイティブドッグ」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にネイティブドッグを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ネイティブドッグは、リーズナブルな価格が人気で、値段の割には原材料がしっかりしていると思いますね。
ネイティブドッグは、全従業員数が14人というアットホームな有限会社ダイゴ犬舎が販売していますが、その歴史は50年を経過するほど由緒があります。
コンセプトは、愛犬が「年齢を重ねても元気に歩けるよう」にということであり、老犬になっても日本の坂道や舗装の多さに負けないようにとの願いが込められているそうです。
公式サイトには、「全年齢対応低アレルゲン型総合栄養食」と書かれており、商品方針が分かり魅力を感じます。
ネイティブドッグは、柴犬専門店とされるダイゴ犬舎のフードだけにブリーダーさんに人気を誇ります。
柴犬トップブリーダーや50年以上のベテランブリーダー、ドッグショーで何度も受賞歴があるような名門ブリーダーさんが愛用しています。
人気のプレミアムチキンは、原材料にコーンを多く含むのが気になりますが、第一主原料にはチキンが使用され、価格に対して頑張っているフードと感じられます。
穀物が気になっる方は、プレミアムフィッシュがおすすめです。
こちらは穀物などを使わずにグレインフリーで作られています。
ただし、「じゃがいも」がメイン使用されており、そのためタンパク質が低めで、プレミアムチキンより栄養面では劣っています。
ネイティブドッグは、合成着色料や保存料が不使用な無添加フードです。
また、善玉菌のエサとなるフラクトオリゴ糖や乳酸菌、さらにラクトフェリンも配合されており、腸の環境を改善して免疫力アップが期待できます。
今回はラインナップの中から、人気のプレミアムチキンをメインに取り上げて紹介します。
原産国 アメリカ
メイン食材 チキン
価格 800g(628円)
3.0㎏(2,792円)
6.0㎏(3,914円)
12.0㎏(6,752円)
18.0㎏(9,240円)
販売会社 有限会社ダイゴ犬舎
住所 京都府宇治市小倉町春日森33
電話番号 0774-27-4351
成分 含有量
粗タンパク質 25.0%
粗脂肪 16.0%
粗繊維 4.5%
粗灰分 80%
水分 10.0%
カロリー 372kcal/100g
犬の体重 1日に与える量
1kg 35g
2kg 60g
3kg 80g
4kg 95g
5kg 115g
7kg 145g
10kg 190g
15kg 260g
20kg 320g
25kg 380g
30kg 435g
40kg 540g
50kg 635g
ネイティブドッグドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
ネイティブドッグプレミアムチキンは、800gで628円、1kgに換算すれば785円です。
安いと言って飛びつきたくなる値段ですが、ドッグフードには、ある程度の範囲の適正価格があると知っておきましょう。
つまり、安くても高くても困ってしまうのです。
安いに越したことがないと思うかも知れませんが、さすがに1kgで1,000円以下の安すぎるフードは問題となるケースが多いのです。
利益をあげなくては成り立たない以上値段は正直であり、安くするためには安い粗悪な原材料を使う必要があります。
このため添加物が大量に含まれたり、安価な穀物をかさ増し目的で使用したり、4Dミートと呼ばれる病気や死んだりした動物の肉で、人間が食べられない規格の肉の粗悪な原材料の使用を疑ってしまいます。
しかしネイティブドッグプレミアムチキンは無添加フードであり、値段相当の気になる原材料もありますが、第一主原料にチキンを使用した犬向きのフードであり、この価格にしては頑張ったフードと思えます。
多頭飼いや大型犬を飼っている家庭であっても、無理なく常食として続けることができてしまいます。
ネイティブドッグにはオリゴ糖が配合されています。
オリゴ糖はプレバイオティクスであり、乳酸菌などのエサとなって善玉菌を増やすことで、腸内環境を整える効果が期待できます。
オリゴ糖のなかでもフラクトオリゴ糖は、腸内環境に良い影響を及ぼすとしてとても評判が高いです。
ネイティブドッグは、アレルゲンが高い穀物であるとうもろこしが含まれており気になります。
またさらに、とうもろこしからデンプンを取り除き、安価なドッグフードによく用いられており、消化も悪く、遺伝子組み換え作物が用いられている可能性もあるコーングルテンミールも含まれており、ネイティブドッグに含まれるとうもろこしの量はかなり多いのではないかと懸念します。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
しかしネイティブドッグは、注意すべき穀物であるとうもろこしを大量に含んでおり心配です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
ネイティブドッグドッグフードは、岩塩(塩)使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
ネイティブドッグに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
ネイティブドッグには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
よく硫酸系の薬剤使用が取り沙汰されていますが、犬の食べ物であるドッグフードにそのようなビートパルプを使用することはできません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
原材料にフィッシュミールとしか明記されていないため、まったくどのような種類の魚が使用されているのか分かりません。
犬は特定の魚にアレルギーがあって食べられないケースがあります。
特に青魚(サバ、アジ、イワシなど)をアレルゲンとするワンちゃんは多いです。
このため、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載して欲しいものです。
この記載がなければ、魚にアレルギーがある場合、そのフードを選んでもらえないことにも繋がってしまいます。
ネイティブドッグには、加水分解タンパクであるフィッシュダイジェストが含まれています。
加水分解タンパクとは、タンパク質をアミノ酸のレベルにまで分解した肉のことです。
このように分解することで消化がしやすくなり、さらにアレルギー反応が起こりにくいという効果が期待できます。
ただし、一般的に加水分解の方法としては、塩酸を用いるため心配が生じます。
分解が終わった後の塩酸は、通常アルカリで中和することで食塩のかたちで除去しますが、
塩酸などによる酸分解によって製造されているケースでは、発がん性物質が含まれる危険性が指摘されています。
このため、ドッグフードのように毎日長期的に摂取する場合は危険性が高まり、また、腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性もあります。
ネイティブドッグプレミアムフィッシュのタンパク質は22.0%%であり少し低めです。
タンパク質は子犬期であれば30%以上、成犬期であれば25%以上は欲しいものです。
ちなみに、AAFCO(米国飼料検査官協会)によるタンパク質の最低基準は、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上となります。
このため、成長期の子犬や、運動量の多い活発なワンちゃんには物足りないといえます。
ネイティブドッグは粒が大きくて食べにくそうです。
食いつきも今一な上に、便が臭くなってきました。
ネイティブドッグに変えてから、涙やけが悪化し、目やにの量が増えました。
ちなみに与えているのは、プレミアムチキンです。
ネイティブドッグを与えたら下痢になってしまいました。
量を減らしたりしてみましたが、どうも相性が悪いようです。
何度が嘔吐しました。
食いつきもあまりよくありませんね。
アレルギーが出て体を痒がっています。
体質に合わないようです。
大型犬を飼っているのでリーズナブルな価格で助かります。
食いつきがよく、美味しそうに食べてくれます。
ウンチの量が減って臭いが弱くなりました。
しっかり消化吸収できているのだと感じています。
うんちの硬さが整い、毛並みも良くなってきました。
値段も手頃で良いフードです。
値段が安く、多頭飼いしている家庭などでは指示が高いフードです。
低価格な割りには、肉をメインに使用した犬向きのフードです。
ウンチが減った、安定したという声が多くあがっています。
ただし、プレミアムチキンにはとうもろこしなどの穀物が多く含まれ、本来ならば消化しにくいフードなので、便が良くなったという声に対しては、ビートパルプの影響が懸念されます。
悪い口コミとしては、アレルギーが出て体が痒くなった、涙やけが悪化した、吐いた下痢になったなど、結構いろいろな症状が報告されています。
穀物を多く含むとこのような症状が出やすいため、気になる場合は、穀物を含まないプレミアムフィッシュを選んでみるのもおすすめです。
ただし、こちらは少しタンパク質が低めで栄養面が劣ります。
リーズナブルフードなので、ローテの一つとしたり、他のフードに加えるなどして活用するのも有効です。
・肉と魚のラインナップを揃えたフードを期待する。
・子犬用
・成犬用
・全年齢用
・全年齢用アレルギー向き
・全年齢用ダイエット向き体重調整用
・成犬用のスタンダードフィット(1歳〜7歳)
・体重管理のウェイトコントロール(1歳〜高齢犬)
・高齢犬向のシニアフィット(7歳以降)
・成犬向ハイプロテイン(3歳〜シニア)
・体重管理向低カロリー(3歳〜)