2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬に日本のみのりを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「日本のみのり」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際に日本のみのりを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
日本のみのりドッグフードの特徴は、玄米を炊いたり、野菜やお肉などをボイルしたりという具合に、ひとつひとつの国産原料を手作り料理に近い方法で素材を活かして作り、製法にこだわっている点です。
そのため手間がかかり、大量生産はできません。
日本のみのりは、株式会社サンユー研究所が販売する国産無添加フードです。
ポークベースの原材料をみると、減農薬米である玄米と白米などの穀物をメイン食材としており、問題点は動物性タンパク質がポークエキスや豚肉粉となっており、これは副産物のイメージが高く肉とはいえません。
そのためタンパク質が低めで、栄養価が物足りません。
また肉がメインでないにしては、価格が高価すぎると感じられます。
今回は、3つある日本のみのりのラインナップの中から、ポークベースをメインとして取り上げ紹介します。
原産国 日本
メイン食材 玄米、白米
価格 200g(880円)
800g(2,970円)
販売会社 株式会社サンユー研究所
住所 神奈川県横浜市青葉区しらとり台37-2
電話番号 045-981-0481
成分 含有量
粗タンパク質 23.0%以上
粗脂肪 10.0%以上
粗繊維 1.2%以下
粗灰分 5.0%以下
水分 7.0%以下
代謝エネルギー 366kcaL/100g
日本のみのりドッグフードのこだわりが、素材を生かした少量生産による、手作り料理を真似た手作り食製法です。
したがって、一つ一つの食材を吟味して、手間暇かけて手作りしています。
これが最大の魅力であり、工場の大量生産に不安を感じる飼い主さんには心をとらえるフードと言えますが、もろ刃の面の要素もあり、オーダーメードの服などの値段が高くなるのと同様に、この手間が価格に反映してしまっていると思われます。
国産フードと言っても、実際には最終加工だけを日本でやって原料のほとんどを海外から輸入するようなドッグフードもたくさんあります。
このため原材料の出所が不明だと不安になりますが、多くのフードが原材料の産地を明らかにしない中、日本のみのりは、一つ一つの原材料の産地を明記しており、これで間違いなく純国産フードであることが判明できます。
とても消費者に優しい商品であり、愛犬にも安心して与えることができます。
このような配慮が行えるフードは、全ての面において気を配った信頼できるフードといえます。
日本のみのりは、合成保存料、香料、着色料、防腐剤といった人工添加物を使用しておらず、栄養のための合成のミネラルとビタミンしか入っていません。
酸化防止剤の役目もビタミンが担っているようであり、その証拠に賞味期限も未開封の状態でも6ヶ月しかありません。
このように日本のみのりは、無添加にこだわった国産フードです。
日本のみのりは、玄米と白米などの穀物がメイン食材として含まれています。
ワンちゃんは肉食であり、健康を考慮すれば動物性タンパク質である肉や魚をメインに持ってくるのが理想と言えます。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっており、日本のみのりのように、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用せず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的となってきています。
ただし、肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
日本のみのりドッグフードのポークベースの原材料を見ていると、メインは穀類であり、次の動物性タンパク質もポークエキスや豚肉粉といういわば副産物であり、肉類が見当たりません。
真ん中頃にようやく黒豚や豚レバーが記載されていますが、この位置では配合割合は高いはずもありません。
日本のみのりは、1kgあたり4,000円もする高級フードです。
さすがにこの価格では常食として継続するのは困難です。
手作り製法や食材のこだわりが、値段に反映しているように感じます。
1kgあたり4,000円あれば、品質の良い肉をメイン食材としたドッグフードがいくらでもあります。
この値段で第一主原料が穀物では正直魅力に欠けてしまいます。
また生肉も使用されておらず、タンパク質も低めで、栄養面にも物足りなさがあり、こだわって作っているフードだけに残念です。
実はドッグフードには適正価格と言える価格帯があります。
つまり、安くても高くても困ってしまうのです。
安いに越したことがないと思うかも知れませんが、さすがに1kgで1,000円以下の安すぎるフードは問題となるケースが多いのです。
利益をあげなくては成り立たない以上値段は正直であり、安くするためには安い粗悪な原材料を使う必要があります。
このため添加物が大量に含まれたり、安価な穀物をかさ増し目的で使用したり、4Dミートと呼ばれる病気や死んだりした動物の肉で、人間が食べられない規格の肉の粗悪な原材料の使用を疑ってしまいます。
日本のみのりの水分量は7.0%以下と少し少なめです。
犬はフードから水分摂取をしているため、フードの水分量が少なめの場合、しっかり水を飲ませてあげる必要があります。
このため、いつも新鮮な水を愛犬が飲める環境を整えておいてあげましょう。
またこのような理由から、飲水量が増えるかも知れませんが、心配無用です。
残念ながら口コミがほとんど見つからないので、箇条書きでまとめて示しておきます。
・食いつきが悪い
・価格が高すぎる
・単独ではたべないのでトッピングしている
・美味しそうに食べます
・産地が明記され安心できる
・国産無添加フードは安心
口コミ感想まとめするほどみなさんの情報がないため、今回は私の感想をまとめて記載しておきます。
日本のみのりは、情熱は伝わりますが、一人よがりに感じてしまうフードです。
こだわる方向性が間違っているように感じます。
1kgあたり4,000円もする高級フードであれば、かなり贅沢な原材料と品質が確立可能です。
ドッグフードは食べ物であり、一番のポイントは愛犬の健康を保てるご飯である必要があります。
その意味からもこの価格であれば、先ずは良質の動物性タンパク質が、第一主原料として使用されることが何より大切に感じられるのですが、第一主原料が穀物という時点で信じられません。
その結果、タンパク質も低く、栄養バランスも不安が残るフードとなってしまっています。
まずはしっかり栄養面を確立してから、こだわりに向かっていくべきでしょう。