2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にワイルドレシピを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ワイルドレシピ」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にワイルドレシピを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
「WILD RECIPI(ワイルドレシピ)」は、アメリカの有名な大手ペットフードメーカー「ニュートロ」が製造販売をするドッグフードであり、他にも人気フードの「ナチュラルチョイス」「シュプレモ」などが同じ会社から販売されています。
ワイルドレシピは、パッケージのオオカミのデザインからも分かるように、犬の祖先がオオカミであることに注目した高タンパク&グレインフリーのドッグフードです。
ワイルドレシピは、他の2つの同社のフードよりも、より高タンパクで、唯一、穀物を使っていないグレインフリーのドッグフードなだけに、注目度も高くなります。
また特徴の一つが、超小型犬から小型犬用というように、小さなサイズのワンちゃんにスポットを当てたフードとなっていることです。
今回は、ラインナップの中から「チキン」をメインとして紹介していきます。
原産国 アメリカ
メイン食材 チキン
価格 1,340円(800g)
2,700円(2kg)
4,509円(4kg)
対応年齢 全年齢対応
賞味期限 開封前:製造から12ヶ月 開封後:3ヶ月以上
販売会社 ニュートロジャパン
住所 東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス7F(マースジャパン)
電話番号 03-5782-2800
成分 含有量
タンパク質 32.0%以上
脂質 18.0%以上
粗繊維 3.5%以下
灰分 10.0%以下
水分 10.0%以下
リノール酸 3.5%以上
亜鉛 250mg/kg以上
ナイアシン 250mg/kg以上
ビオチン 2.5 mg/kg以上
カロリー 380kcal/100g
犬の体重 1日に与える量
1kg 25g
2kg 43g
3kg 60g
4kg 73g
5kg 85g
6kg 100g
7kg 110g
8kg 123g
9kg 135g
10kg 145g
15kg 197g
20kg 245g
30kg 330g
40kg 410g
50kg 485g
ワイルドレシピドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
最近は小麦やトウモロコシを除去したグルテンフードが多くなっていますが、ワイルドレシピは、完全にすべて穀類をカットしたグレインフリーフードです。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
この点、ワイルドレシピは、穀物を使用しないグレインフリーのドッグフードのため安心です。
ワイルドレシピには、合成保存料、香料、着色料などの人工添加物が入っていません。
酸化防止剤も安全な天然由来のミックストコフェロールとローズマリー抽出物が使われているのみです。
このため安心して愛犬に食べさせてあげることができるフードです。
安価なフードであれば穀物をメインとするところを、ワイルドレシピの第一種主原料は、しっかり良質の肉や魚などの動物性タンパク質使用です。
メイン食材が、チキン・サーモン・ラム・ターキー・ビーフとなっており、ワンちゃんは本来肉が主食であり、健康維持には動物タンパク質を多く摂取する必要があり、犬向きのフードとなっています。
ワンちゃんの健康な身体(筋肉・骨・血・皮膚など)を作るためには、高タンパク質なフードは魅力です。
ワイルドレシピは、タンパク質が30%以上含まれており、運動量が多い活発なワンちゃんにも持ってこいです。
ただし、中には体質上、高タンパクが合わず苦手とする犬もいます。
愛犬が涙やけを起こしたり、軟便になったりしないかチェックしておきましょう。
ワイルドレシピは、ミートミール類を多く含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ワイルドレシピには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
ビートパルプのイメージは、硫酸等の薬品を用いて抽出されるため、その薬品が残留し、ワンちゃんへの健康に悪影響を及ぼす可能性が心配となります。
安価なペットフードの多くは薬品を使用していますが、良質なフードの場合は薬品を使用しません。
圧力をかけることで浸出してくる様々な構成成分を分離し、そして最後に出てくる繊維分を抽出した物をビートパルプとして使用するのが優秀なフードです。
ビートパルプそのものは、食物繊維を豊富に含み、決して有害ではないので、きちんとした調理法を行えば安心できます。
このため世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
なお、ダイエット用のドッグフードに多めに使用される傾向があり、一般常識としてビートパルプは危険とのイメージが出来上がっており、原料に含まれている段階で不安を感じてしまう方が見えるかも知れませんね
タンパク加水分解物とは、タンパク質をアミノ酸のレベルにまで分解した肉のことです。
このように分解することで消化がしやすくなり、さらにアレルギー反応が起こりにくいという効果が期待できます。
ただし、一般的に加水分解の方法としては、塩酸を用いるため心配が生じます。
分解が終わった後の塩酸は、通常アルカリで中和することで食塩のかたちで除去しますが、
塩酸などによる酸分解によって製造されているケースでは、発がん性物質が含まれる危険性が指摘されています。
このため、ドッグフードのように毎日長期的に摂取する場合は危険性が高まり、また、腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性もあります。
ワイルドレシピは、グレインフリーフードであり、穀物は含まれていませんが、代わりにポテトや豆類が入っており、少し気になります。
思った以上にポテトがアレルゲンとなるワンちゃんも多くいます。
また、豆類は消化が悪く、豆アレルギーのワンちゃんは要注意です。
ワイルドレシピを与えるようになってから、ウンチの量が増えてニオイも強烈になりました。
これは消化が悪いということなのでしょうか?
繊維質が多いのかな。
ササミが大好物な子なんですが、ワイルドレシピのチキンへの食いつきが悪くてビックリです。
チキン味は好きなはずなのになぜでしょうかね。
ワイルドレシピにしてから便秘気味です。
ビートパルプの影響でしょうか?
食いっぷりがよく、美味しそうに食べてくれます。
元気よく活発な子なので、タンパク質が高めなのが安心できます。
ずっと悩みの種だった涙やけが改善しました。
目の下の色がかなり薄くなってきました。
食いつきも悪くないし、しばらく続けてみます。
グレインフリーは安心できます。
下痢がちな子だったのですが、お腹の調子が良くなりウンチが整ってきました。
値段もリーズナブルで助かりますね。
ウンチが良くなったとする声と、量が多くなりニオイが強まったという声が混じっています。
グレインフリーでお腹には優しそうですが、意外に豆類が多く入っているので、胃腸の弱いワンちゃんは注意が必要かもしれませんね。
ビートパルプが入っているので、ウンチが柔らかくならないのは、その影響の可能性もあり、見極めが難しいところです。
第一種主原料にチキンをしっかり使い、タンパク質も高いため、多分お肉本来の味が出ており食いつき評判もいいですね。
値段もリーズナブルで満足している声が多いです。
ニュートロの3つのフードの中では、個人的にはワイルドレシピが一押しです。
・無添加でリーズナブルなフードを探している
・愛犬がチキン好き
・高タンパクフードを望む
ワイルドレシピには、ドライフードとウェットフードの2タイプの商品があります。
・ターキー(子犬用)
タンパク質34.0%以上、脂質16.0%以上、粗繊維3.5%以下、灰分9.5%以下、水分10.0%以下、エネルギー約380kal/100g
・チキン
タンパク質32.0%以上、脂質18.0%以上、粗繊維3.5%以下、灰分10.0%以下、水分10.0%以下、エネルギー約380kal/100g
・サーモン
タンパク質32.0%以上、脂質18.0%以上、粗繊維3.5%以下、灰分10.0%以下、水分10.0%以下、エネルギー約375kal/100g
・ラム
タンパク質30.0%以上、脂質16.0%以上、粗繊維3.5%以下、灰分9.5%以下、水分10.0%以下、エネルギー約370kal/100g
・ターキー
タンパク質 32.0%以上、脂質 16.0%以上、粗繊維 3.5%以下、灰分 9.5%以下、水分 10.0%以下、カロリー約375kcal/100g
・ビーフ
タンパク質32.0%以上、脂質16.0%以上、粗繊維3.5%以下、灰分9.5%以下、水分10.0%以下、エネルギー約370kal/100g
以前はチキン・サーモン・ラム・鹿肉がメインとなっていましたが、鹿肉の供給が難しくなったことから鹿肉フードが廃盤となり、そこに新しくターキーとビーフが加わり現在は上記の5つの味となっています。