ワンちゃんは臭覚が発達しておりニオイに敏感です。

特にチワワは少食で食いつきも悪いといわれる犬種。

そこで当然味も大事だが、まずはニオイに注目してみたい。

チワワの食いつきを良くするためには、フードのニオイが大切なのです。

ワンちゃんほどニオイに敏感でない人間でも、ドッグフードのニオイが気になる時があります。

多分そんな状態のフードでは、チワワが食いついてくれるはずもありません。

フードは袋を開けて空気と触れ合った瞬間から酸化が始まり、ニオイに敏感なワンちゃんだと、1週間もすると食いつきがまるで違ってくるといいます。

このようにドッグフードが臭くなってしまう最大の原因が酸敗といわれる症状なのです。

ドッグフードの匂いが臭くなる原因

「油脂が使われ酸敗する」

ドッグフードには多くの油脂が使われています。

エネルギー源や栄養成分としての意味合いもありますが、ワンちゃんの食いつきの向上を目指していることも、大きな理由の一つとなっています。

そのためフードを油でコーティングしているのです。

これをオイルコーティング製法と呼びます。

ドッグフードが完成した後で、オイルを吹き付けて仕上げるのです。

ここでのポイントが、オイルに風味をつけるわけです。

そのためワンちゃんが好みそうなニオイが付着して、食いつきがいい嗜好性の高いドッグフードが完成するのです。

その証拠にフードを指で触ってみれば直ぐに分かります。

べったり油が指にまとわり付いてきます。

フードが臭くなる原因は、この油が酸化して酸敗するからです。

先ずは油脂が空気中の酸素と化合して、酸化が起こります。

酸敗とは油脂が酸化されて起こる変質のことであり、味、匂い、色などが変化してしまうことを意味します。

だからフードのニオイが変化して臭くなってしまうのです。

油脂はざっとあげてみても以下の通りたくさんの種類があります。

・動物性油脂
・植物性油脂
・魚油
・鶏脂肪
・亜麻仁油
・パーム油
・菜種油
・オリーブ油
・大豆油
・ひまわり油

ニオイが強烈に酷くなる条件は、先ずは油の品質が悪いこと。

さらに、ドッグフードがベタベタするとまで感じる状態に油がかかっていること。

こんなドッグフードだと、てき面に酷いニオイが生じてしまいます。

「添加物&原材料」

市販の安価なドッグフードには、大量の添加物が使われています。

つまり、原料の酸化を防ぐ理由で強力な酸化防止剤を大量に使用していたりするわけです。

特にコーティングに使用した油は酸化しやすいので要注意となります。

そのために、特に強力な酸化防止剤が使われる可能性が高まります。

・エトキシキン
・BHA
・BHT

特に上の3つはかなり強い抗酸化作用を持つため要注意です。

実はあの有名な枯葉剤やガソリンなどの酸化防止剤の役目として使われていた添加物だと言えばその恐ろしさが認識できるでしょう。

成分表をチェックして、その3つが含まれていた時点で、そのドッグフードは避ける方が無難だと思います。

これらの添加物が、フードの臭いニオイの原因にもなっています。

さらに、原材料も注意が必要です。

まずは油をチェックしてもらいたいです。

例えば、大豆油、魚油、鶏脂肪などのように具体に名称が表記され何の油であるかが明確に分かるものはOKですが、動物性油脂、植物性油脂などの曖昧表記なものはおすすめできません。

さらに同様に、肉類とか「○○ミール」「○○粉」などの表記がなされる、副産物が含まれるような粗悪な食材も避けるべきです。

粗悪な原材料もフードの臭いニオイの原因になります。

ドッグフードのニオイの悪化を防ぐ

「ノンオイルコーティング」

市販のドッグフードの多くは、チワワの食いつきを上げる狙いで、嗜好性を高めるために風味を付けたオイルでコーティングしています。

そのコーティングに使用されたオイルが最も早く酸化してしまい、ドッグフードの臭いニオイの一番の元凶なのです。

だから、ドッグフードのニオイの悪化を防ぐためには、そのようなオイルコーティング製法で製造さていない、ノンオイルコーティングのドッグフードを選ぶべきです。

ノンオイルコーティングのドッグフードは、指で割れば分かります。

ベタベタせずにサラっとした感触をしているので、すぐ見分けられますから、そのようなドッグフードを選んであげましょう。

そうすれば、グッと酸化スピードも遅くなります。

「酸化を防ぐ」

ドッグフードのニオイの悪化を防ぐためには酸化を防ぐことが大切となります。

そのためには、できる限り空気に触れさせないことです。

ドッグフードの袋の内側を見れば、銀色の包装フィルムが貼ってあることが多く、それはガスバリア性となっています。

また袋の中に脱酸素剤を封入したりしています。

他の方法としては、袋の中の空気を窒素に替えることもよく行われています。

実はこのように、あの手この手でドッグフードの開封前は酸化防止策を施していたのです。

だから開封前のドッグフードの賞味期限は長くなっており、通常少なく見積もっても12ヶ月は最低保存できるわけです。

それが開封して空気に触れさせてしまうと、1~2ヶ月程度の保存しかきかなくなり早く食べきってしまう必要が生じます。

ドッグフードの袋にジッパーが付いていればまだいいのですが、意外に有名な人気のドッグフードの袋にジッパーが付いていないことも多いのが、ドッグフード界の現状です。

このように、ジッパー付きでない袋のケースでは、一度袋を開封すればもはや再度密閉ができないという大きな問題を背負っています。

私も友人の自宅に行った時、ドッグフードの袋を輪ゴムで止めているのを見て、頼むから止めてくれワンちゃんが可哀そうだと叫んだことがあります。

このように、開封口を輪ゴムで止めたり、折りたたんだりしたところで、酸素を完全に遮断することは絶対不可能です。

だから、どんどん酸化が進み、ドッグフードが臭いニオイを発してしまうこととなります。

したがってそのようなケースでは、手間がかかりますが、

・ドッグフードを、ジップロックなどのチャック付きの小分け袋で分けて保存。
・真空容器に入れて保存。
・また、乾燥材シリカゲルを入れておくのがおすすめです。

しかしまだまだ完全ではありません。

一番の問題点が、ジップロックの素材だと酸素を通してしまうことです。

素材がどうしてもガスバリア性に優れていないのです。

そこで気になる飼い主さんの場合、ガスバリア性に優れた袋も販売されており、手軽に購入できるので紹介しておきましょう。

ラミジップ

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「無添加のもの」

添加物を使っているとドッグフードの悪臭の元になります。

だから、無添加のドッグフードを選ぶべきです。

それにも増して、保存料、香料、着色料、防腐剤、酸化防止剤といった人工添加物を使用したドッグフードでは、チワワの健康が心配になってしまいます。

「ヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)」

ドッグフードに含まれる原材料が粗悪だとドッグフードの悪臭の元になります。

人間が食べられる基準の食品レベルをキープするヒューマングレードのドッグフードを選んであげましょう。

チワワに臭くないご飯をあげたい

ただでさえ少食で食いつきが悪いチワワには、ニオイが優れた食いつきの良い安心なドッグフードを選んであげたいものです。

これまでの説明で選ぶべきドッグフードの基準が分かってきましたね。

そこでチワワが喜んでガツガツ食べてくれるであろう2つのドッグフードをおすすめしておきます。

プレミアムドッグフード『モグワン』



一つ目はモグワンです。

もちろんオイルコーティング製法などで、フードにオイルなんて吹き付けてないのは当然です。

そして人工添加物は一切不使用で、グレインフリー(穀物不使用)&ヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)です。

なお、モグワンの魅力を詳しくを知りたい、また、実際の生の声が聞きたい飼い主さんは、次の体験レビューモグワン感想&解説からチェックしてみましょう。

イギリス最高級のグレインフリードッグフード『カナガン』



「カナガン」ももちろん無添加で、当然グレインフリー&ヒューマングレードなプレミアムフード。

カナガンの魅力を詳しく知りたい飼い主のみなさんは、カナガン感想&解説からチェックしてもらえれば納得の情報が得られますよ。

「モグワン」と「カナガン」でお迷いのケースでは奮発してモグワンがおすすめ。

なお、プレミアムフードで値段が気になるなら、コスパはカナガンがお得です。

riasu