チワワのアレルギー性皮膚炎を改善!おすすめのドッグフードは?

近年ワンちゃんの皮膚アレルギーが増加し、飼い主さんは頭を痛めています。

愛犬のチワワが最近どうも体を掻いてばかりいる、なんて様子がうかがえてしまうとアレルギー性皮膚炎の可能性が高いです。

アレルギーとは、本来であれば無害なはずの食べ物や、環境要因に対して過剰反応してしまい、痒みなどが症状として出てしまうものです。

愛犬がアレルギー体質だと、皮膚のバリア機能が低下しがちなため、皮膚アレルギーの症状が出やすくなります。

ワンちゃんが発生しやすいアレルギー性皮膚炎は、大きく分けて3つです。

1.食物アレルギー性皮膚炎
2.アトピー性皮膚炎
3.ノミアレルギー性皮膚炎

この中でも増加傾向にあり、最も多くの飼い主さんを悩ませているのが食物アレルギー性皮膚炎です。

食物アレルギー性皮膚炎の原因はご飯です。

そのため、チワワの食物アレルギーを改善するには、現在メインとしているドッグフードを見直す必要があります。

今回は食物アレルギー性皮膚炎の原因を考えながら、食物アレルギー対策に有効なドッグフードの選び方について紹介します。

主な3つのアレルギー性皮膚炎

最初によくワンちゃんがかかってしまう、主な3つのアレルギー性皮膚炎について紹介します。

「食物アレルギー性皮膚炎」

食物アレルギーは、どんな食材であっても起こる可能性があります。

主にタンパク質や炭水化物がアレルゲンとなる可能性が高いとされています。

特に最近のワンちゃんは、毎日同じ種類のドッグフードを食べ続ける傾向が多く、これが食物アレルギーの可能性を高めていると指摘されています。

食物アレルギーの特徴として、まずは原因となる食べ物が触れる口の周りに発疹が起こりやすいです。

食物アレルギーは、何とワンちゃんの約40%もが持っているとされています。

アトピー性皮膚炎と症状が似通っていますが、皮膚の痒み意外に下痢や軟便などの消化器症状が起こります。

また、特に口回り、さらに背部、そして肛門から陰部周囲に症状が出ているケースでは食物アレルギーの可能性が高いとされます。

同時に外耳炎などに感染しているケースも多いようです。

さらなる特徴として、食物アレルギーの多くは3歳未満に発症します。

そしてアトピー性皮膚炎と異なる点が、4歳~10歳程度までの比較的高齢になっても

発症するケースがある点です。

食物アレルギーの症状が出やすい箇所

・口や目の周り。
・耳、耳の中の奥にもよく出ます。
・背中
・肛門付近から陰部周囲
・足の付け根
・つま先や足の裏など

「アトピー性皮膚炎」

アトピー性皮膚炎の原因は、ハウスダストやホコリ、花粉などの空気中に含まれている環境アレルゲンです。

これらの物質に対して過敏反応を引き起こす皮膚炎のことです。

また、生後6ヶ月~3歳くらいまでの子犬や、若いワンちゃんの時期に発症しやすいのが特徴。

さらに、遺伝的要因が大きく、次の犬種はアトピー性皮膚炎になりやすいとされています。

・柴犬
・シーズー
・ゴールデン・レトリーバー
・ララブラドールレトリーバー
・シェットランドシープドッグ

アトピー性皮膚炎のアレルゲンは、ハウスダストやホコリなどのため、これらのアレルゲンに接触機会が多くなる室内犬が発症しやすいとされています。

「ノミアレルギー性皮膚炎」

ノミアレルギーは、通常ノミの唾液に対して過敏反応を起こすものです。

しかし、ノミのフンや死骸からもアレルギー反応が生じてしまうケースもあります。

ノミアレルギー性皮膚炎は、外飼いのワンちゃんに多くみられます。

症状が出やすい箇所は、ノミが寄生しやすい背中からお尻の部分や、尻尾の付け根当たりです。

対処法は、動物病院でノミ駆除用の薬をもらってください。

なお、ノミ駆除用の薬は、一度だけで終わりとせずに、ある程度定期的に使用することで予防効果が高まります。

アレルギー対策のためのドッグフードの選び方

チワワへの食物アレルギー性皮膚炎の対策を紹介します。

食物アレルギー性皮膚炎の一番の原因は、毎日のご飯です。

特に毎日同じ種類のドッグフードを食べていることが、愛犬が食物アレルギー性皮膚炎になってしまう大きな原因だと指摘されています。

そのためよく耳にする、「ドッグフードを新しく変更したらアレルギー症状が緩和した」ということが生じるのです。

そこで食物アレルギー性皮膚炎で悩むチワワのために、アレルギー対策のためのドッグフードの選び方を紹介します。

「アレルギーを起こしやすい食材」

まずワンちゃんが、アレルギーを起こしやすい食材を認識しておきましょう。

約300頭のいろんな犬種に対して、様々な食材を与えてアレルギー反応を調べた調査結果が次の通りです。

食材 アレルギー反応が生じた割合
牛肉 34%
乳製品 17%
鶏肉 15%
小麦 13%
大豆 6%
ラム肉 5%
4%
とうもろこし 4%
豚肉 2%
2%
2%

「牛肉」

牛肉が圧倒的にアレルギー反応が出やすい肉だと分かりました。

ドッグフードに良く使われている原材料だけに注意が必要です。

牛肉は、味だけで言えばワンちゃんが一番好きな肉ともいわれるだけに残念です。

「鶏肉」

鶏肉はドッグフードに一番多く使われている食材です。

タンパク質が多く価格が安いのが魅力で、ドッグフードのメイン食材から簡単には外せないお肉でしょう。

「ラム肉」

ラム肉(子羊肉)が、思った以上にアレルギー反応の割合が高く以外でした。

それはラム肉は、アレルギーになる可能性が少ないと言われていたからです。

実はその理由が、ワンちゃんが今まであまり食べたことがない肉だったことが原因だったのです。

ワンちゃんは、初めての食材に対しては、比較的アレルギー反応を起こしにくいという特徴があるからです。

そのため、食べ続けていればラム肉は、巷で言われているよりアレルギー反応が出やすい肉だったわけです。

最近ラム肉は、ドッグフードに使われることが多くなっているので、アレルギー対策の肉としての効果は減少してきているといえます。

「乳製品」

乳製品はドッグフードの他、おやつの原材料によく使われているのが特徴。

チーズ味やミルク味など味も豊富。

タンパク質とカルシウムの供給源、また、腸内環境を整えてくれるなどの効果もあります。

しかし、アレルギーゲンとなる可能性も高いと知っておきましょう。

「小麦」

小麦に含まれるグルテンが、アレルギーを起こす原因とされます。

また、ワンちゃんは、小麦を消化する消化酵素を持っていないため、消化が苦手で負担がかかり一層アレルギー反応が生じやすいのです。

このため、小麦などの穀類が含まれないフードを選ぶべきです。

「大豆」

大豆がドッグフードに使われる目的は、ダイエット効果でしょう。

おからが使われているケースが多いです。

大豆に含まれるトリプシン・インヒビターという成分がアレルギーゲンとなります。

ただしその成分は、長時間加熱すると毒性はなくなります。

そのため、豆腐、納豆、おからなどの加熱や発酵をされているものは与えても大丈夫と判断できます。

「卵(鶏卵)」

鶏卵は、ボーロなどのおやつによく使われています。

高タンパクで栄養価が高いのが魅力です。

アビジンという生卵の白身に含まれているタンパク質が問題とされます。

卵アレルギーの愛犬には要注意。

「とうもろこし」

とうもろこしなどの穀物は、先ほどの小麦同様、NG食材だと認識しておきましょう。

愛犬への負担が大きい食材です。

チワワのアレルゲンを知っておこう

「食物アレルギー検査」

食物アレルギーの症状が出ているワンちゃんの場合、動物病院で食物アレルギー検査を受けて、愛犬に食べさせてはいけない食材を確認しておくことがおすすめです。

そしてドッグフードを選ぶ際には、そのアレルゲンである食材を外したフードを選ぶことが基本となります。

豆知識
アレルギーには「I型」と「IV型」というタイプがあります。「I型」は即時型で、アレルゲンと接触してから30分ほどで症状が現れます。「IV型」は遅延型で、症状が現れまでに24時間以上かかります。ただしワンちゃんの食物アレルギーは、「I型」と「IV型」の必ずどちらかだけではなく、両方のタイプを併せて持っていたり結構複雑です。

「動物性タンパク源を単独にする」

チワワにアレルギー対策としてのドッグフードの選び方のポイントが、動物性タンパク源を1種類だけの単独にすることです。

ドッグフードの選び方は、愛犬のアレルゲン食材を外します。

その上でアレルゲン以外の食材をメインとしてドッグフードを選びます。

その際のポイントが、必ず動物性タンパク源を1種類だけの単独にすることです。

メイン食材が数種類あれば、それだけアレルギー反応が生じる可能性が高まります。

また、そのドッグフードを食べてアレルギー反応が生じた場合、アレルゲンの特定ができません。

タンパク源が1種類の限定されたドッグフードを選び、さらに複数のそのようなフードを選び、ローテーションしてチワワに食べさてあげることがポイントとなります。

ワンちゃんの食物アレルギーは、同じ種類の食材をメインとしたドッグフードを食べ続けると起こりやすいのです。

そのため、動物タンパク質が1種類に限定された優秀なプレミアムフードをいくつか厳選して、ローテーションしてチワワに食べさてあげるのが対策として最も有効なのです。

「無添加フードであること」

チワワがアレルギー反応を起こしてしまう大きな要因の一つが、化学合成物質などの人工添加物がフードに含まれていることと、粗悪な原料です。

愛犬のアレルギー対策として、無添加なヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)のフードにしてください。

あなたの愛犬が食物アレルギーの症状を既に発症しており、それを改善しようとするならば、市販の安価なドッグフードではダメです。

必ず無添加&ヒューマングレードのプレミアムフードを選択するようにしてください。

「グレインフリー&グルテンフリー」

グルテンがアレルギーの原因であるケースも多いです。

グルテンは小麦や大麦、ライ麦などによく含まれています。

また、穀物は消化吸収が悪くアレルギーを誘発します。

炭水化物に穀物を使用していないフードを選ぶようにしましょう。

チワワの食物アレルギー対策におすすめのドッグフード

今回はチワワの食物アレルギー対策におすすめのドッグフードとして、メイン食材を単独としたプレミアムフードを何点か紹介します。

これらのドッグフードを選んで、ローテーションを組むことが、チワワの食物アレルギー対策のベスト方法の一つとなります。

イギリス最高級のグレインフリードッグフード『カナガン』



チキンが大丈夫なワンちゃんであれば、絶対おすすめのドッグフードが「カナガン」です。

カナガンは、良質な平飼いチキンをメイン食材として50%以上使用しています。

子犬~シニア犬まで関係なく食べられる全ステージ対応のチキンドッグフードです。

必ずローテーションとすべきフードの候補の一つとなります。

カナガンの魅力を詳しく知りたい飼い主のみなさんは、「カナガン感想&解説」からチェックしてみましょう。

【馬肉自然づくり】



馬肉は低アレルゲン食材であり、とてもアレルギー反応が出にくいことで有名です。

なので必ずローテーションの一つのフードとして最適です。

馬肉をメイン食材として使用しているフードのなかで一押しのドッグフードが「馬肉自然づくりドッグフード」であり、馬肉の魅力を最大限に引き出した、無添加でヒューマングレードなプレミアムフードです。

馬肉に鶏肉が加わっていますが、何としても馬肉メインのドッグフードがローテーションの一つに欲しいのでおすすめします。

「馬肉自然づくり」のさらなる魅力を知りたい飼い主さんは、全成分まで徹底して解説を行い、さらに口コミなどの評判も紹介して、丸裸にした次の感想評価記事をチェックしてみましょう。

アカナドッグフード



カナダ生まれのアカナドッグフードは、地元産の新鮮な原材料を使用して、自社のキッチンで製造することにこだわりをもったプレミアムフードです。
特徴がラインナップが多いことです。

アカナには「シングルシリーズ」という、単一タンパク源の豊富なラインナップが勢ぞろいしています。

それこそ、アカナのみの同ブランド内でローテーションできてしまいます。

・アカナ グラスフェッドラム(ラム肉)
・アカナ フリーランダック(鴨肉)
・アカナ ヨークシャーポーク(豚肉)
・アカナ パシフィックピルチャード(イワシ)

文句なしでローテーションフードとして推薦できる単一メイン食材がそろっているので、あなたの愛犬にアレルゲンの心配がない食材フードを選んでみましょう。

riasu