チワワは舞茸(まいたけ)を食べて大丈夫?栄養素や与える際の注意点

舞茸の名前の由来は、見つければ思ず踊り出して喜ぶほどの、幻の貴重なきのこだったからだそうです。
1983年頃から人工栽培がされるようになり、菌床栽培がスタートするまでは、名前の由来通り松茸と並んで貴重な幻と称されるほどのきのこだったのです。
現在は1年を通じて気軽に入手でき、歯触りが良く、煮ても炒めても揚げても美味しいポピュラーなきのこと言えます。

今回は、チワワは舞茸を食べて大丈夫なのか、また、栄養素や与える際の注意点について紹介します。

チワワは舞茸を食べて大丈夫?

結論を言えば、チワワは舞茸を食べて大丈夫です。
ワンちゃんは、毒キノコ以外であれば、きのこ類を食べても問題がないとされています。
ただし、生で食べさせるのはNGなので、必ず加熱して与えてあげましょう。

舞茸の栄養素を見ていきましょう。

舞茸の主な栄養素

成分(100g当たり)         含有量
エネルギー             15 kcal
水分                92.7g
タンパク質             2g
脂質                0.5g
カリウム              230mg
マグネシウム            10mg
リン                54mg
鉄                 0.2mg
亜鉛                0.7mg
ビタミンB1            0.09mg
ビタミンB2            0.19mg
ビタミンB6            0.06mg
葉酸(ビタミンB9)         53μg
食物繊維             3.5g

チワワに与える量はどれくらい

はたして舞茸は、チワワに与える適量はどの程度なのでしょうか。
もちろん適量は、チワワの健康状態や年齢、体重、運動量など様々な要因で異なってきます。
よく手作りご飯や、ドッグフードにトッピングしてあげるときの目安として言われるのが、野菜類は食事量の10%以下に抑えようということです。
これが一つの目安となります。
このため、少量を主食にトッピングする程度にしておきましょう。
あくまでもしいたけは、栄養補助として取り入れるべきであり、主食に影響がないように注意してください。
また、カロリーで表したケースでも言われる目安が、総カロリーの10%未満です。
チワワのような小型犬の場合は、本当に一口で十分でしょう。

チワワに舞茸を与えるメリット

「ナイアシン」

ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、動脈硬化を予防する効果があるとして期待される成分です。
油を摂りすぎたり、人口調味料を摂取することなどによって、ドロドロの血液の人が増えています。
このような流れの悪い状態だと、血液が詰まってしまい動脈硬化を引き起こす原因となる恐れがあります。
ナイアシンを多く含む舞茸には、ドロドロの血液の原因とされる高コレステロールを「コレステロール低下」へと導く作用が働きます。

また、糖質、脂質、タンパク質の代謝を行い、循環系、消化器系、神経系などの働きをサポートする作用が生じます。

さらにナイアシンは、アルコールの分解をサポートする働きがあります。
ワンちゃんは、お酒を飲むことはできませんが、二日酔いばかりしている飼い主さんは、お酒のつまみとして舞茸を一緒に食べておくといいですよ。

「エルゴステロール」

舞茸をはじめとするきのこ類には、「エルゴステロール」という成分が含まれています。
エルゴステロールの特徴は、日光(紫外線)に当たるとビタミンDに変わることであり、カルシウムの吸収を高めて血中カルシウム濃度を保つ作用があり、小腸や腎臓でカルシウムとリンの収集を促進します。
そのため骨や歯の形成、骨そしょう症の予防などに効果が期待できます。
また、免疫細胞を活性させる働きもあります。

チワワは体格が華奢な超小型犬のため、30cm程度の段差から飛び降りても骨折してしまうほど骨が弱い犬種です。
だから舞茸を与えて、散歩に行き日光にもしっかり当ててあげたいですね。

「β-グルカン」

β-グルカンは、舞茸をはじめとするきのこ類に含まれる成分。
ストレスによる免疫低下を抑制し、アレルギー症状の軽減させる効果が働きます。
注目したいのが、ガン予防に効果があるとされる、免疫細胞「NK(ナチュラルキラー)細胞」の活性も促す働きがある点です。

「ビオチン」

ビオチンはビタミンB群の一種で、ビタミンB7とも呼ばれます。
酵素の働きを助けて様々な生理反応と関わり、エネルギー代謝で発生した疲労物質である乳酸の代謝を行ったり、遺伝情報を伝えるDNAの合成に関与します。
また、アトピー性皮膚炎の原因とされるヒスチジンを尿中へ排泄促進して、皮膚炎を予防する効果があります。

「亜鉛」

舞茸には100gあたり0.7mgの亜鉛を含みます。
亜鉛はコラーゲンやケラチンの合成に関与して、チワワの皮膚や被毛の維持や、傷の治癒などに役立ちます。
亜鉛不足になりと、毛の艶が悪くなったり、よくフケが出てしまいます。

「食物繊維」

食物繊維は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やし、また、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌が増えるのを抑えてくれて、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることで、腸内環境を改善する働きがあります。

食物繊維には、便質を改善し便通を促す不溶性繊維と、腸内の不要なものを排出する水溶性繊維があります。

舞茸に含まれる食物繊維総量の3.5gのうち、不溶性食物繊維を3.2gと多く含んでいます。
不溶性食物繊維は、腸内の発がん性物質を吸着してくれるため、大腸ガンの予防効果があり、また、お腹の中で水を吸収して膨らむため、腸を刺激して蠕動運動(ぜんどううんどう)」を活発にすることで、便を外へ排出しやすくして便秘解消の効果が期待できます。

チワワに舞茸を与える際の注意点

「与え過ぎない」

舞茸は、食物繊維を豊富に含むため、与えて過ぎてしまうと消化不良を引き起こしてしまい、嘔吐や下痢を起こす原因となる恐れがあります。
チワワは食物繊維を消化できません。
ちなみに、ワンちゃんに必要な量の計算式は、「犬の体重㎏×0.17g」となっているので、一日の摂取目安にしてみましょう。

「生で与えない」

きのこ類は、生で食べると食中毒になってしまう危険性があるので、必ず加熱調理するようにしましょう。
人間でも生のきのこを食べれば、嘔吐や下痢をしがちです。
また、加熱することで柔らかくなり消化がしやすくなります

「細かく刻む」

チワワはあまり噛まずに丸飲みする習性があるため、細かく刻むことで食物繊維を潰し消化がしやすくなります
フードプロセッサーでペースト状にしてあげれば、さらに効果的です。
大きな塊のまま与えてしまうと、チワワが喉に詰まらせる危険もあり、喉に詰まって嘔吐したり、万一呼吸困難を起こせば大事です。
その面からも、細かく刻むことはとても有効です。

「アレルギーに注意」

食物はすべてアレルギンになる要素を含んでいます。
このため、舞茸を食べてアレルギーを起こす子もいます。
したがってチワワに初めて与える時は、細心の注意を払い、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。
・目の充血
・体を痒がる
・湿疹、じんましん、
・嘔吐、下痢
上記のようなアレルギー症状が見られたならば、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

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