朝起きてモコの顔を見たら、何か嬉しそうに得意万遍。
ヤバいぜ。
こんな顔付きのモコは、決まってゴミ箱荒しに成功した時さ。
予想通り、やられちゃいました。
さて問題は腹具合。
ゲリピーになってないといいんだけどね。
リアスもパパもママもビビ姉までも、ボクを食いしん坊ってバカにするんだ。
でも一杯食べれることはいいんだよ。
とにかくお腹が空くんだよ。
ボクは前から不満なんだ。
ボクとビビを比べてよ。
ボクの方が、倍近くもデカイいんだ。
だからビビよりボクが大食いなのは当然さ。
確かにフードはボクの方が量が多くくれるよ。
だったら当然おやつだってボクの方が多くなるのが道理だろ。
ボク間違ったこと言ってないだろ。
なのにだよ。
なぜ、おやつだとビビと同じになるわけ?
ボクは理由が分からないよ。
ビビ姉がボーロ1個なら、ボクも同じく1個さ。
これは絶対おかしいよ。食い物の恨みは怖いんだよリアス。
はいはい、モコ君。
仕方がないから理由を教えるよ。
それは君が太り気味だからさ。
つまりデブ。
私は悩んでいるんだよ。
飼い主として失格かなと。
毎回獣医師に、私はもっと痩せさせなさいと注意を受けているんだよ。
くびれ何てないからねモコは。
寸胴、樽状態さ。
何だって、ボクがデブ犬だって。( ゚д゚) ・・・
そんなこと言ってもお腹が空くんだい。
ボクは散歩が出来ないから、やっぱり運動不足なのかな。
でもボクはいつも必死で空腹のサインを送っているんだ。
こんな具合にね。
お腹が空けばボクは、ご飯のお皿の前でオスワリしたり、エサ皿を噛んだり、舐めたりして、必死で空腹サインを送っているんだ。
そしてチラチラとリアスを眺めるんだけどまったく効果なし。
あんまりお腹が空いた時は、ボクはわざわざお皿を口に咥えて、リアスのところまで持っていったりもしてみるんだ。
こんなに努力しても、まるでリアスは無視さ。
次のボクの作戦は、エサ皿の前で吠えること。
でもボクはお利巧だから、無暗には吠えないよ。
ちゃんと「ワン」と1回だけ吠えるのさ。
一転して甘え作戦の時もあるよ、この時は、「クンクン」とか「クーン」なんて具合に甘えて鳴いてみるんだ。
あの手この手と試してみても、まるで無視さ。
つきまとい作戦も実施してみたよ。
しかたがないから不本意だったけど、実力行為に出て、ボクは前足で催促してみたことだってあるんだ
ダメ元で、リアスの口元も舐めて見たよ。
ボクは子犬時代には、母犬の口元を舐めて、母乳の催促をしてたからさ。
甘いよモコ。
リアスは立派なリーダーだから、あたいらの要求には乗ってこないさ。
すべてリアスが決めて指示してくれるんだ。
だからご飯のタイミングもリアス次第さ。
あたいはそんなリアスだから、尊敬して慕っているのさ。
これを主従関係っていうんだぜ。
モコだってリアスが大好きだろ。
あたいたちの関係はバッチりさ。
なんかビビが嬉しいことを言ってくれてますね。
普段は文句ばっかり言っているくせに。
まあコミュニケーションだけは、しっかり図っているからな。
これからも、リーダーと認めてもらえるように頑張っていくよ。