ナメクジやカタツムリが危険！モコは注意犬が食べると死んじゃうかも

相変わらずビビは、どこでそんな情報を仕入れてくるのか知らないが、物知りだな。

私は子供のころカタツムリが好きでさ、よく捕まえて遊んだもの。

面白いよな。

突っつけば体が縮まるのさ。

子供はみんな一度はハマって、夢中で遊んだモノさ。

でもカタツムリとナメクジでは、人気に雲泥の差があるんだ。

もちろん人気者はカタツムリ。

愛嬌があって可愛いよな。

やっぱ殻を背負っているところがチャームポイントで最高なのさ。

ナメクジなんて特に女子は、気持ち悪いとしか言わないからな。

はっきり言って嫌われモノ。

よく塩をかけて退治したものさ。

あれは面白い。

本当に溶けて小さくなっていくんだ。

子供のころカタツムリを触って遊んでいて、よくおかんに注意されたな。

「カタツムリは毒を持っているから触ったらダメ！」ってさ。

モコが食べたり触ったりしないように、カタツムリやナメクジの怖さを教えておくよ。

先ずは、本当にワンちゃんが死んでしまうことがあると知っておいてよ。

いや人間だって死んじゃうくらい怖いんだよ。

じつは犯人は、寄生虫なのさ。

犬の寄生虫といって誰しもまず思い浮かべるのが、蚊が媒介するフィラリアでしょう。

カタツムリやナメクジにも寄生虫がいたわけで、こいつらが危険なのさ。

次の2つの寄生虫を覚えておいて。

・ロイコクロリディウム

・広東住血線虫（かんとんじゅうけつせんちゅう）

モコ、まずはロイコクロリディウムについて説明するよ。

何とこいつは、鳥の体内で産卵するんだ。

相変わらずモコは早合点だな。

今からちゃんと分かりやすく説明するから、大人しく聞いてなよ。

このロイコクロリディウムの卵は、鳥の糞と一緒に混じって外に排出されるのさ。

そしてそれをカタツムリが食べてしまうから、カタツムリの体内で生まれるんだよ。

どうだい意味が通じただろ？

ところがここからが、こいつの凄いところなんだ。

モコは何故、このロイコクロリディウムが鳥の体内にいたか不思議じゃないかい？

ロイコクロリディウムは、カタツムリの体内で生まれると、目の中に入り込むのさ。

そしてまるで芋虫のようになって動くわけ。

その様子を見た鳥が、好物の芋虫と勘違いして食べてしまうのさ。

まったくの驚き現象だな。

この脅威といえるカタツムリから鳥へという移動サイクルを繰り返すことで、ロイコクロリディウムは、生き抜いているのさ。

フフフ、モコも少しは知恵を付けてきたな。

簡単には何事も信じなくなってきたか、扱いにくくなってきたな。

それでは仕方がないから、モコがぐうの音もでない、証拠をお目にかけてやるよ。

モコよ、この動画を見てみなさい。

↓↓動画です。苦手な方は閲覧注意！！↓↓

どうだねモコ君、さすがに反論のしようもない、驚きの事実だろ。

私は嘘なんてつかないのさ。

どうですかみなさん。

モコも開いた口が塞がらず、見事に納得顔となりましたが、確かに見た目芋虫そっくり、鳥が間違えるのも納得ですね。

正確に言えば、ロイコクロリディウムは、北海道や中部地方北部などに生息する「オカモノアラガイ」というカタツムリの仲間にのみ基本的に寄生します。

こいつは、生で食べない限りは体内に入り込むことはまずありえないため、危険ランクは低いといえ、まだ触っただけならば安心なわけ。

本当にヤバイ危険な厄介者が、次に紹介する広東住血線虫。

こいつはそれこそ、単に触っただけでも体内に入ってしまう危険がある超要注意な奴なんだ。

広東住血線虫は、カタツムリやナメクジを、幼虫が寄生する宿主である中間宿主とする寄生虫なんだ。

成虫が寄生する終宿主は、ドブネズミやクマネズミになるのさ。

日本では沖縄、小笠原、奄美大島などの暑い地域に主に生息しています。

ただし、最近の温暖化現象の影響のためか、だんだん本土にも上陸して、増加しつつあると言われているから要注意だよ。

犬どころか沖縄では2,000年に、７歳の女児が広東住血線虫による髄膜脳炎で死亡しているんだ。

さっき触っても感染すると脅かしたけど、実はもっとすごい驚くべきショッキングなニュースがあるのさ。

広東住血線虫が寄生したナメクジやカタツムリはね・・・・。

つまり、食べるいや触る、いやいやそれどころか、こいつらが歩いた野菜を食べることでも感染する恐れがあるんだ。

まあモコが勝手にお庭の植物とか食べなければ大丈夫さ。

モコに与えるトッピングした野菜類などは、ちゃんと綺麗に洗ってあげるからな。

このようなことから、家庭菜園をしている方は、要注意ですね。

必ず十分に野菜を水洗いしてから食べるように注意してください。