犬は喋れないから会話を交わせませんね。

でも、そんなことないさ。

愛犬の気持ちなんてお見通しさと、おしゃる飼い主さんも多いはず。

私も結構、ビビとモコの気持ちをすぐ読んでしまいますね。

モコ

ええどうして?

リアスにはボクの気持ちが分かっちゃうの。

そうかリアスは超能力者だったんだ。

ビビ

相変わらずモコはボケたこといってるな。

あたいだって結構リアスの気持ちが分かるよ。

あたいらワンコは、いつだって飼い主の様子をちゃんとチェックしているからな。

モコ

そうだよねビビ姉。

ボクもリアスの気持ちが分かる時があったよ。

リアスが怒っているのはすぐ分かるよ。

ビビ

またまた寝ぼけたこと言って。

あたいはワンコの先輩として情けないね。

それはモコが、イタズラとかして叱られているだけだろ。

飼い主さんであれば、愛犬の鳴き声や鳴き方を聞き分けて、ある程度気持ちが読み取れてしまうもの。

ママが幼児の気持ちを見抜くのと同様ですね。

これからワンちゃんを飼うんだという新米飼い主さんに、少し愛犬の鳴き声のパターンを聞き分けるポイントを紹介しておくよ。

ビビ、実際に気持ちを込める時の鳴き方の特徴って何かある?

ビビ

もちろんさ。

あたいは声に高低を付けて鳴くね。

なるほどね。

確かに少し注意して耳を澄ませるだけで、チワワのビビの泣き声に、高低の違いがあることに気づけますね。

それでは簡単に、犬の鳴き声の高低の違いによる気持ちの差を紹介。

ワンちゃんが低い鳴き声のケースでは、一般的に警戒心が強いケースなんだ。

だから愛犬が、普段より低く鳴く時には、何に警戒しているのかちゃんとチェックすべきさ。

見知らぬ人がいるとか、他のワンちゃんの存在とかな。

これに反して高い鳴き声のケースでは、喜んで興奮しているケースが多いわけ。

まず少なくとも敵意は抱いていないと判断できるね。

この鳴き方はすぐ分かるね。

あなたが外から帰ってきたときなど、まさしくこのパターンのはず。

愛犬があなたを喜んで歓迎してくれている時の泣き声は、間違いなく高い鳴き声になっているからね。

今度少し注意を払って、聞き耳を立てればすぐに分かりますよ。

「バセンジー」ってワンちゃんを知っているかな?

吠えないことで有名なワンちゃんなんだけど、同時に嬉しい時の鳴き声の定番として紹介されるワンちゃんなんだ。

鳴くことがなかなか珍しいとされるバセンジーの鳴き声だから、とても興味が持てますよね。

ちょっと聞いてみましょう。

どうだい、モコも気持ちを込める鳴き方があるかい。

モコ

ボクはね、唸り声とか声を伸ばしたりするな。

自然とそうなるんだな。

確かにこれも定番だね。

威嚇を含んだ唸り声をワンちゃんたちが出すときは、必ずと言っていいほど長く唸りが続くからね。

犬が長く唸る時は、まさしくやる気ビンビン状態の臨戦態勢。

それこそ牙むき出しなんてことも。

来るなら来てみろ闘うぞとの気持ちが詰まった威嚇で、こっちまで恐怖感を感じてしまいますね。

反対に短い唸り声を出すケースもあります。

これは唸っているワンちゃん自身が、恐怖心を持って唸っていることが多いといえます。

また、軽い程度で唸っている状態かもしれませんね。

つまり、相手をさほど意識することもなく、それこそうっとうしいからあっちへ行けと軽く威嚇する程度なわけです。

このように、声の長さ一つからでも、結構気持ちが読み取れるわけですね。

この他にも愛犬が、くり返して何度も鳴く時にも注意すべき。

もしも愛犬が、激しく、絶え間なく、何度も鳴いたり、鳴き続けるケースでは、かなり危険や恐怖などを敏感に感じ取って興奮している状態のため要注意。

反対に鳴き声が、2、3回程度までで途切れるような場合ならば、気にする必要はありませんね。

さほど激しく興奮してはいません。

相手にちょっと興味を示して、軽く威嚇した程度。

つまり、一応吠えてみて、なんか文句あるなんて具合に、相手の反応を少しうかがってみた程度といえるでしょう。

まとめてみると、紹介した次の3つの愛犬の鳴き方のポイントに注意ですね。

ポイント1:声の高低

ポイント3:くり返して鳴く回数

モコ

凄いなリアス。

ボクたちワンコの鳴き方で気持ちが分かってしまうんだね。

それじゃさ、例えばボクが、警戒して吠えるとすれば、どんな吠え方になるわけ?

モコは意外に敏感に物音とかに反応するからな。

まあそんなちょっとモコが危険を察知して吠えるケースはね。

低く短く数回吠えて様子を伺うパターンさ。

決して鳴き続けないのさ。

それに鳴き声だって、中程度の大きさって感じさ。

モコ

わーい凄いなさすがリアス、ボクの気持ちを見事にお見通しだね。

それじゃボクが、嬉しくて吠える時はどうなのさ。

そんな時モコは、少し高い声で短く吠えるのが特徴さ。

つまり嬉しいウキウキ気分なわけだね。

単純だから分かりやすいよ。

やったあ、大好きなご飯の時間だ。

わーい、リアスが帰ってきたぞ嬉しいなって具合さ。

ビビ

ねえリアス。

あたいも吠え方とか特徴が出るのかな?

もちろんビビの鳴き方の特徴だってお見通しさ。

ビビはチワワは特有のマイペースなところもあるけど。

実は結構、甘える時や悲しい時などは、しっかり感情がこもった鳴き声になるからな。

甘える時は吠えるっていう感じゃなく、それこそ喋る感じなんだ。

「クーン・クーン」ってな。

この時の声のトーンは少し高い声で、しかも決まって声の大きさは抑え気味さ。

体をすり寄せながら鳴いてくるしね。

悲しくて吠えている時だって、ちゃんとビビの気持ちが伝わってくるな。

凄く感情がこもった吠え方になっているからな。

それこそ泣いている感じ。

ちょっと特徴がある吠え方になるから、本当にすぐ分かるね。

高い声で、少し語尾を伸ばすような感じで吠えるんだな。

音量は中程度さ。

またビビは、モコが小さい子犬の時には、ちゃんと叱って吠えたりしていたよ。

これはつまり、母犬の吠え方なんだ。

子犬がいたずらした時などの吠え方さ。

ちゃんと、母犬代わりにモコの面倒を診ていてくれたのさ。

どんな吠え方かと言えば、1回短く低い声で、それ程大きくない程度ではっきり吠えるんだ。

モコ

へえそうか。

ボクビビ姉に、しっかり仕込んでもらってたんだね。

ビビ姉、サンキュー!

riasu