甘くて水分たっぷりの夏のフルーツが桃。
結構高カロリー(約80~90kcal)ですよ。
桃はアレルギー食品としても有名だから、チワワに食べさせるのがちょっと不安を感じる飼い主さんもいることでしょうね。
チワワに桃を食べさて大丈夫かの解答は、少し疑問符がついて△マークってところでしょうか。
まあ無理して食べさせないでというのが、正直な感想です。
その理由は、アレルギー反応を示しやすい果物であることと、種には有害な成分が含まれているからなんです
正直なかなか適量は判断できません。
でもチワワのような超小型犬の場合は、10g程度までを限度としてください。
まあ桃はアレルギーの危険も高いし、1日の摂取量は50gくらいまでがおすすめです。
結構多めに適量を紹介しているサイトもありますが、50gくらいまでに止めておけば、安心だと思いますね。
また、桃は毎日与えたりせずに、ご褒美にたまに与える程度にしておきましょう。
桃には、ビタミンEが一番多く含まれています。
強力な抗酸化作用があり、活性酸素を無害化する効果があり、老化を防いでくれるため、「若返りのビタミン」とも呼ばれ、アンチエイジング効果が期待できます。
さらに、動脈硬化の予防効果があり、血行を良くしたり、貧血を防ぐ働きもあります。
水分が多くジューシーな桃ですが、思った以上に食物繊維が豊富。
実は、バナナよりも多くの食物繊維が含まれているほどなのです。
ちょっと意外な驚きですね。
桃の食物繊維は、ペクチンなどの水溶性食物繊維が半分を占めるため、お腹を整えて、便秘の解消や腸内環境の改善に大きな力を発揮してくれます。
しかしワンちゃんは、食物繊維が消化吸収できないので注意が必要です。
カリウムは、代謝や神経の働きをサポートしたり、体の中の不要な水分や塩分を体外に排出してくれます。
また、高血圧の予防にも効果を発揮してくれます。
カリウムが不足すると、脱力感が生じ、神経過敏となり、不整脈などを発症しやすくなります。
桃は水分も多くカリウムも豊富なので、脱水時に摂取すると有効です。
ビタミンB3とも呼ばれます。
糖質、脂質、タンパク質の代謝に効果が期待できます。
桃には、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには、抗酸化作用が働き、また皮膚や粘膜の健康維持にも効果があります。
しかし、水に溶けやすく熱に弱いという特徴があるため、加熱してしまうと減少してしまい思ったより摂取しにくい成分です。
ただしビタミンCは、ワンちゃんの体内で生成される非必須ビタミンです。
桃の種は要注意。
アミグダリンという成分を含んでおり、この成分は消化分解される時、毒性の青酸化水素を発生させる物質が含まれています。
そして実は、桃の実にも極わずかながら、アミグダリンが含まれているようです。
人間の青酸化水素の致死量は、60ミリグラムとされています。
このため、ワンちゃんの体が人間より遥かに小さいと言っても、桃の実一個程度であれば食べても問題はなさそうです。
もしもワンちゃんが種を飲み込んでしまえば、喉や腸管に詰まらせてしまう恐れが心配されます。
特に喉に詰まれば、呼吸困難を引き起こす可能性があり、それこそ逆さつりにして、背中をたたいて吐き出させる応急処置が必要となります。
また飲み込んだケースでは、ウンチと一緒に排泄されるか必ず確認すべきです。
元気がなくなったり、嘔吐する、血便が生じるなどした場合、速攻で動物病へ連れて行ってあげてください。
最近人間の場合、皮ごと食べる人も増えているようです。
これは、皮に面した実の部分が一番甘味が高いとされ、桃そのものの味わいを楽しむには、是非皮ごと食べるのがおすすめと言われたりするためです。
しかしそのためには、まずは「無農薬」のものを選ぶことが必須条件となります。
チワワの場合は、皮は剥いてあげてください。
桃の皮は消化がよくないので、チワワが食べてしまえば消化不良を起こす可能性があります。
桃は非常にアレルギーを起こしやすい果物です。
したがってチワワに初めて与える時は、要注意です。
まずは量ですが、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。
皮膚が赤くなり、湿疹、じんましんが出たり、目の充血や嘔吐や下痢の症状があれば、すぐに動物病院を受診してください。
桃の缶詰などの加工品を与えないようにしましょう。
加工品にはシロップなどのように、必ず大量の砂糖が使用されていることが多いので、ワンちゃんの肥満の原因となるため、与えないように注意してください。
あっという間に太ってしまう原因になります。
また、あまり甘い味に慣れさせてしまうと、主食のドッグフードを食べなくなってしまうケースもあり要注意となります。