2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にプロプランを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「プロプラン」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にプロプランを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
プロプラン支持者が多い理由の一つが、世界的に有名なドッグショーのチャンピオン犬の多くが愛用していることで有名なペットフードだからです。
2010年のAKC(アメリカンケネルクラブ)オールショードッグランキングにおいては、上位10頭注10頭がすべて、さらに上位100頭のうち93頭ものチャンピオン犬がプロプランを食べていました。
ただしプロプランは、第一主原料に肉を使用してはいますが、原料的には高アレルゲンで消化も悪い、小麦や大豆などの穀類を多く含むドッグフードといえます。
また油もよくない動物性油脂が使用されており、低品質な原料といえるミールも配合されています。
このように、粗悪な原料を多く含むフードでが、無添加フードにはなっています。
また、プロプランは、ピュリナワンなどでお馴染みのピュリナシリーズのドッグフードであり、販売元はネレスでありリニューアルもされています。
口コミ情報などを見ていると、とうもろこしがカットされた点の評価が高いようですが、その代わりとしてシリアルブランや大麦が加えられており、全体的には穀物の割合が上がった感があります。
プロプランのラインナップは豊富であり、「超小型犬」「小型犬」「中型犬」「大型犬」を主にして細かく分かれています。
今回は、全犬種 成犬用をメインとして紹介していきます。
原産国 アメリカ
メイン食材 チキン
価格 2.5kg:2,400円
賞味期限 開封前:製造から18ヶ月 開封後:1ヶ月
販売会社 ネレス日本株式会社
住所 神戸市中央区御幸通7-1-15ネスレハウ
電話番号 078-230-7000
成分 含有量
タンパク質 24%以上
脂質 8%以上
粗繊維 4%以下
灰分 10%以下
水分 12%以下
カロリー 327kcal/100g
犬の体重 1日に与える量
1kg 30g
2kg 50g
3kg 65g
4kg 80g
5kg 95g
6kg 110g
7kg 120g
8kg 135g
9kg 150g
10~15kg 160~215g
15~25kg 215~315g
25~35kg 315~405g
35~45kg 405~490g
45kg以上 490g以上
プロプランドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
プロプランは、合成保存料、香料、着色料、防腐剤といった人工添加物を一切使用していません
酸化防止剤は天然由来成分のミックストコフェロールであり安全です。
このため安心して愛犬に食べさせてあげられるフードです。
プロプランは、年齢別及びサイズ別に分かれ豊富なラインナップが揃っています。
このためあなたの愛犬に合ったフードを簡単に選べてしまいます。
プロプランは、安価なフードであれば穀物をメインとするところを、しっかり第一主原料に肉を使用しています。
ワンちゃんは本来肉が主食であり、健康維持には動物タンパク質を多く摂取する必要があり、犬向きのフードとなっています。
プロプランは、リニューアルでとうもろこしがカットされたものの、アレルゲンが高い穀物である小麦や大豆を始めとして多くの穀物が含まれており気になります。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
プロプランは、ミール類を多く含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
プロプランにはフードの表面によく吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、どのような動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
プロプランには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
ビートパルプのイメージは、硫酸等の薬品を用いて抽出されるため、その薬品が残留し、ワンちゃんへの健康に悪影響を及ぼす可能性が心配となります。
安価なペットフードの多くは薬品を使用していますが、良質なフードの場合は薬品を使用しません。
圧力をかけることで浸出してくる様々な構成成分を分離し、そして最後に出てくる繊維分を抽出した物をビートパルプとして使用するのが優秀なフードです。
ビートパルプそのものは、食物繊維を豊富に含み、決して有害ではないので、きちんとした調理法を行えば安心できます。
このため世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
なお、ダイエット用のドッグフードに多めに使用される傾向があり、一般常識としてビートパルプは危険とのイメージが出来上がっており、原料に含まれている段階で不安を感じてしまう方が見えるかも知れませんね
うちの子はあまり好き嫌いが無い方ですが、プロプランは苦手なのかあまり食べてくれません。
後便が凄く黒くなり気になります。
下痢になりました。
食いつきも今一であり合わない感じです。
アレルギーが出て肌荒れしました。
可哀そうに体を掻きまくっています。
小粒で食べやすそうです。
すごく毛艶が良くなってきました。
うんちの量が減り、臭いも弱まった。
値段もまずまず安くて満足しています。
偏食なうちの子が残さず食べてくれます。
お腹の調子も良いです。
食いつきだけは好みのため、当然良い悪い両方の声があがりますが、プロプランに関しては結構食べてくれないという声も多いようです。
また、同様にお腹の調子も、良い悪い両方が聞こえてきます。
ビートパルプの影響も気になるところです。
それだけに、プロプランはしっかり愛犬に合うかどうかを見極める必要がありそうです。
第一主原料に肉、無添加フードと体裁は整えていますが、それ以外には特にウリは感じられず、原材料も目立つものはなく、気になるものが多く入ったフードです。
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