2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にelmo(エルモ)を与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「elmo(エルモ)」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にelmo(エルモ)を愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
エルモは原材料がすべて100%イタリア産のドッグフードです。
Monge&C.S.p.a.というイタリアの会社が製造販売しています。
メイン食材は鶏肉で、原材料の産地がすべて明らかになっているフードです。
ただし、犬が苦手とする穀物の使用が多く、気になるあまり適さない原材料も使われています。
油はよくない動物性油脂が使われているといった具合です。
今回はアダルトラム・ライス&ポテトをメインとして紹介していきます。
原産国 イタリア
メイン食材 鶏肉
価格 800g:1,485円
製造元 Monge&C.S.p.a.
輸入・販売元 株式会社ATSU.Trading
住所 東京都中央区銀座5-14-10
成分 含有量
粗タンパク質 30%以上
粗脂肪 18%以上
粗繊維 2%以下
粗灰分 7%以下
カルシウム 1%以上
リン 1%以上
オメガ6(必須脂肪酸) 7%以上
オメガ3(必須脂肪酸) 0.7%以上
犬の体重 1日に与える量
1kg 25g
3kg 50g
5kg 70g
10kg 115g
15kg 150g
20kg 180g
25kg 210g
30kg 235g
40kg 290g
50kg 335g
60kg 380g
70kg 430g
80kg 460g
エルモドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
エルモの最大の特徴は、原材料が100%イタリア製であり、産地も明らかにされている点です。
このため安心して与えることが可能なフードです。
エルモドッグフードは、安価なフードであれば穀物をメインとするところを、しっかり第一主原料に肉を使用しています。
ワンちゃんは本来肉が主食であり、健康維持には動物タンパク質を多く摂取する必要があり、犬向きのフードとなっています。
エルモドッグフードは、合成保存料、香料、着色料、防腐剤といった人工添加物を使用していません
このため、安心して愛犬に与えることができます。
エルモは、アレルゲンが高いトウモロコシを始めとして穀物が多く含まれており気になります。
またさらに、とうもろこしからデンプンを取り除き、安価なドッグフードによく用いられており、消化も悪く、遺伝子組み換え作物が用いられている可能性もあるコーングルテンも含まれており、エルモに含まれるとうもろこしの量はかなり多いのではないかと懸念します。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
エルモには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
ビートパルプのイメージは、硫酸等の薬品を用いて抽出されるため、その薬品が残留し、ワンちゃんへの健康に悪影響を及ぼす可能性が心配となります。
安価なペットフードの多くは薬品を使用していますが、良質なフードの場合は薬品を使用しません。
圧力をかけることで浸出してくる様々な構成成分を分離し、そして最後に出てくる繊維分を抽出した物をビートパルプとして使用するのが優秀なフードです。
ビートパルプそのものは、食物繊維を豊富に含み、決して有害ではないので、きちんとした調理法を行えば安心できます。
このため世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
なお、ダイエット用のドッグフードに多めに使用される傾向があり、一般常識としてビートパルプは危険とのイメージが出来上がっており、原料に含まれている段階で不安を感じてしまう方が見えるかも知れませんね
エルモにはフードの表面に吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、どのような動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
加水分解動物性タンパクとは、タンパク質をアミノ酸のレベルにまで分解した肉のことです。
このように分解することで消化がしやすくなり、さらにアレルギー反応が起こりにくいという効果が期待できます。
ただし、一般的に加水分解の方法としては、塩酸を用いるため心配が生じます。
分解が終わった後の塩酸は、通常アルカリで中和することで食塩のかたちで除去しますが、
塩酸などによる酸分解によって製造されているケースでは、発がん性物質が含まれる危険性が指摘されています。
このため、ドッグフードのように毎日長期的に摂取する場合は危険性が高まり、また、腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性もあります。
エルモにはにんにくパウダーが含まれており、これはにんにくの粉のことです。
にんにくは玉ねぎと同じ「ユリ科ネギ属」であり、他のネギ類より危険性は低いですが、「アリルプロピルジスルフィド」という成分を含み、赤血球を溶かし貧血を招くリスクがあります。
ただし、にんにくは、スコルジニンを始めとした有効成分を多く含み、愛犬が元気がない時に与える飼い主さんも見えるほどで、にんにくのサプリも販売されています。
このため、適量であれば問題がないともいわれています。
しかし、犬に対して有害となる成分を含んでいることは事実であり、ワンちゃんの体質や体重などの個体差によっても許容量は異なります。
仮に有益な働きが見込める食材であっても、同時に少しでも有毒な成分を含むケースでは、与えるべきではないと考えられます。
にんにくの犬への影響を詳しく知りたい方は次の記事を参照してみましょう。
エルモは賞味期限の記載が見当たりません。
ドッグフードは開封した瞬間から酸化がはじまり、もちろんできるだけはやめに消費するのが基本となります。
しかしドッグフードは、賞味期限を過ぎると酸化が進んでしまい、ワンちゃんの食いつきがが悪くなる上に、健康への障害も生じる可能性があるため、賞味期限の記載は必要と感じます。
なお、保存を伸ばそうと考え、フードを冷蔵庫に保存する方が見えますが、かえって温度差で結露してドッグフードが湿ってしまい、それがカビの原因になる可能性があると知っておきましょう。
このため、ドッグフードの保存は、常温で湿気の少ない涼しいところに保管することとなります。
エルモの口コミ数はまだ少なく、まとめるほどないので要点だけ簡単に紹介します。
・食いつきが良いです。
・好き嫌いが激しい子ですが、エルモは食べてくれます。
・コスパはいいと思います。
・ウンチが調子よくなりました。
口コミ数が少ないため、みなさんの意見の代わりに私のエルモ感想を述べておきます。
エルモの最大の特徴は、原材料がすべて100%イタリア産というこだわりであり、原材料の産地も明白にしており、誠意は感じられるフードと言えます。
メイン食材も肉となっており、無添加フードです。
ただし原材料には魅力を感じません。
穀物が多く使用され、油もよくない動物性油脂が使われています。
健康を維持するこれといったウリの成分使用も特にありません。
それにしては価格が高すぎです。
この価格であれば、もっと原料の品質を高めたり、ウリの成分を配合することが可能だと思えます。
あるいは反対に、もっと価格を下げる方向にもっていくべきでしょう。
粗タンパク質30%以上、粗脂肪18%以上、粗繊維2%以下、粗配分7%以下、代謝エネルギー4,250kcal/kg
粗タンパク質26%以上、粗脂肪14%以上、粗繊維2.5%以下、粗配分6%以下、代謝エネルギー4,050kcal/kg
粗タンパク質28%以上、粗脂肪14%以上、粗繊維5%以下、粗配分7%以下、代謝エネルギー3,900kcal/kg
去勢・避妊手術後ケアの肥満問題対策のダイエット用のドッグフード。
ワンちゃんの美しい毛並みなどの美艶サポート用のドッグフード。
関節ケア及び軟便リスクサポート用のドッグフード。
高タンパク、低カロリー、低脂肪の体重管理ケア用のドッグフード。
アレルギーケア用のドッグフード。