上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「コンボ」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にコンボを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
コンボドッグフードは、旧ビタワンコンボのことであり、創業から50年以上という老舗の日本ペットフード社が販売する国産フードです。
スーパーなどの量販店などでよくみかけるお馴染みのドッグフードです。
ウリは財布に優しい激安商品で、小魚やジャーキー、角切りチーズなどを混合したドッグフードの先駆けとして誕生した商品というところでしょう。
価格が安いだけに、当然原材料はワンちゃんの健康無視でお粗末です。
メインはワンちゃんが苦手な穀類で、高アレルゲンの小麦やトウモロコシが主体で配合されています。
肉類は、粗悪なミールやパウダーが使用され、油は危険な動物油脂が使われています。
保存料には、発ガン性物質を発生させる恐れのある成分であるソルビン酸カリウムが使われ、ダメ押しにドッグフードには本来必要でない着色料が添加されている始末です。
今回は、角切りビーフ・野菜ブレンドをメインとして紹介していきます。
原産国 日本
メイン食材 穀類
価格 920g:603円
販売会社 日本ペットフード株式会社
住所 東京都品川区東品川2丁目2番4号天王州ファーストタワー5F
電話番号 03-5479-6400
成分 含有量
タンパク質 20.0%以上
脂質 7.0%以上
粗繊維 4.0%以下
灰分 9.0%以下
水分 20.0%以下
カルシウム 0.8%以上
リン 0.6%以上
リノール酸 1.0%以上
カロリー 290kcal/100g
犬の体重 1日に与える量
1kg 50g
2kg 80g
3kg 100g
4kg 130g
5kg 150g
6kg 170g
8kg 220g
10kg 260g
20kg 430g
コンボドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
コンボは、1kg655円とかなり安価なフードです。
もちろんこれだけ安価な値段であれば、原料の品質に期待はできませんが、安ければ経済的に助かるのは事実です。
大型犬や多頭飼いしている家庭では助かりそうですね。
コンボは、普通によくスーパーやホームセンターでも見かけるフードです。
またAmazonや楽天市場などのネット通販でも販売されています。
このため、手軽に手に入れやすい利便性に優れたフードといえます。
コンボは、以下の通りの豊富な素材をトッピングすることでバランスがよく、ワンちゃんが飽きのこない味となっています。
ビーフ本来の美味しさを引き出し、霜降り状に仕上げています。
ささみ本来の美味しさを引き出し、ヘルシーに仕上げています。
DHAやカルシウムが豊富な小魚を使用。
ワンちゃんが美味しく食べながら、カルシウムの補給ができます。
風味豊かなチーズを食べやすい角切り粒に仕上げています。
ビタミンや食物繊維の豊富なキャベツを厳選使用。
栄養と健康を考えたおいしい素材です。
DHAやカルシウムが豊富な小魚を食べやすい粒に仕上げています。
コンボドッグフードは、一貫した高品質管理に基づいて、日本ペットフード静岡工場で生産されています。
静岡工場は万全の品質管理を誇るペットフード専用工場のため、安全・安心です。
・ビタミンや食物繊維が豊富な8種類の野菜をブレンドしており、栄養バランスにすぐれます。
・腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖を配合して、お腹の健康を維持します。
・皮膚の健康と毛艶の健康維持に役立つ、γ-リノレン酸を配合しています。
・骨と関節の健康維持に役立つ、グルコサミン、コンドロイチンを配合しています。
コンボは、ワンちゃんの年齢やタイプに合わせた充実のラインナップを誇ります。
また、体重が気になる愛犬には低脂肪タイプもあります。
さらにワンちゃんの嗜好性を考慮して、ビーフ・ささみ・チーズ・野菜などの各種の自然な食材を生かした味を揃えており評価できます。
コンボは、油脂の中では良質であるγ−リノレン酸を含むことは高評価できます。
犬の健康維持に働くオメガ6を含みます。
コンボは、ワンちゃんが苦手な穀類がメインで使われおり、高アレルゲンの小麦、とうもろこし、大豆がそろい踏みです。
近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
しかしコンボは、とうもろこしや小麦などの注意すべき穀物を大量に含んでおり心配です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
コンボは、肉は生肉ではなくミール類を使用しています。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位、例えばチキンミールであれば、トサカやくちばし、羽や爪などもすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスであり、何を使っているか分かりません。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ただしミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
コンボにはフードの表面によく吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、どのような動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
ソルビン酸カリウムは、発ガン性物質を発生させる恐れのある成分とされ危険視されています。
とくにハムやソーセージなどの、亜硫酸塩を含む食べ物と一緒に摂取すると危険であり、化学反応を起こして強力な発ガン性物質をつくり出すと指摘されています。
デヒドロ酢酸ナトリウムは、過去には摂取数時間後から失調、嘔吐などの症状がみられ、3日後にはワンちゃんが死亡したという報告例もあるほど危険な物質です。
もちろんコンボに使用される量は、心配無用な量に抑えられていることでしょうが、それでも危険な余分といえる添加物は極力使用すべきではないといえます。
コンボには、着色料として、二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号などが使われています。
二酸化チタンは、白色の着色料であり、ガン、アルツハイマー、不妊・妊娠合併症などを引き起こす恐れのある成分だとされています。
赤102号は、食用タール色素の一種であり、日本では洋菓子やソーセージなどにまだ使用が認められていますが、ベルギー、カナダ、アメリカなどの海外では、発がん性の危険性があるとして食用には禁止されています。
黄色4号の特徴は、熱・光・塩基などに強いことです。
日本ではゼリーやシロップなどに利用されていますが、アレルギー症状が出やすく、ノルウェーやスウェーデンなどの海外では食用に使用することが禁止されています。
青色1号は、発がん性は認められておらず、お菓子やジュースなどに利用されています。
そのため、着色料の中では安全なほうだとされており、日本やEU、アメリカなどでは食用に使用することができますが、ベルギー、フランス、ドイツ、スウェーデン、オーストリアなどでは食用に使用することが禁止されています。
本来ドッグフードに着色料は必要ありません。
それは犬が色を識別できないからです。
このためわざわざフードに色を付けて見栄えが良くしている理由は、購入者である飼い主さんにアピールしているためであり、ワンちゃんには何のメリットもありません。
コンボのタンパク質は20.0%%以上であり、脂質も7.0%以上とどちらも少し低めです。
タンパク質は子犬期であれば30%以上、成犬期であれば25%以上、脂質最低でも10%は欲しいものです。
ちなみに、AAFCO(米国飼料検査官協会)によるタンパク質の最低基準は、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上であり、脂質は子犬用基準8.5以上、成犬用基準5.5以上となります。
このため、成長期の子犬や、運動量の多い活発なワンちゃんには不向きといえます。
また、低脂質フードが良いと言われていますが、脂質はエネルギー源なので低いと元気がでません。
脂質が7.0%しかないようなフードを食べ続けていれば、脂質不足となってしまう恐れがあります。
下痢になりました。
安さにつられましたが、あらためて原材料を見ると、調子が悪くなるのも当然の内容かなと思っています。
小魚が喉に引っかかってビックリしました。
特に老犬や口が小さい超小型犬は要注意だと思います。
まったく無視で食べてくれません。
安さに目がくらんで購入しましたが、体に悪いよと訴えられているような気がしました。
飽きることもなく、美味しそうに食べてくれます。
国産だし値段も安く助かります。
コンボにしてから、少し痩せました。
肥満気味だったので嬉しいです。
食いつきも良いですよ。
国産でスーパーなどで手に入りやすい身近なフードで安価なため、ついみなさん買っているようですね。
リーズナブルな価格は魅力でしょうが、1kg1,000円を切るようなフードは、愛犬の健康に害をなすリスクが高い事実を認識しておきましょう。
購入後あらためてじっくり源材料をチェックして、酷さに驚いた何ていう声もありましたが、やはり危険な着色料などを始めとする添加物を含むフードはせめて避けてもらいたいですね。
・角切りビーフ・野菜ブレンド
・角切りビーフ・キャベツブレンド
・角切りささみ・チーズブレンド
・低脂肪角切りささみ・野菜ブレンド
・低脂肪11歳以上角切りささみ・野菜ブレンド
・超小型犬用角切りささみ・野菜ブレンド
・8歳以上角切りささみ・野菜ブレンド
・11歳以上角切りささみ・野菜ブレンド