2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にくいしんぼを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「くいしんぼ」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にくいしんぼを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
くいしんぼは、ペットプロから販売されている国産ドッグフードです。
1kg162円という超激安フードです。
さすがにこの価格のため、便材料は犬の健康無視でお粗末の限りです。
当然メインはワンちゃんが苦手な穀類であり、高アレルゲンの小麦やとうもろこしが使われています。
肉類は粗悪なミール使用で、しかもフェザーミールが使われたりまでしています。
油は危険な動物性油脂使用です。
とどめには、本来ドッグフードには必要がない添加物である着色料が使用されています。
今回は、デリシャスミックス ビーフ&小魚味をメインとして紹介していきます。
原産国 日本
メイン食材 穀類(とうもろこし、小麦粉)
価格 8kg:1,301円
販売会社 株式会社ペットプロジャパン
住所 大阪府門真市松生町6-20
電話番号 06-6905-9988
成分 含有量
粗タンパク質 18.0%以上
粗脂肪 5.5%以上
粗繊維 5.5%以上
粗灰分 7.5%以上
水分 10.0%以下
カルシウム 0.8%以上
リン 0.6%以上
食塩 0.3%以
リノール酸 1.0%以上
ビタミンA 5,000IU/KG以上
ビタミンB1 1.5mg/kg以上
カロリー 305kcal以上/100g
犬の型 成犬時の体重 給与量
超小型犬 1.0~4.5kg 45~135g
小型犬 4.5~9.0kg 135~225g
小型犬 9.0~13.5kg 225~305g
中型犬 13.5~27.0kg 305~510g
大型犬 27.0~46.0kg 510~765g
超大型犬 46.0~90.0kg 765~1,265g
くいしんぼドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
くいしんぼは、1kg162円とかなり安価なフードです。
もちろんこれだけ安価な値段であれば、原料の品質に期待はできませんが、安ければ経済的に助かるのは事実です。
大型犬や多頭飼いしている家庭では助かりそうですね。
くいしんぼは、安価なフードでは珍しく、人工的なビタミン類のみならず、野菜類が原材料に配合されています。
含有量は不明ですが、実際ににんじんが入っており、野菜でビタミン類を摂取できるフードであることは魅力です。
実際ににんじんが、ワンちゃんにとって有効であるか知りたい人は、次の記事を参照してみましょう。
関連記事:「チワワはにんじんを食べても大丈夫!注意点やメリットは」
当サイトでは、70種類以上の野菜の犬との相性がバッチリ分かる野菜一覧表として、「犬が食べてよい野菜&悪い野菜」を紹介していますので、興味がある方は是非一度チェックしてみてください。
くいしんぼは、ワンちゃんが苦手な穀類がメインで使われおり、高アレルゲンの小麦、とうもろこし、大豆がそろい踏みです。
近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
しかしくいしんぼは、とうもろこしや小麦などの注意すべき穀物を大量に含んでおり心配です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です
くいしんぼは、ミール類を多く含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
なおくいしんぼには、粗悪なフェザーミールが含まれています。
フェザーミールは動物の肉ではなく、羽を使用して作られる肥料のことです
動物の羽までいれるのは、かさ増し意外の何物でもなく、消化が悪くワンちゃんが消化不良を起こす原因にもなり要注意です。
くいしんぼにはフードの表面に吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
くいしんぼドッグフードは、食塩を使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
くいしんぼに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
原料に魚介類としか明記されていないため、まったくどのような種類の魚が使用されているのか分かりません。
犬は特定の魚にアレルギーがあって食べられないケースがあります。
特に青魚(サバ、アジ、イワシなど)をアレルゲンとするワンちゃんは多いです。
このため、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載して欲しいものです。
この記載がなければ、魚にアレルギーがある場合、そのフードを選んでもらえないことにも繋がってしまいます。
くいしんぼには、着色料が使われています。
赤102号は、食用タール色素の一種であり、日本では洋菓子やソーセージなどにまだ使用が認められていますが、ベルギー、カナダ、アメリカなどの海外では、発がん性の危険性があるとして食用には禁止されています。
黄色4号の特徴は、熱・光・塩基などに強いことです。
日本ではゼリーやシロップなどに利用されていますが、アレルギー症状が出やすく、ノルウェーやスウェーデンなどの海外では食用に使用することが禁止されています。
本来ドッグフードに着色料は必要ありません。
それは犬が色を識別できないからです。
このためわざわざフードに色を付けて見栄えが良くしている理由は、購入者である飼い主さんにアピールしているためであり、ワンちゃんには何のメリットもありません。
くいしんぼのタンパク質は18.0%以上であり、脂質も5.5%以上とどちらも少し低めです。
タンパク質は子犬期であれば30%以上、成犬期であれば25%以上、脂質最低でも10%は欲しいものです。
ちなみに、AAFCO(米国飼料検査官協会)によるタンパク質の最低基準は、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上であり、脂質は子犬用基準8.5以上、成犬用基準5.5以上となります。
このため、成長期の子犬や、運動量の多い活発なワンちゃんには不向きといえます。
また、低脂質フードが良いと言われていますが、脂質はエネルギー源なので低いと元気がでません。
脂質が5.5%しかないようなフードを食べ続けていれば、脂質不足となってしまう恐れがあります。
・食いつきが悪い
・下痢になった
・嘔吐した
・アレルギーが出て体を掻きむしっている
・値段が安い
・美味しそうに食べている
とにかく値段の安さが魅力のフードです。
しかしその価格の安さに反比例して、危険が上昇します。
悪い口コミを見ていても、下痢や嘔吐、アレルギ反応とお決まりの症状が多く起こっています。
愛犬の健康を考慮するのであれば、1kg1,000円以下のフードは選ばないのを、一つの最低指針としてもらいたいですね。
毎日のご飯はとても大切です。
添加物が入ったフードがいかに危険でリスクが高いか認識してもらいたいものです。
・くいしんぼ デリシャスミックス ビーフ&小魚味
・くいしんぼ デリシャスミックス チキン&野菜味
・くいしんぼ デリシャスミックス シニアささみ小魚