2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にスペシフィックを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「スペシフィック」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にスペシフィックを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
スペシフィックは、デンマークの製薬会社が作った動物病院専用フードの療法食です。
日本では、インターベットという会社が輸入販売しています。
ただし原材料をチェックする限りは、結構気になるお粗末な内容といえます。
メインは米だし、高アレルゲンのトウモロコシが使用され動物性タンパク質も魚粉です。
また、ドッグフードには必要ない砂糖が使用されてもいます。
一番気になるのは、当サイトでは危険と判断するBHT、BHA、没食子酸プロピルの3つの酸化防止剤が配合されているところです。
このような内容ですが、療法食ということもあって、1kg1,436円と価格も高いです。
今回は、CID(高消化性)をメインとして紹介していきます。
原産国 デンマーク
メイン食材 米
価格 2.5kg:3,590円
対応年齢 全年齢対応
賞味期限 未開封の場合18ヶ月、開封済みの場合3ヶ月
販売会社 インターベット
住所 東京都港区浜松町1-27-14 サン・キツカワビル7・8F
成分 含有量
粗タンパク質 21.6%以上
粗脂肪 1.4%以上
粗繊維 2.0%以下
粗灰分 9.2%以下
水分 10.5%以下
カロリー 399kcal/100g
犬の体重 | やせぎみ | 理想体重 | 太りぎみ |
1kg | 30g | 25g | 20g |
1.5kg | 41g | 34g | 27g |
2kg | 51g | 42g | 34g |
3kg | 69g | 57g | 46g |
4kg | 85g | 71g | 57g |
5kg | 101g | 84g | 67g |
6kg | 116g | 97g | 77g |
8kg | 144g | 120g | 96g |
10kg | 170g | 142g | 113g |
12kg | 195g | 162g | 130g |
14kg | 219g | 182g | 146g |
16kg | 242g | 202g | 161g |
18kg | 264g | 220g | 176g |
20kg | 286g | 238g | 191g |
25kg | 338g | 282g | 225g |
スペシフィックドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。
また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。
子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。
このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。
このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。
上記給与量の2倍を上限に調整します。
餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。
目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。
生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。
生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。
成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。
給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。
このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。
上記給与量の8~9割を目安に調整します。
老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。
このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。
スペシフィックは、デンマークの製薬会社が作った療養食であり、本来は動物病院専用のドッグフードです。
このため通常のドッグフードと異なり、特有の症状に対して効果が期待できます。
また、動物病院専用のドッグフードといいながらも、実際にはAmazonや楽天などの通販サイトから購入が可能です。
動物病院によっては、スペシフィックのサンプルを配布しているといいます。
残案ながら全ての動物病院で取り扱っているわけではないそうですが、事前に食いつき度の確認などが行えるため有難いですね。
スペシフィックにはオリゴ糖が配合されています。
オリゴ糖はプレバイオティクスであり、乳酸菌などのエサとなって善玉菌を増やすことで、腸内環境を整える効果が期待できます。
オリゴ糖のなかでもフラクトオリゴ糖は、腸内環境に良い影響を及ぼすとしてとても評判が高いです。
スペシフィックはアレルゲンが高いトウモロコシが使用されています。
また、犬は動物性タンパク質を多く摂取したいところでうが、メインが米です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
スペシフィックには、糖類である砂糖が含まれています。
嗜好性を上げる目的かと思いますが、ドッグフードに砂糖などの糖類はまったく不要です。
肥満をもたらし犬の病気のリスクを上げるだけであり、さらにこのような味に慣らせてしまえば、他のフードなども食べなくなってしまう可能性大です。
スペシフィックには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
ビートパルプのイメージは、硫酸等の薬品を用いて抽出されるため、その薬品が残留し、ワンちゃんへの健康に悪影響を及ぼす可能性が心配となります。
安価なペットフードの多くは薬品を使用していますが、良質なフードの場合は薬品を使用しません。
圧力をかけることで浸出してくる様々な構成成分を分離し、そして最後に出てくる繊維分を抽出した物をビートパルプとして使用するのが優秀なフードです。
ビートパルプそのものは、食物繊維を豊富に含み、決して有害ではないので、きちんとした調理法を行えば安心できます。
このため世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
なお、ダイエット用のドッグフードに多めに使用される傾向があり、一般常識としてビートパルプは危険とのイメージが出来上がっており、原料に含まれている段階で不安を感じてしまう方が見えるかも知れませんね
BHTは、1940年ごろから石油・ガソリンの酸化防止剤、抗酸化剤として利用されるようになり、1954年に食品用の添加物として認可されました。
しかしその後、発がん性が指摘されたために、人間の食品には厳しい基準がもうけられました。
ところがドッグフードに関しては、150μg/gであればBHTの使用が認められています。
人間には基準が厳しく、犬が食べるドッグフードならば基準が低いなんて矛盾していますよね。
本来、体の小さなワンちゃんは、人間よりはるかに少ない量でも受ける影響は大きくなるはずです。
犬がBHTを含んだフードを食べることで、膀胱がんや甲状腺がんになる恐れが高まります。
合成酸化防止剤である「BHA」は、発がん性などの危険もある人工合成の化学物質であり、危険なドッグフードの象徴です。
BHAを含むフードを食べることで、愛犬にがんが発生したり、歩行障害や呼吸困難、肝臓障害や消化器官からの出血などの恐れが生じます。
速攻で酸化防止剤は天然由来のものだけに変更してもらいたいところです。
魚粉に含まれている油は酸化しやすく、危険な添加物であるエトキシキンが使われている可能性があります。
また、魚粉としか明記されていないため、まったくどのような種類の魚が使用されているのか分かりません。
犬は特定の魚にアレルギーがあって食べられないケースがあります。
特に青魚(サバ、アジ、イワシなど)をアレルゲンとするワンちゃんは多いです。
このため、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載して欲しいものです。
この記載がなければ、魚にアレルギーがある場合、そのフードを選んでもらえないことにも繋がってしまいます。
加水分解動物性タンパクとは、タンパク質をアミノ酸のレベルにまで分解した肉のことです。
このように分解することで消化がしやすくなり、さらにアレルギー反応が起こりにくいという効果が期待できます。
ただし、一般的に加水分解の方法としては、塩酸を用いるため心配が生じます。
分解が終わった後の塩酸は、通常アルカリで中和することで食塩のかたちで除去しますが、
塩酸などによる酸分解によって製造されているケースでは、発がん性物質が含まれる危険性が指摘されています。
このため、ドッグフードのように毎日長期的に摂取する場合は危険性が高まり、また、腸内細菌のバランスを崩してしまう可能性もあります。
やはり療養食はあまり美味しくないのでしょうかね。
残念ながらほとんど食べてくれません。
病院で与えられたフードなのに、食べると下痢になります。
また、発がん性の危険もあるとされるBHAやBHTが含まれているフードである点も疑問です。
スペシフィックを食べて下痢と嘔吐を起こしました。
療養食としながらも、これでは与えられません。
CIDを与えてからお腹の調子が良くなりました。
ただしあまり美味しそうな感じでは食べていないような気もしますが、まずは良いウンチにもなり満足です。
腎臓病のため、CKWで治療しています。
食いつきは良いのでとりあえずは安心です。
少しおかげで元気が出てきたように思えます。
口コミを聞いていると、病気になり病院推薦で療法食であるスペシフィックを与えているケースがほとんどです。
専門の獣医師のオススメのため、悪いとは思いませんが、原材料をみる限り、少なくとも発がん性の恐れもあるBHAやBHTが含まれているのは疑問が残ります。
病気への効果までは良く分かりませんが、原材料のみを見れば、高アレルゲンのトウモロコシが使用されていたり、ドッグフードに必要と思えない砂糖が含まれていたり、また魚粉やビートパルプの使用など、かなり気になる原料が入っています。
実際に結構下痢になったという声も多く聞こえてきます。
療養食の種類は豊富ですが、品質のレベル的には疑問が残りますね。
・CD:ストルバイト結石症に対応。
・CCD:食物アレルギーに対応。尿酸アンモニウム尿石症にも有効。
・CDW:食物アレルギーに対応。
・CED:糖尿病、高血圧、高脂血症などに対応してシニア犬向き。GIコントロール
・CID:消化器疾患などに対応。高消化性
・CIW:消化器疾患などに対応。高消化性
・CKD:腎臓不全、心不全、肝不全、高血圧、シスチン尿石症などに対応。
・CKW:腎臓不全、心不全、肝不全、高血圧、シスチン尿石症などに対応。
・CΩD-HY:食物アレルギーや消化不良などに対応。加水分解プラス
・CRD-1:肥満、糖尿病、高脂血症などに対応。ウェイト・マネージメント
・CRW-1:肥満、糖尿病、高脂血症などに対応。ウェイト・マネージメント
・CRD-2:減量後の体調管理や肥満の予防や糖尿病に対応。
・F/C-IN-W:手術後の回復期や、疾病による栄養状態の回復。
・CPW:成長期の子犬向き。
・CXW:成犬用