カムカムとは、南米アマゾン河流域で自生するフトモモ科の常緑低木の果実です。
水の中でも生育できる植物としても注目されています。
カムカムの名の由来は、水に落ちたカムカムの果実を魚が食べる時の擬音語によるとされています。
さくらんぼに似た赤紫色の可愛い実のフルーツであり、スーパーフードと呼ばれるほどの美容効果が注目され一躍人気が高まりました。
その最大の魅力が、世界で一番ビタミンCを含有するとされる植物だからです。
何とレモンの50倍以上のビタミンCを含むとされています。
このためあまりにも酸味が強烈過ぎて、通常はドリンクなどの加工品として摂取されています。
なおカムカムは、ペルー政府が果実の輸出許可を認めていなかったため、幻のフルーツとされていましたが、アマゾン下流のブラジルでも栽培がされはじめ、日本にはブラジル産の種子や苗が入手可能となりました。
このようにビタミンCを豊富に含むカムカムを犬に与えて大丈夫でしょうか。
カムカムは特に中毒を引き起こす成分も含んでいないため、愛犬に与えても大丈夫といいたいところですが、カムカムの実を食べさせることはできません。
理由は、日本国内では生のカムカムの果実は流通していないためです。
これは原産国であるペルーが、輸出を認めていないためですが、先ほど紹介したとおり、ブラジル産のカムカムの輸入が可能となったため、これから流通しだす可能性があります。
ただし現在もジュースなどの加工品であれば購入できるため、愛犬にあたえるならば、果汁100%のジュースである濃縮還元ではなく「ストレートタイプ」がおすすめとなります。
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カムカムは、世界一のビタミンCを含む果実とされ、その量は100gあたり約2,800mgです。
ビタミンCには、抗酸化作用が働き、また皮膚や粘膜の健康維持にも効果があります。
紫外線による肌ダメージの回復などにも役立ちます。
しかし、水に溶けやすく熱に弱いという特徴があるため、加熱してしまうと減少してしまい思ったより摂取しにくい成分です。
ただしビタミンCは、ワンちゃんの体内で生成される非必須ビタミンです。
このため、チワワは体内でビタミンCを合成することができますが、生成量は一日で最大でも約60mg程度、それだけではまだまだ不足であり、ビタミンCは通常水溶性ビタミンのため、体内に蓄積しにくい性質があるため、どんどん摂取する必要があります。
カムカムの酸っぱさは、クエン酸によるものです。
クエン酸の働きは疲労の原因となる乳酸の増加を抑制・分解してピルビン酸に戻してくれることであり、そのため疲労回復に効果が生じる成分といえます。
クエン酸には、鉄分の吸収をサポートする作用もあり、鉄の吸収率を高めてくれるため、貧血を予防する効果も働きます。
他にも、吸収されにくい成分を吸収されやすい形に変えて吸収率を高めたり、体内の有害物質を体外に排出しやすい形に変えて排出する「キレート効果」も併せもちます。
カムカムには、抗酸化作用が働くポリフェノールが、100g当たり約1,400mgと豊富に含んでいます。
これは、ポリフェノールといえば真っ先に名前が浮かぶ赤ワインの約7~10倍にもなります。
活性酸素はストレスや紫外線などでも生まれ、体内で必要以上に増えすぎると、身体の内側を酸化させ細胞や血管の老化を進めてしまいます。
活性酸素を減らすには、ポリフェノールなどの抗酸化成分が有効になります。
つまりポリフェノールは、この活性酸素を消去してくれる嬉しい成分であり、抗酸化作用は、体のサビ防止を図ってくれ、老化や生活習慣病など様々な不調から守ってくれます。
食物はすべてアレルギンになる要素を含んでいます。
このため、カムカムの100%ジュースを飲んでもアレルギーを起こす子もいます。
したがってチワワに初めて与える時は、細心の注意を払い、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。
・目の充血
・体を痒がる
・湿疹、じんましん、
・嘔吐、下痢
上記のようなアレルギー症状が見られたならば、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。