暑い日には冷やしうどん、寒い時には煮込みうどんという具合に、1年中いつの時期でも手軽でツルっと喉越しよく美味しく食べられるうどんは、日本人が好きな食べ物のひとつといえます。
値段も安価でスーパーなどで手軽に手に入り、食卓に並ぶことも多いはず。
風邪などを引いた体調不良時にも、消化も良く温まり食べやすい食べ物で重宝します。
愛犬の手作り食としても便利そうなうどんですが、はたして愛犬にうどんを与えても大丈夫でしょうか?
答えは、犬にうどんを食べさせても大丈夫です。
ただし、量には注意して、人間のようにメインの食事としてしまわずに、間食やおやつとして少量のうどんをあげるイメージが大切。
手作り食していなければ、メインはドッグフードですから、あくまでも副食として与えてください。
成分名 成分量(100gあたり)
エネルギー 105kcal
水分 75g
タンパク質 2.6g
ナトリウム 120㎎
カリウム 9㎎
リン 18㎎
亜鉛 0.1㎎
銅 0.04㎎
ビタミンB2 0.01㎎
ビタミンB6 0.01㎎
葉酸 2μg
ナイアシン 0.2mg
食物繊維 0.8g
うどんと言えば、炭水化物のかたまりのようなイメージですが、上記表からも分かる通り、生命活動のエネルギー源である炭水化物を始めとして、ビタミンやミネラル、食物繊維なども、思った以上にバランスよく含んだ食材だと分かります。
うどんは小麦粉がメインな炭水化物だけに、カロリーが高めのイメージですが、他の主食となる穀物系の食材と比較してみましょう。
100gあたりのカロリーで比較。
・ゆでうどん:105kcal
・白米:168kcal
・食パン:260kcal
実は穀物系の主食のなかでは、うどんはダントツに低カロリーとなります。
うどんは、白米や食パンよりはダントツで低カローリーでしたが、それでも100gあたり105kcalあり、量を食べてしまえば高カロリーとなってしまいます。
また、塩分を多く含んでいる点も食べ過ぎてはいけない要注意点です。
塩分過多となると、高血圧や腎臓に負担をかける恐れがあります。
さらに、原料は小麦粉であり、犬にとっては消化が苦手で、また、小麦アレルギーの心配があります。
うどんは柔らかくて、つるんとしていて食べやすいため、仮にワンちゃんがあまり食欲がないケースでも、ペロッと食べてしまうことがよくあります。
このため、食欲不振時には有効となりますが、反面食べ過ぎてしまう可能性もあるため注意が必要。
このように、多くの注意点も含む食材のため、与える量には十分注意しましょう。
うどんは、小麦粉・塩・水で作られています。
だから塩分量に注意が必要になります。
小麦粉を水でこねればうどんは完成しますが、そこに塩を入れる理由は、生地が柔らかくなりすぎないようにするためと、湯がいた時に浸透圧の関係によって素早く内部までしっかりと火を通すためとなります。
気になる塩分ですが、実はうどんをお湯で湯がけば、ほぼ90%近く溶けだして無くなるため、湯がきさえすれば、さほど神経質になる必要はありません。
ただし、茹で汁には溶け出た塩分が多く含まれているため、しっかりと流水で洗ってから与えることが肝心となります。
返って注意すべきは出し汁であり、味付けをしたつゆに付けてしまえば塩分が多くなります。
したがってつゆには味付けをしない、またはもうつゆは付けずに、トッピングする他の具材の味で食べさせてしまうのがおすすめです。
トッピングして食べさせようと紹介しましたが、うどんのみでは、炭水化物・グルテン蛋白だけとなり、少し栄養の偏りが生じるため、ささみなどを乗せてタンパク質なども補う必要があります。
この時、ついいつものつもりで、うっかりうどんにネギを入れるなんていうミスを間違っても侵さないように注意してください。
ネギは当然みなさんご存知の通り、犬が食べてしまうと中毒症状を引き起こしてしまう、食べてはダメな危険な食材です。
また、人間用に作った出し汁をそのまま、愛犬のうどんに使ってしまうようなこともしないように注意してください。
人間用のつゆであれば、醤油などで味付けされているし、ネギのエキスが入っていたりしてしまいます。
犬にうどんを与える際は、そのままの長い状態で与えずに、必ず短く切ってあげるようにしましょう。
長いままだと、喉に詰まらせてしまう危険性があります。
嘔吐の原因となり易いため、注意が必要です。
小麦アレルギーの犬は多いため、注意が必要です。
人間でも小麦は、牛乳・卵に次いで食物アレルギーになり易いとされる食材です。
このため、初めて愛犬にうどんを愛犬に食べさせるときは、極微量与えることがまずは常識。
そしてしっかり、愛犬に変化が何か生じないか観察します。
元気がなくなるなど、少しでも気になる変化が感じられた時には、それ以上与えないようにしてください。
アレルギーが起こったケースでは次のような症状が起こります。
・目の充血
・体を痒がる
・湿疹、じんましんが出る
・嘔吐、下痢など
ひどい場合だと、アナフィラキシーショックになることもあるため、要注意。
・うどん:2本
・鶏ささみ肉:50g
・キャベツ:1枚
・にんじん:少々
・しいたけ:少々
・うどん:2本
・鶏ささみ肉:50g
・納豆:1/4パック
・オクラ:1本
・鰹節:少々