上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「日本犬柴専用」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際に日本犬柴専用を愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
日本犬柴専用は、柴犬の特性や生活習慣に着目して開発されたドッグフードであり、特に柴犬を飼っている方には気になるフードといえます。
しかし、柴専用という名前に安易につられずに、しっかり原材料をチェックすべきです。
原料を確認すると、メインは犬が苦手な穀類で、アレルゲンの高い小麦や大豆を含みます。
また肉類は粗悪なミールが使われており、油もよくない動物性油脂使用です。
価格は1kgで200~300円程度、安いと飛び付きたくなる人がいそうですが、その値段で良い品質を保てるはずがないと気づいてください。
日本犬柴専用は、「着色料は使用していない」としっかり述べており評価できますが、その他の具体な情報が残念ながら皆無です。
他の添加物や食材のグレード、生産地など何の情報もない以上、アピールできることもない粗悪なフードと思えてしまいますね。
今回は、チキン味をメインとして紹介していきます。
原産国 日本
メイン食材 糟糠類
価格 2.5kg:569円
4kg:954円
6.5kg:1,518円
販売会社 イースター株式会社
住所 兵庫県たつの市誉田町福田726番地
電話番号 0791-63-2323
成分 含有量
粗タンパク質 24.0%以上
粗脂肪 8.0%以上
粗繊維 6.0%以下
粗灰分 9.5%以下
水分 10.0%以下
カロリー 320kcal/100g
日本犬柴専用は、着色料を用いず原料そのままの自然な色となっています。
多くのフードに有害な着色料が使用されていますが、本来犬は色を識別できないため、フードに色を付けても無意味です。
これはまさしく、フードを購入する飼い主さん目的で色を付けているだけといえ、犬には何のメリットもありません。
日本犬柴専用は、1kg200円代とかなり安価なフードです。
もちろんこれだけ安価な値段であれば、原料の品質に期待はできませんが、安ければ経済的に助かるのは事実です。
柴犬を多頭飼いしていれば、魅力溢れる価格と言えます。
日本犬柴専用は、普通によくスーパーやホームセンターでも見かけるフードです。
またAmazonや楽天市場などのネット通販でも販売されています。
このため、手軽に手に入れやすい利便性に優れたフードといえます。
日本犬柴専用には、共通して健康維持に働くDHAとEPAが配合されています。
その他にもラインナップによって柴犬の年齢に考慮して、リノール酸やリノレン酸、グルコサミン、乳酸菌、ハーブなどが配合されており、ワンちゃんの健康維持に期待が持てます。
日本犬柴専用は、ラインナップによればメインで穀類が使われているなど、ワンちゃんが苦手な穀類が大量に使用されています。
高アレルゲンである小麦や大豆、コーングルテンなども含まれます。
近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
しかし日本犬柴専用は、小麦などの注意すべき穀物を大量に含んでおり心配です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
日本犬柴専用は、チキンミールやフェザーミールなどミール類を多く含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
なお、日本犬柴専用に含まれるフェザーミールは、動物の肉ではなく、羽を使用して作られる肥料のことです
動物の羽までいれるのは、かさ増し意外の何物でもなく、消化が悪くワンちゃんが消化不良を起こす原因にもなり要注意です。
日本犬柴専用にはフードの表面によく吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、どのような動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
日本犬柴専用ドッグフードは、食塩を使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
日本犬柴専用に含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
原料に魚介類(魚粉)としか明記されていないため、まったくどのような種類の魚が使用されているのか分かりません。
犬は特定の魚にアレルギーがあって食べられないケースがあります。
特に青魚(サバ、アジ、イワシなど)をアレルゲンとするワンちゃんは多いです。
このため、きちんとどの種類の魚を使用しているのか記載して欲しいものです。
この記載がなければ、魚にアレルギーがある場合、そのフードを選んでもらえないことにも繋がってしまいます。
日本犬柴専用は、香料としてガーリックオイルを使用しています。
にんにくは玉ねぎと同じ「ユリ科ネギ属」であり、他のネギ類より危険性は低いですが、「アリルプロピルジスルフィド」という成分を含み、赤血球を溶かし貧血を招くリスクがあります。
ただし、ガーリック(にんにく)は、スコルジニンを始めとした有効成分を多く含み、愛犬が元気がない時に与える飼い主さんも見えるほどで、にんにくのサプリも販売されています。
このため、適量であれば問題がないともいわれています。
しかし、犬に対して有害となる成分を含んでいることは事実であり、ワンちゃんの体質や体重などの個体差によっても許容量は異なります。
仮に有益な働きが見込める食材であっても、同時に少しでも有毒な成分を含むケースでは、与えるべきではないと考えられます。
にんにくの犬への影響を詳しく知りたい方は次の記事を参照してみましょう。
ウンチの量が増えました。
消化されていないんでしょうね。
食いつきも今一で下痢になりました。
やはり原料がお粗末すぎます。
柴専用につられて購入しましたが、食べて直ぐ吐き、うんちも軟便になりました。
安さや犬種専用に騙されてはダメだと悟りました。
食いつきが良く値段も安くて満足しています。
特に問題もなく元気です。
柴専用のフードであるところに魅力を感じ、パピー期から愛用しています。
美味しそうにいつも完食してくれます。
おかげで子犬の時からずっと元気いっぱいです。
さすがに柴専用のフードだけあり、ほとんどが柴犬の飼い主からの情報ばかりです。
良い口コミ情報では、食いつきがよく元気いっぱいという抽象的な声ばかりが多くあり、注意してよく見れば、具体なアレルギーが改善した、毛並みが良くなったなどの声がほとんどないことに気づかされます。
一歩、悪い口コミ情報では、下痢になった、吐いた、毛艶が悪くなった、便の量が増えたなど具体な問題症状が目白押しにあがっています。
やはり1kg当たりの価格が200円代程度のフードであれば、品質は期待できないことが如実に読み取れますね。
成長期の子犬用フードで栄養価が高い。
粗タンパク質27.0%以上、粗脂肪9.5%以上、粗繊維5.0%以下、粗灰分9.0%以下、水分10.0%以下
成犬向きの栄養価です。毛の健康維持のために様々な成分賀配合されています。
肉類などが使われていますが、カツオやマグロ等の風味付けがされています。
シニア犬の健康維持向きに、コラーゲンやグルコサミンなど関節成分が配合。
粗タンパク質21.0%以上、粗脂肪6.0%以上、粗繊維7.5%以下、粗灰分8.0%以下、水分10.0%以下
7歳から用より高タンパク&高カロリー。
粗たんぱく質23.5%以上、粗脂肪8.0%以上、粗繊維7.5%以下、粗灰分8.0%以下、水分10.0%以下