オーブンベイクドドッグフードを徹底評価!口コミ評判と原材料&安全性
オーブンベイクドドッグフードの感想評価&商品解説
2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にオーブンベイクドを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「オーブンベイクド」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にオーブンベイクドを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
「オーブンベイクド」は、ファンタジーワールドというカナダの会社が製造販売しているドッグフードで最大の特徴は、一般的なエクストルーダー製法と異なり、従来の10倍の時間をかけて丁寧に製造されるオーブンベーク製法で作られている点です。
このため、栄養価を壊すことなく、フードの仕上がりもサクサクとしたクッキーのような食感となります。
オーブンベイクドは、製品によりかなり栄養価の差がある点が気になります。
グレインフリーとグレインフリーでない製品も混じっており、今一方針が統一されていないようにも感じとれます。
今回はオーブンベイクドのラインナップの中から、アダルトチキンをメインに取り上げて紹介します。
オーブンベイクドアダルトチキンの基本情報
原産国 カナダ
メイン食材 骨抜きフレッシュチキン
価格 275円(100g)
1,944円(1.0㎏)
4,164円(2.27㎏)
8,199円(5.6㎏)
会社名 株式会社ファンタジーワールド
住所 大阪府東大阪市横枕西7番29号
電話番号 072-960-5115
オーブンベイクドドッグフードの品質
「オーブンベイクドアダルトチキン成分分析値」
成分 含有量
粗蛋白質 22.00%
粗脂肪 12.00%
粗灰分 7.00%
粗繊維 3.50%以下
水分 10.00%
カルシウム 1.00%
リン 0.80%
カリウム 0.60%
ナトリウム 0.5%
オメガ3脂肪酸 0.75%
オメガ6脂肪酸 3.25%
グルコサミン 450㎎/㎏
コンドロイチン 350㎎/㎏
代謝エネルギー 370kcal/100g
オーブンベイクドドッグフードおすすめポイント
「オーブンベイクド製法」
オーブンベイクドの最大の特徴は、名前の通りオーブンベイクド製法で製造されていることです。
オーブンベイクド製法とは、オーブンを使って低温でじっくり時間をかけてドッグフードを作る調理法であり、何と一般的なフードの約10倍の時間をかけて作られています。
このため通常のフードと比べて手間暇がかかり、コストも生じてしまいますが、熱によるタンパク質の変質がなく、熱に弱い栄養や風味が破壊されずフードに留めることが可能となります。
また、出来上がった食感もサクサクとしており、砕きやすいため消化吸収にも優れています。
このようにオーブンベイクドは、こだわりの手間暇をかけた製法により、熱に弱いビタミンや酵素、風味などを失わず、さらに消化吸収にも優れてたフードに仕上げているのです。
「ヒューマングレード&完全無添加」
オーブンベイクドは、HACCAP(ハサップ)認定工場で製造するHACCAP認定フードであり、原材料は人でも食べられるレベルの基準を誇るヒューマングレードとなっています。
また、合成保存料、香料、着色料、防腐剤、酸化防止剤といった人工添加物も一切使用されていない無添加のドッグフードです。
オーブンベイクドドッグフードの気になる点
「製品別の栄養価に差がある」
アダルトチキンのタンパク質は22%です。
タンパク質の理想は、成犬であれば25%以上、子犬ならば30%以上欲しいところで、22%ではタンパク質が少し少なく物足りないフードといえます。
肉の含有量をチェックしてみても、骨抜きフレッシュチキン 18.3%、チキンミール 7.7%であり、合わせて26%と少なめです。
その分穀物が多くなっており、栄養価が基準より低めのフードと感じてしまいます。
同様にパピーやシニアの種類のフードも感じられ、オーブンベイクド製法には魅力を感じますが、栄養価的には物足りないフードとなります。
それに反して、グレインフリーのチキンなどは、タンパク質が34%という文句ない数字を誇っています。
肉の含有量も、骨抜きフレッシュチキン 36.0%、チキンミール 24.6%となり、60.6と見事な数字を示しています。
肉の含有量が増える分、少し価格が高くなりますが、この種類であれば魅力を感じられます。
同じフードの種類でありながら、ここまで栄養価に差があるのは気になってしまいます。
「穀物の使用」
オーブンベイクドは種類によって、穀物が使用されていたり、グレインフリーフードだったりします。
アダルトチキンなどには、大麦、オート麦、玄米、ライ麦という具合に、多くの種類の穀物が入っており、これは通常のドッグフードと比較しても多いと言えます。
入っている穀物は、アレルゲンが低いものが選ばれていますが、ワンちゃんは穀物の消化が苦手なため、身体には多少なりとも負担がかかる可能性があります。
オーブンベイクドの場合、よくあるかさ増し目的ではなく、あくまで必要な栄養源として位置付け、食物繊維での整腸作用・ビタミンやミネラルの摂取を期待しています。
しかしそうは言っても、愛犬の体質や体調にもよりますが、本来肉食であり腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
そのため、最初は必ず少量ずつ与えて愛犬の体調の変化がないか、確認してあげるのがおすすめです。
「ミール類」
オーブンベイクドは、チキンミールなどのミール類を含んでいます。
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ちなみに、オーブンベイクドは、ヒューマングレードフードのため、ミール類も副産物となる粗悪な原料は使用されていないと思われます。
「海塩」
オーブンベイクドドッグフードは、海塩(塩)を使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
オーブンベイクドに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
口コミ情報によるメリット・デメリット
「オーブンベイクドドッグフードの悪い口コミ」
手間暇かけて作られており、安心だと感じ購入。
私には魚の香りが香ばしく感じられたのですが、うちのコの好みには合わなかったみたいで、あまり食べてくれません。
ウンチも下痢気味に緩くなってしまいました。
どうも粒が小さすぎて食べにくそうです。
その結果もあってか、半分以上残して食べてくれません。
さほど好き嫌いはないと思っていますが、その反面何か気にいらないと途端に食べなくなることがあります。
今回もその悪いパターンにハマった感じで残念です。
「オーブンベイクドドッグフードの良い口コミ」
パピー期から食べ続け、病気知らずで元気一杯です。
とにかく食いつきがいいので満足しています。
油分がなくサクサクしており、よく食べてくれます。
老犬になり歯も弱ってきましたが、オーブンベイクドは本当にサクッとしていて食べやすそうです。
長年食べ続けておりシニアに突入したため、今回はシニア用に変えてみました。
今まで同様食いつき良好で一安心です。
オーブンベイクドのおかげで病気知らずで、毛並みなどもいいですね。
「口コミ感想まとめ」
口コミ調査していると、オーブンベイクド製法への評価が高いことが分かります。
確かに10倍もの時間をかけているわけだから当然かも知れません。
ワンちゃんもあのサクサクした感触が病みつきになるのか、長年継続する愛好家が多いです。
油こくない、サクサクしている、ベタベタしないという感想が多いです。
また小粒サイズはかなり小さく、小型犬には好評ですが、中型犬以上だと食べにくそうです。
ウンチの状態が良くなったという声と同時に、下痢になったとの声もちょくちょく聞こえました。
穀物が結構多めのフードなので、影響していそうな感じかな。
なお、個人的にはオーブンベイクドは、グレインフリーシリーズが栄養価も高くおすすめです。
・サクサクした感触の食べやすいフードを望む。
・ラインナップの中にグレインフリーとそれ以外の種類があり、自由に選びたい。
オーブンベイクドドッグフードの種類
「パピーチキン(1歳未満)」
メイン食材:チキン(骨抜きフレッシュチキン 19.9%、チキンミール 18.8%)
粗タンパク質 26 %、粗脂肪 15 %、代謝エネルギー372kcal/100g
・100g(225円)
・1kg(1,800円)
・2.27kg(3,856円)
・5.6kg(7,592円)
・大粒5.6kg(7,592円)
「アダルトチキン」
メイン食材:チキン(骨抜きフレッシュチキン 18.3%、チキン ミール 7.7%)
粗タンパク質 22 %、粗脂肪 12 %、代謝エネルギー370kcal/100g
・100g(225円)
・1kg(1,800円)
・2.27kg(3,856円)
・5.6kg(7,592円)
・大粒5.6kg(7,592円)
「アダルトラム」
メイン食材:ラム(骨抜きフレッシュラム 13.7%、ラムミール 12.4%)
粗タンパク質 23 %、粗脂肪 14 %、代謝エネルギー352kcal/100g
・100g(225円)
・1kg(1,800円)
・2.27kg(3,600円)
・5.6kg(7,592円)
・大粒5.6kg(7,592円)
「アダルトフィッシュ」
メイン食材:フィッシュ(フレッシュフィッシュ 22.6 %、フィッシュミール 18.3 %)
粗タンパク質 25 %、粗脂肪 14 %、代謝エネルギー352kcal/100g
・100g(225円)
・1kg(1,800円)
・2.27kg(3,600円)
・5.6kg(7,562円)
・大粒5.6kg(7,592円)
「シニア&ウェイト(老犬・肥満犬用)」
メイン食材:骨抜きフレッシュチキン (15.0 %)、フレッシュフィッシュ(14.9 %)
粗タンパク質 20%、粗脂肪 8 %、代謝エネルギー310kcal/100g
・100g(225円)
・1kg(1,800円)
・2.27kg(3,600円)
・5.6kg(7,562円)
・大粒5.6kg(7,592円)
「グレインフリーチキン(成犬・老犬用)」
メイン食材:骨抜きフレッシュチキン 36.0%、チキンミール 24.6%
粗タンパク質 34%、粗脂肪 18 %、代謝エネルギー370kcal/100g
・100g(322円)
・1kg(2,600円)
・2.27kg(4,409円)
「グレインフリーフィッシュ(成犬・老犬用)」
メイン食材:フレッシュ白身魚(タラ、ヒラメ、モンツキダラ)
粗タンパク質 28%、粗脂肪 18 %、代謝エネルギー370kcal/100g
・100g(322円)
・1kg(2,600円)
・2.27kg(4,409円)
「グレインフリーダック(成犬・老犬用)」
メイン食材:アヒル肉(アヒル肉18%、乾燥アヒル肉9.84%)
粗タンパク質 28%、粗脂肪 16 %、代謝エネルギー370kcal/100g
・1kg(2,900円)
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