チワワはキウイを食べても大丈夫!適量や注意点は?
キウイは12月~4月頃までが旬とされますが、国産も多くなり、スーパーなどで一年中手軽に手に入るフルーツです。
ビタミンCなどを豊富に含み、酸味と甘みの両方の味を併せ持つジューシーな果物で、「果物の女王」なんて呼ばれたりもします。
キウイは比較的アレルギーが出やすいとも耳にしますが、はたしてチワワに与えても大丈夫でしょうか?
与える場合の適量や注意点なども見ていきましょう。
チワワはキウイを食べても大丈夫?
キウイはビタンも豊富でチワワが食べても大丈夫なフルーツです。
かと言っても、ドッグフードを与えていれば、わざわざ与えなくても良い食べ物でしょう。
フルーツの中ではちょくちょくアレルギーを発生させるワンちゃんもいるので十分注意して、おやつ感覚で少量与えてあげるのがいいですね。
キウイの種類
キウイは色の違いで種類を見分けることができます。
緑色をしたキウイと黄色いキウイがあり、それぞれグリーンキウイとゴールドキウイと通常呼ばれています。
グリーンキウイは、酸味と甘みのバランスが良い味であり、食物繊維を多く含みます。
ゴールドキウイは、グリーンキウイよりビタミンCを約2倍も豊富に含み、酸味よりも甘みが強いため、どちらかと言えば酸味が苦手なケースが多いワンちゃんには、ゴールドキウイの方がおすすめかもしれませんね。
グリーンキウイの代表品種が「ヘイワード」と呼ばれるもので、日本のグリーンキウイの多くがこの品種となります。
その他には、「スウィートグリーン」と呼ばれる品種も、日本では2011年頃から流通しています。
ゴールドキウイでは、「ゼスプリゴールド」が有名です。
愛媛県や佐賀県でも栽培されており、正式名は「ホート16A」。
この他には、「サンゴールド」などと呼ばれる新しいゴールドキウイもあります。
キウイといえば、ニュージーランドとのイメージが生まれがちですが、原産国は中国で、何とマタタビ科の植物です。
中国ではあまり栽培されることはなく、1904年に中国からニュージーランドに持ち込まれ、その後品種改良を重ねて、現在のキウイの原種が誕生したとされています。
1960年頃から、日本国内にも入ってきており、徐々に日本国内での栽培も進んでいます。
キウイを食べさせる目安量は?
はたしてキウイは、チワワに与える適量はどの程度なのでしょうかね。
もちろん与える適量は、チワワの健康状態や年齢、犬種、運動量など様々な要因で異なってきます。
またキウイは、フルーツの中ではアレルギーが出やすいとされるので、与え過ぎには要注意です。
具体的に、ワンちゃんの体重別で、キウイの1日の摂取目安量を紹介しましょう。
ワンちゃんの体重 | 1日のキウイの摂取目安量 |
体重3㎏の小型犬 | 20g程度 |
体重10㎏の中型犬 | 32g程度 |
体重20㎏の大形犬 | 65g程度 |
上記量はあくまで目安となります。
ワンちゃんに食べさせる量は、紹介量を限度に留めておくのがおすすめです。
特に初めてキウイをワンちゃんに与えるケースでは、上記目安量の半分程度から試してみましょう。
キウイの主な栄養素
「ビタミンC」
キウイにはビタミンCが豊富に含まれており、とくにゴールデンキウイが多く含みます。
抗酸化作用があり、免疫力の強化を期待できます。
ビタミンCは、ワンちゃんの体内で生成される非必須ビタミンですが、老犬になってくると生産量も低下し、少しでも多く欲しい有効成分です。
「ビタミンE 」
ビタミンEの有効な働きは、血流を良くすることです。
栄養を素早く届け、老廃物などを運びだしてくれて、老化防止に役立ちます。
「ビタミンA 」
ビタミンAは、眼や皮膚の健康維持に効果があります。
「食物繊維」
キウイには食物繊維も含まれています。
ワンちゃんは、食物繊維が消化吸収できないので注意が必要ですが、食物繊維は便秘の予防に役立ち、腸内の環境を整えてくれます。
「カリウム」
キウイには、ミネラルの一種であるカリウムも、豊富に含まれています。
カリウムの働きは、体内の余分な水分や塩分を体外に排出してくれることです。
また、高血圧の予防にも効果を発揮してくれます。
「ルテイン」
キウイにはルテインも含まれています。
ルテインは目に有効に働き、視力の維持や目を健康に保つ効果が期待できる栄養素です。
「アクチニジン」
アクチニジンは消化酵素であり、タンパク質を分解し、消化吸収を良くしてくれる働きがあります。
このため、ドッグフードの肉や魚の消化吸収力を向上させてくれます。
ただし、アクチニジンの特徴が、胃酸に弱いことです。
このため、空腹時にキウイを食べても効果は期待できないので、ご飯と一緒に食べたり、食後にデザートとして与えてあげるのがおすすめです。
チワワにキウイを食べさせる時の注意点
「アレルギーに注意」
キウイは、フルーツの中ではアレルギーが出やすいため注意が必要です。
だから、無理して食べる必要はない果物です。
初めてチワワにキウイを与える際には極少量として、よく注意して与えましょう。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたら、アレルギーの可能性が高いです。
アレルギー症状は次の通り。
・嘔吐と下痢
・目の充血
・皮膚や口の周りの痒み
・皮膚が赤くなり、湿疹、じんましんが出る
・元気がなくなる
・食欲低下
このような症状が生じたケースでは、動物病院を受診しましょう。
「種や皮を取る」
皮は剥いて、種は取り除き、チワワに食べさせないでください。
消化不良を引き起こし、下痢や嘔吐の原因となります。
「シュウ酸に注意」
キウイには、シュウ酸が含まれているので注意しましょう。
シュウ酸は摂取しすぎると尿管結石など、体内に結石ができる原因となります。
このため、結石ができたことがあるワンちゃんには与えないのがおすすめです。
なお、通常の問題のないワンちゃんであれば、紹介した適量を守って与えていれば、問題はありません。
「加工品は与えない」
キウイの加工品となるドライ・キウイやキウイ・ジャムなどは与えないようにしましょう。
加工品には必ず大量の砂糖が使用されるケースが多いので、肥満防止のためにも与えないように注意してください。
また、あまり甘い味に慣れさせてしまうと、主食のドッグフードを食べなくなってしまうケースもあり要注意となります。
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