チワワのおやつにチーズは大丈夫?注意点は量と塩分とアレルギー
ワンちゃんはチーズが大好物。
チーズは発酵食品でいいニオイがするから、すぐ臭覚が鋭いワンちゃんは寄ってきちゃいますね。
ウチのチワワのビビもチーズが大好き。
チーズを食べようとした途端に吹っ飛んできますね。
しかしチーズを愛犬に与えるのは、実は注意が必要となります。
塩分が要注意で、与える量やアレルギーのチェックも肝心なのです。
そもそもワンちゃんはチーズを食べても大丈夫なのでしょうか?
チワワはチーズを食べても大丈夫!
結論を言えば、チワワにチーズを食べさせても大丈夫です。
チーズはチワワにとって、健康に役立つ食材です。
ワンちゃんは人間の10倍以上もカルシウムが必要といわれます。
チーズには、吸収が良いカルシウムが豊富に含まれ、さらにタンパク質やビタミン、鉄分なども豊富です。
チーズは乳製品なのでカルシウムが多いのは当然としても、それ以外にも多くの体に役立つ栄養素を含んでいるのです。
さらに注目したいのが乳酸菌。
チーズに含まれる乳酸菌により、チワワの腸内環境を整える働きが期待できます。
ただし、チーズで注意が必要なのが塩分です。
特に人間用のチーズの場合、かなり多くの塩分が含まれているので要注意となります。
なお、塩分がカットされている犬用チーズも販売されており、人間用のチーズよりは良いとされています。
人間用のチーズも種類によって塩分量が異なります。
当然塩分があまり含まれていないチーズが、チワワにはおすすめとなります。
オススメは、塩分量が少ないチーズとなります。
実際に主なチーズの塩分量を比較して見てみましょう。
人間用のチーズの塩分量比較
主な人間用のチーズの100gあたりの塩分・カロリー・脂質の量を比較してみましょう。
チーズの種類 | 塩分 | カロリー | 脂質 |
パルメザンチーズ | 3.8g | 約480kcal | 約31g |
プロセスチーズ | 2.8g | 約340kcal | 約26 g |
チェダーチーズ | 2.0g | 約420kcal | 約34g |
カマンベールチーズ | 2.0g | 約310kcal | 約25g |
カッテージチーズ | 1.0g | 約100kcal | 約4.5g |
クリームチーズ | 0.7g | 約350kcal | 約33g |
モッツァレラチーズ | 0.04g | 約280kcal | 約17g |
同じチーズでも結構種類によって違うものだと実感できますね。
愛犬に与える時には、塩分、脂肪分、カロリーの低いチーズがおすすめとなります。
チワワにおすすめのチーズは?
紹介した表を参考にすれば、一番のオススメはモッツァレラチーズです。
カッテージチーズもよさそうです。
あと、クリームチーズがどうかなという感じですね。
脂質が高いので気になりますが、一番注意したい塩分が少ないので、何とかセーフかなというところでしょうか。
ワンちゃんの食いつきで言えば、一番なのがプロセスチーズとよく言われますが、残念ながらやめておいた方が安心できそうです。
減塩チーズもいろいろ出ていますが、さほど大きく減塩されていないチーズが多い感じです。
減塩だけにこだわれば、犬用の減塩チーズの方が効果は大きいです。
また、無添加のチーズ商品を選んであげることも大切です。
なお、無添加にこだわるケースでは、自分でチーズを作ってみるのもありです。
無添加のカッテージチーズであれば、簡単に造作なく作れてしまいます。
カッテージチーズ手作り方法
材料
・牛乳:1,000cc
・レモン汁:100cc
なお、ワンちゃん用のため塩は入れません。
作り方
★加熱
① 鍋に牛乳を入れ、中火にかける。
② 60度に温めたら弱火にし、レモン汁を入れてゴムべらでよく混ぜる。
③ レモンと牛乳が混ざったら火を消し、10分程度置く。
★分離
④ 小さい粒粒ができ、脂肪分(チーズ)と液体(ホエイ)が分離したタイミングで、キッチンシート(濡れ布巾)を2重に敷いたザルに空ける。
⑤ ザルに空けた状態で、ホエイが下に落ちたらキッチンペーパーでチーズを包み、軽く水気を絞り、そのまま1~2時間置いて水分を分離すれば完成です。
詳しくはこちらの動画でチェック!
チワワにおやつに与えるチーズの適量は?
発酵食品でいいニオイがして、嗜好性抜群のチーズは、チワワにとってはご馳走です。
与えるだけペロリと食べてしまいます。
もっと頂戴と、おねだりする子も多いですよ。
チーズは塩分が多いので要注意。
ワンちゃんは、汗をかいて塩分の排出ができないから、塩分の取り過ぎは人間以上に注意が必要なのです。
塩分の過剰摂取は、高血圧、腎臓障害、心臓への負担などのリスクを高めてしまいます。
まずはチワワに与えるチーズの種類に注意してください。
モッツァレラチーズなどのような、塩分が少ないチーズを与えるようにこだわってください。
犬用チーズのカロリーカットチーズであれば、1日あたりのワンちゃんに与える適量が明記されているので、その適量を厳守しましょう。
なお、犬用チーズだと安心してはダメです。
意外に塩分量が多い商品もあります。
必ず塩分量はチェックするようにしましょう。
人間用のチーズを与える場合は、本当にごく少量にしてください。
イメージは、小指の爪程度。
一応チーズを愛犬におやつで与える目安は、1日の摂取カロリーのうち20%以内に収まる量とされています。
しかし普段と同じ量のドッグフードを与えて、その目安量のチーズを与えていれば、あっという間に肥満が心配になってしまいます。
チーズは脂質が多くカロリーが高いためです。
チーズはご褒美や、たまのおやつとしてチワワに与える程度がおすすめです。
アレルギーに注意
乳製品にアレルギー反応を示すワンちゃんが稀にいます。
だから、初めてチーズを食べさせるケースでは、ごく少量を与えて様子を見ながら徐々にあげていきましょう。
なお、チーズに限らず愛犬に初めての食材を与える場合、必ず同様に少量からを守りましょう。
アレルギー反応の症状は次の通り。
・皮膚が赤くなって痒がります。
・目が充血。
・毛が抜ける。
・下痢や嘔吐。
上記症状が出た場合、直ぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
なお、初めての食材を愛犬に食べさせるケースでは万一に備えて、行きつけの病院が営業している午前中に与えるようにするのがおすすめです。
チーズの与え方
ワンちゃんの特徴はご飯を丸のみすること。
だから常に喉に詰まらせたり、消化不良を起こしてしまう可能性があります。
特に超小型犬であるチワワであれば、口や喉も小さく危険性が倍増します。
必ずチーズをチワワに食べさせる時には、小さくカットしてあげるようにしてあげましょう。
なおこれは、ワンちゃんに食べ物を与えるケースで、常に心がける注意点だと認識しておきましょう。
実は愛犬による誤飲の事故が凄く多いのです。
喉にうっかり詰まらせて、呼吸困難を引き起こしてしまうと大変です。
命に係わるケースすらありえます。
愛犬の飼い主のみなさんは、応急処置の方法だけは学んで身に付けておいてもらいたいですね。
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