チワワにブルーベリーを食べさせても大丈夫?栄養素や与え方の注意点

 

目によいとされるブルーベリーですが、食べてはいけないぶどうに似ている気がして心配です。
そのまま食べても美味しい健康食材のブルーベリーですが、一般的にはジャムやケーキやアイスなどのお菓子に使用されるケースが多い食材です。

ブルーベリーは夏が旬の果物です。
美味しいブルーベリーの選び方は次の通りです。
ブルームと呼ばれる表面についてる白い粉があると美味しいとされています。
また、黒ずんでいたり、色が薄かったりするものはダメ、より青く鮮やかで、実が大きくふっくらした大粒のものをチョイスしましょう。

今回は、チワワにブルーベリーを食べさせても大丈夫なのか、また、栄養素や与え方の注意点について紹介します。

チワワにブルーベリーを食べさせても大丈夫?

答えは「YES」ブルーベリーはチワワが食べても大丈夫な果物です。
見た目が似た感じのぶどうとブルーベリーですが、全く別の植物なので安心してください。
ぶどうはブドウ科、ブルーベリーはツツジ科です。
ブルーベリーは、チワワの健康に役立つ栄養素をたくさん豊富に含んでいます。
チワワに危険な成分は含んでおらず、飲み合わせに注意が必要な薬もないとされています。

ブルーベリーの主な栄養素

成分(100g当たり)         含有量
エネルギー             49 kcal
水分                86.4g
タンパク質             0.5g
脂質                0.1g
ナトリウム             1mg
カリウム              70mg
カルシウム             8mg
マグネシウム            5mg
リン                9mg
鉄                 0.2mg
亜鉛                0.04mg
ビタミンB1              0.03mg
ビタミンB2              0.03mg
ビタミンB6              0.05mg
葉酸(ビタミンB9)           12μg
ビタミンC                9mg
β-カロテン                                       55μg
食物繊維                 3.3g

チワワに与える量はどれくらい

はたしてブルーベリーは、チワワに与える適量はどの程度なのでしょうか。
もちろん適量は、チワワの健康状態や年齢、犬種、運動量など様々な要因で異なってきます。
一番重要視されるのが、ワンちゃんの大きさである体重となります。
よく手作りご飯や、ドッグフードにトッピングしてあげるときの目安として言われるのが、果物類は食事量の10%以下に抑えようということです。
これが一つの目安となります。

カロリーで表したケースでも言われる目安が、総カロリーの10%未満です。
ブルーベリーの適量の数量が何粒となるかは、ブルーベリーの大きさによって異なってくるため、なかなかたとえにくいものですが、個数は多くても5粒程度と言えるでしょう。
チワワのような小型犬の場合は、2~3粒程度で上等でしょう、本当に一口で十分です。

チワワにブルーベリーを与えるメリット

「抗酸化作用」

ブルーベリーで最も有効な栄養素が「アントシアニン」です。
人間であれば、目の疲労を和らげ、視力低下を防いでくれて、さらに回復まで期待できるとして有名です。
そのため、目に効くとしたブルーベリーのサプリメントが多く出ています。

しかし残念ながら、この同様の効果がワンちゃんにも働くのかどうかは、まだ研究段階で確証はないようです。
それでも、犬の白内障や緑内障の予防に効果的が得られる可能性があるのではないかとされています。
その理由は、ブルーベリーには老化を防止する抗酸化作用が働くためです。
このため、水晶体の酸化を抑えて、老化による白内障の発生を遅らせる効果が期待できると考えられるからです。

最近ではアントシアニンは、骨粗しょう症の予防効果があることも判明しています。
また、先ほど述べた老化を防止する抗酸化作用により、皮膚や内臓などの老化を予防する効果もあります。
毛細血管を強く保護するとともに、血液をサラサラにしてくれる作用も働き、体をクリーンな状態に保ち、血栓や血圧、また皮膚病、がん予防に期待が持てます。

さらにブルーベリーには、ビタミンCやβ-カロテンが含まれており、この成分によっても抗酸化作用が働きます。

ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれ、抗酸化作用があることでも知られ、活性酸素の働きを抑制してくれます。
体の中の異物を解毒したり、免疫の機能を促進することで免疫力をUPさせて、生活習慣病の予防に期待ができます。
また、コラーゲンの生成や免疫力アップの効果もあり、皮膚や粘膜の健康維持にも効果があります。

β-カロテンにも抗酸化作用があり、有害な活性酸素を消去してくれて免疫力をUPさせ、がん予防に期待が持てます。
チワワの体内で酵素によってビタミンAに変わります。
また、必要に応じてビタミンA不足を補うかたちで変換するため、よく言われる中毒や過剰症などを引き起こす心配はありません。
視力や皮膚、喉、鼻などの粘膜を正常に保ち健康維持に効果を発揮します。

「食物繊維」

ブルーベリーには、100gあたり3.3gの食物繊維が含まれています。
そして、水に溶けるタイプの水溶性食物繊維と、水に溶けないタイプの不溶性食物繊維が、両方ともバランスよく含まれています。

水溶性食物繊維は、水に溶けて粘性を持つことから、腸内の不要なものの排泄を促す効果が期待できます。
不溶性食物繊維は、便質を改善して便通を促したり、便のカサを増すことで排泄を促します。
それぞれの役割によって、チワワの腸のお掃除をしてクリーンな状態にしてくれる食物繊維であり、さらに、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれて、便秘改善の効果が期待できます。

チワワにブルーベリーを与える際の注意点

「与え過ぎない」

ブルーベリーには食物繊維が多く含まれているため、与えすぎると消化不良を引き起こし、嘔吐や下痢の原因となる恐れがあります。
また、カロリーも100gあたり49 kcalと思った以上に高いため、食べ過ぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。
ドッグフードなどの主食以外の食べ物を与え過ぎてしまえば、肝心の主食が十分に食べられないケースが生じてしまったりします。
ブルーベリーに限らず、副食としてトッピングしてあげる食べ物は、与え過ぎないように注意しましょう。

「皮に注意」

ブルーベリーを生でそのまま与えた場合に気になるのが皮です。
皮は消化がよくないため、出来れば剥ぎたいものです。
しかし小さな粒であるブルーベリーの皮を剥ぐことは困難です。
そのため、出来ればひと手間かけて、皮ごと柔らかく煮詰めてあげ、砂糖などを使わない無添加の手作りジャムや、ソースなどにしてチワワに与えるのがおすすめです。

「与え方に注意」

ブルーベリーをチワワに与える際には、そのまま与えずに、消化がよくなるように潰してから与えてあげるようにしましょう。
また、ブルーベリーは、スーパーなどで売られているケースでは、冷凍状態で売られていることが多いものです。
このため、そのまま直ぐに与えずに、必ず解凍をしてから与えるように注意してください。
チワワのお腹を冷やしてしまえば、お腹を壊してしまう原因となる恐れがあります。

「アレルギーに注意」

食物は必ずアレルゲンを持っています。
そのため、ブルーベリーを食べてアレルギーを起こす可能性があります。
したがってチワワに初めて与える時は、細心の注意を払い、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。
・目の充血
・体を痒がる
・湿疹、じんましん、
・嘔吐、下痢
上記のようなアレルギー症状が見られたならば、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

チワワにおすすめなブルーベリー

「毎日愛眼(ブルーベリー&ルテイン)」

ワンちゃんが好きなチキン味の小粒タイプのサプリです。
目に良いとされるブルーベリーをはじめとして、ルテインやアスタキサンチン、ベータカロテンなど、目をサポートする6種類の有効成分を1粒に凝縮してあります。

「ドライフルーツタイプのおやつ」


ルーベリーのみを原材料として使用しており、無添加・無着色です。
おやつとしてワンちゃんに与えるのに重宝します。
適量を守り、一粒ずつ与えてあげることができます。