犬の雑穀ごはんドッグフードを徹底評価!口コミ評判と原材料&安全性

 

犬の雑穀ごはんドッグフードの感想評価&商品解説

「記事の内容構想」
1.犬の雑穀ごはんドッグフードを、客観的に評価を下し、メリット・デメリットをきちんと明記し、単なるオススメ記事とならないようにと考えている。

2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。

3.愛犬に犬の雑穀ごはんを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。

上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「犬の雑穀ごはん」の評価記事を書いてみます。

客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。

単なるオススメ記事にしないように考えています。

オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。

また生の声として、実際に犬の雑穀ごはんを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。

率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。

犬の雑穀ごはんで使用する野菜と雑穀は、自然のおいしさを追求し、すべて国産で無農薬にこだわって作られています。

小麦不使用がウリで、代わりに大麦と黒米などの雑穀を贅沢に使用しています。

小麦アレルギーを持つ犬に対して安全性を強調していますが、犬のアレルギーは何も小麦だけではなく、すべての穀物は注意すべきです。

「人間も食べることができる」をコンセプトとしていますが、ヒューマングレードかどうかのサイトでの記載がなく、実際の品質に関しては不明です。

「雑穀」というネーミングのフードですが、九州産の鶏肉を一番に使用しており、動物性タンパク質もしっかり確保したフードとなっています。

また、ノン・オイルコーティング製法のフードです。

「雑穀」というと一時期ブームになり、栄養豊富でヘルシーなイメージを持つ方も多そうです。

しかしこれは人間のように雑穀を消化吸収できればの話しであり、犬の場合は雑穀に対する消化能力が高くないため不安が生じます。

今回は犬の雑穀ごはんのラインナップの中から、チキン成犬用をメインに取り上げて紹介します。

犬の雑穀ごはんチキン成犬用基本情報

原産国       日本
メイン食材     鶏肉
価格        25g(お試しパック)(100円)
          800g(1,057円)
          1.6kg(2,149円)
          1.6kg×3袋(6,090円)
          1.6kg×8袋(15,422円)
対応年齢      成犬
賞味期限      開封前:1年間 開封後:1ヶ月
販売会社      アニマル・ワン
住所        福岡県久留米市三潴町田川32-3
電話番号      0942-51-6960

犬の雑穀ごはんドッグフードの品質

「犬の雑穀ごはんチキン成犬用の原材料」
鶏肉、大麦、玄米、かつお粉、黒米、菜種油、大根葉、ごぼう、にんじん、ハト麦、あわ、きび、玄ソバ、キャベツ、大豆、とうもろこし、白菜、高菜、パセリ、青じそ、ビール酵母、牛骨カルシウム、発酵調味液、卵殻カルシウム

「犬の雑穀ごはんチキン成犬用成分分析値」

成分             含有量
粗タンパク           21.1%以上
粗脂肪               10.5%以上
粗繊維             0.7%以下
粗灰分                                     4.1%以下
水分                                       10.0%以下
代謝エネルギー                         393kcaL/100g

1日の給与量目安

体重       給与量
1kg                         30g
3kg                         70g
5kg                         100g
10kg                       170g
20kg                       280g

愛犬の体重を目安に上記表に従って、運動量なども考慮し体重の増減を確認しながら1日の給与量を決めていきましょう。

「犬の雑穀ごはんのライフステージに合った与え方や注意点」

「成長期」離乳~1歳未満(子犬の場合)

子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。

このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。

このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。

上記給与量の2倍を上限に調整します。

餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。

目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。

生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。

生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。

「成犬期」1歳~7歳

成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。

給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。

このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。

「シニア期」7歳以上

上記給与量の8~9割を目安に調整します。

老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。

このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。



犬の雑穀ごはんドッグフードおすすめポイント

「国産無添加ドッグフード」

犬の雑穀ごはんの原料はすべて国産で、野菜と雑穀は無農薬にこだわっています。

香料・保存料・着色料など犬に危険と思える添加物は一切使用していません。

白黒の世界である犬には着色料などは全く無意味であり、単に飼い主の嗜好性を刺激しているだけです。

本来であれば酸化対策として、ビタミンEなどの天然由来の保存料を使用するものですが、酸化防止剤の記載がなく入っていないようなので、開封後は酸化に備え早く消費する必要があります。

「ノン・オイルコーティング製法」

犬の雑穀ごはんはノンオイルコーティングであり、よく嗜好性向上のために行う粒へのオイルコーティングを行なっていません。

その証拠は、犬の雑穀ごはんを実際に手で触って見れば一目瞭然であり、手が油っぽくなりません。

また、オイルコーティングされたドッグフードは水に溶けませんが、これに対して犬の雑穀ごはんは、ノンオイルコーティングのため綺麗に水に溶けてしまいます。

オイルコーティングすることで、確かにフードの嗜好性が向上されますが、素材本来の風味が消えてしまい、オイルの酸化による嫌なニオイが反対に生じてしまいやすくなります。

「お試しパック」

犬の雑穀ごはんには、25gのお試しパックが用意されており、たったの100円でお得に試すことができます。

どんな優秀なフードでも、ワンちゃんの食いつきは個体差があるものです。

このため、お試しパックがあり事前に愛犬の食い付きチェックが行えるのは、安心できてとても有り難いことです。

犬の雑穀ごはんドッグフードの気になる点

「穀物が多い」

雑穀ごはんという名前の通り、小麦はカットされていますが、穀物量が多すぎます。

そして小麦と同等のアレルギー源となるとうもろこしは含まれています。

確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあり、小麦やとうもろこし、大豆などのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用しているフードも多くなっています。

しかし肉食であるワンちゃんは、穀物の消化が本来苦手であり、便の量や回数が増えたり、軟便や下痢になり、消化不良を起こしやすくなってしまいます。

また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。

必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です

「一般食である」

犬の雑穀ごはんは、総合栄養食ではなく、一般食です。

そのため、栄養価が低くなっています。

したがってメインではなく補助食として与えるべきです。

しっかり不足する栄養素を把握して、手作り食を追加する必要があります。

「タンパク質が低め」

犬の雑穀ごはん成犬用チキンのタンパク質は、21.1%です。

タンパク質の理想は、子犬であれば30%以上、成犬でも25%以上は欲しいところです。

一般食ということもあるでしょうが、栄養面で少し物足りないフードと言えます。

「発酵調味液」

犬の雑穀ごはんには、発酵調味液が含まれています。

発酵調味液とは、醤油や味噌、みりんといった発酵した調味料のことであり、素材のうまみを引き出します。

つまり嗜好性を高める目的で使用され、穀物を多く含むなど本来の原料のみでは食いつきが悪いケースで使用されがちなわけです。

発酵調味液と明記されるだけで、割合や何が入っているのか一切不明です。

どうしても塩分を多く含むため注意が必要です。



口コミ情報によるメリット・デメリット

「犬の雑穀ごはんの悪い口コミ」

キャバリア

(メス)

食いつきが悪く、トッピングしないと食べてくれません。
お腹が緩くなりました。

パグ

(オス)

雑穀はやはり消化が悪いのですかね、お腹を壊してしまいました。
食いつきは標準かな。

ミニチュアシュナウザー

(オス)

食いつきよく美味しそうに食べてくれると喜んでいたら太ってしまいました。
確かにカロリーは393と高目です。

 

雑種

(メス)

一般食なので栄養価が心配。
肉や野菜を足していますが、栄養面が不安です。
わざわざ素材を追加しなくてはダメなのは、面倒なだけだと痛感しました。

 

「犬の雑穀ごはんの良い口コミ」

パピヨン

(メス)

フードの匂いが苦手なのですが、犬の雑穀ごはんは、カツオの出汁の香りであまり気になりません。
小粒なので、食べやすそうに食べてくれます。

フレンチブルドッグ

(オス)

国産無添加フードにしてはリーズナブルで重宝します。
ずっと継続で食べさせています。
体臭が気にならなくなりました。

 

トイプードル

(オス)

雑穀はヘルシーで良さそうに感じます。
食いつきがいいので嬉しい。
値段も魅力です。

 

「口コミ感想まとめ」

口コミ調査していて評判が良かったのが、国産無添加でリーズナブルな点です。

また、香りが良いという声も多く、肉っぽいニオイを嫌う人がカツオのニオイとして指示していますが、ひょっとすれば「発酵調味液」のニオイかも知れませんね。

悪い口コミは、お腹の調子が崩れ、軟便や下痢になったという声が多いです。

穀物が多く、消化不良を起こしている可能性がありますね。

一般食のフードのため、補助食との認識を持つ必要があります。

栄養面が心配との声がありましたが、しっかり栄養補給するのは難しいでしょうね。

追加しすぎてもカロリーオバーになります。

無添加で原料は安心できリーズナブルなので、他のドッグフードに少し混ぜてあげるのはおすすめです。

個人的には、よほど何かこだわる理由がなければ、ワンちゃんの消化が苦手な雑穀を多く使用したフードはさほどおすすめではありませんね。

こんな人たちに犬の雑穀ごはんはオススメ!
・国産無添加フードを探している

・手作り食の補助として与えたい

・雑穀にこだわりがあり与えてあげたい

・ノン・オイルコーティング製法に興味がある

・お試しパックを試したい



犬の雑穀ごはんドッグフードの種類

「チキン成犬用」

メインは厳選された九州産の若鶏で、小麦粉フリー。

「ライト&シニア用 チキン」


成犬用より低脂肪。
シニア向けで、体重管理が必要な犬にもオススメ。

「原材料」
鶏肉、大麦、玄米、かつお粉、黒米、大根葉、ごぼう、にんじん、ハト麦、あわ、きび、玄ソバ、キャベツ、大豆、とうもろこし、白菜、高菜、パセリ、青じそ、ビール酵母、牛骨カルシウム、発酵調味液、卵殻カルシウム

粗タンパク質19.1%以上、粗脂肪7.1%以上、粗繊維0.6%以下、粗灰分4.0%以下、水分10.0%以下

「鹿肉成犬用」


アレルギーになりにくい鹿肉がメイン。

「原材料」
鹿肉、大麦、玄米、かつお粉、黒米、菜種油、大根葉、ごぼう、にんじん、ハト麦、あわ、 きび、玄ソバ、キャベツ、大豆、とうもろこし、白菜、高菜、パセリ、青じそ、食塩、 昆布、ビール酵母、牛骨カルシウム、発酵調味液、卵殻カルシウム

粗タンパク質22.4%以上、粗脂肪8.0%以上、粗繊維2.5%以下、粗灰分1.9%以下、水分7.0%以下、カロリー394kcal/100g