ランミールミックスドッグフードを徹底評価！口コミ評判と安全性
ランミールミックスドッグフードの感想評価＆商品解説
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ランミールミックス」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にランミールミックスを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ランミールミックスは、大手メーカーの日清ペットフードが製造販売を手掛けるドッグフードです。
このため、企業ブランドを信頼して購入する方も多そうです。
確かに大手だけに、衛生・品質管理に関してはきちんとしており、生産システムだけは高く評価できます。
ランミールミックスのウリは、手に入りやすさと安価な値段といえます。
ペットショップやスーパーなどへ行くと、必ずと言っていいほど見かけるドッグフードの一つであり、よく店頭に特売品として山積みされて、目玉商品として安く扱われていることも多い商品です。
このような形でよく売れているわけですが、残念ながらその値段と相まって、原材料はお粗末の一言です。
メインはワンちゃんが苦手な穀類であり、高アレルゲンの小麦、とうもろこし、大豆の３大穀物がそろい踏みで配合されています。
また肉類は、粗悪なミールやパウダー使用であり、油は危険な動物性油脂や植物性油脂を使っています。
極めつけが、ワンちゃんの健康を害するリスクが高い着色料を使用しているところです。
今回は、小粒 小型犬 1歳からの成犬用をメインとして紹介していきます。
ランミールミックス小粒 小型犬 1歳からの成犬用の基本情報
原産国 日本
メイン食材 穀類
価格 3.2kg：743円
販売会社 日清ペットフード株式会社
住所 東京都千代田区神田錦町一丁目25番地
電話番号 03-5282-6470
ランミールミックスドッグフードの品質
「ランミールミックス小粒 小型犬 1歳からの成犬用成分分析値」
成分 含有量
タンパク質 20.0%以上
脂質 10.0%以上
粗繊維 5.0%以下
灰分 9.0%以下
水分 10.0%以下
エネルギー 340kcal/100g
ランミールミックスドッグフードおすすめポイント
「高度な安全性」
日清ペットフードでは、新製品を設計する際は、必ず日清ペットフード那須研究所で安全性を確認します。
原材料に残留する農薬・添加物・カビ毒などを検査して確認し、さらに原料の遺伝子分析を行います。
また、原料に微生物が混入していないかの確認も行っています。
ランミールミックスは、神奈川県横浜市鶴見にある日清ペットフードの自社工場で生産されており、その工場は、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)などの国際的な認証も取得しています。
製品発売後も、定期的に製品・原材料の安全性を検査し、製品を製造ロットごとにしっかり管理しています。
日清ペットフードのホームページを見れば、工場におけるペットフードの生産の様子を公開しています。
このように、高度な安全性を保っています。
「リーズナブルな価格」
ランミールミックスは、1kg232円とかなり安価なフードです。
もちろんこれだけ安価な値段であれば、原料の品質に期待はできませんが、安ければ経済的に助かるのは事実です。
大型犬や多頭飼いしている家庭では助かりそうですね。
「購入しやすい」
ランミールミックスは、普通によくスーパーやホームセンターでも見かけるフードです。
またAmazonや楽天市場などのネット通販でも販売されています。
このため、手軽に手に入れやすい利便性に優れたフードといえます。
ランミールミックスドッグフードの気になる点
「メインが穀物」
ランミールミックスは、メインが穀物であり、小麦やとうもろこし大豆などアレルゲンが高い穀物が多く含まれており気になります。
またさらに、とうもろこしからデンプンを取り除き、安価なドッグフードによく用いられており、消化も悪く、遺伝子組み換え作物が用いられている可能性もあるコーングルテンも含まれており、ランミールミックスに含まれるとうもろこしの量はかなり多いのではないかと懸念します。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。
このため、穀物が配合されるフードも多くなっていますが、それでも通常は、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物は使用されておらず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが一般的です。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
「ミール類」
ランミールミックスは、ミール類を多く含んでいます。
「ミール＝副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類（副産物）を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
チキンミールであれば、羽やトサカ、くちばし、爪などが使われている可能性があります。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール＝副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
「動物性油脂」
ランミールミックスにはフードの表面によく吹き付ける動物性油脂が配合されています。
通常動物性油脂というと、一般的によくない原材料とされ危険視されています。
このため、何の動物の油脂を使用しているのかが明記されていないと問題といえます。
ドッグフードに使用される動物性油脂は通常、食肉使用した後の動物の廃棄物から脂肪を搾り取るレンダリングにより製造されます。
このため使用される動物や家畜がはっきりしないと、病気や屍肉であったり、抗生物質やホルモン剤、殺虫剤などが含まれた肉かも知れません。
動物性油脂のような世間のイメージが悪い食材を使用する場合、少しでも信頼を高めるためには、どのような動物を使用しているかを明確に記載する必要があります。
「植物性油脂」
植物性油脂は本来、必須脂肪酸を含む望ましい油脂です。
しかし、ドッグフードに用いられるものは熱処理、薬品処理などの過程でビタミンやミネラルが失われてしまっています。しかも、処理に用いた化学薬品が残留している可能性があります。
「ビートパルプ」
ランミールミックスには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
ビートパルプのイメージは、硫酸等の薬品を用いて抽出されるため、その薬品が残留し、ワンちゃんへの健康に悪影響を及ぼす可能性が心配となります。
安価なペットフードの多くは薬品を使用していますが、良質なフードの場合は薬品を使用しません。
圧力をかけることで浸出してくる様々な構成成分を分離し、そして最後に出てくる繊維分を抽出した物をビートパルプとして使用するのが優秀なフードです。
ビートパルプそのものは、食物繊維を豊富に含み、決して有害ではないので、きちんとした調理法を行えば安心できます。
このため世間で言うようにビートパルプ＝危険ということではありません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
なお、ダイエット用のドッグフードに多めに使用される傾向があり、一般常識としてビートパルプは危険とのイメージが出来上がっており、原料に含まれている段階で不安を感じてしまう方が見えるかも知れませんね
「着色料」
ランミールミックスには、着色料として、赤色102号、黄色4号、青色1号、黄色5号、赤色3号などが使われています。
赤102号は、食用タール色素の一種であり、日本では洋菓子やソーセージなどにまだ使用が認められていますが、ベルギー、カナダ、アメリカなどの海外では、発がん性の危険性があるとして食用には禁止されています。
黄色4号の特徴は、熱・光・塩基などに強いことです。
日本ではゼリーやシロップなどに利用されていますが、アレルギー症状が出やすく、ノルウェーやスウェーデンなどの海外では食用に使用することが禁止されています。
青色1号は、発がん性は認められておらず、お菓子やジュースなどに利用されています。
そのため、着色料の中では安全なほうだとされており、日本やEU、アメリカなどでは食用に使用することができますが、ベルギー、フランス、ドイツ、スウェーデン、オーストリアなどでは食用に使用することが禁止されています。
本来ドッグフードに着色料は必要ありません。
それは犬が色を識別できないからです。
このためわざわざフードに色を付けて見栄えが良くしている理由は、購入者である飼い主さんにアピールしているためであり、ワンちゃんには何のメリットもありません。
口コミ情報によるメリット・デメリット
「ランミールミックスの悪い口コミ」
（メス）
ランミールミックスを食べて嘔吐しました。
あらためて原材料が良くないと感じました。
（メス）
アレルギーが起こって体中を掻きむしっています。
うんちも軟便になりました。
（オス）
涙やけが悪化し、うんちも何度が下痢になりました。
安さにつられたのは失敗でした。
「ランミールミックスの良い口コミ」
（オス）
ガツガツと食べっぷりが良いです。
よく食べるので、値段が安いのは大きな魅力です。
（メス）
粒の大きさも合っており、食べやすそうです。
いつも完食してくれます。
（オス）
ローテの一つとして活用しています。
特売で売られている時には必ず買ってきます。
美味しそうに食べてくれます。
「口コミ感想まとめ」
手軽にお店で購入できて安いのが魅力でしょうが、口コミでも吐いた、下痢になった、アレルギーが出たなどの悪い声が大量にあがっています。
ランミールミックスを与えた際には、愛犬の体調確認をしっかり行ってあげてください。
着色料が含まれており、特に赤102号は、発がん性の危険性があると指摘されています。
当サイトとしては、オススメしかねるフードの一つですが、与える際には常食とせず、ローテの一つなどとしてあげてください。
ランミールミックスドッグフードの種類
ランミールミックスは、小粒タイプと大粒タイプに分かれ、それがまた年齢別で細分されています。
「小粒」
・小型犬 1歳からの成犬用
「大粒」
・成犬用
・7歳からの高齢犬用
・11歳からの高齢犬用
