スタイルズドッグフードを徹底評価！口コミ評判と原材料＆安全性
スタイルズドッグフードの感想評価＆商品解説
２．飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
３．愛犬にスタイルズを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「スタイルズ」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にスタイルズを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
スタイルズの魅力は、価格が安くて業界初の人気の小型犬6種による犬種別のソフトモイストタイプフード（半生）という点でしょう。
スタイルズをあえて半生タイプとした理由は、小型犬は口が小さく噛む力が弱いため、ドライフードより美味しく食べるためには適していると考えたからです。
スタイルズは、イメージキャラクターをラブラドールのゴン太がするほねっこシリーズで有名な、株式会社マルカンのサンライズ事業部が販売するドッグフードです。
高級感溢れる黒いシックなデザインのパッケージは、魅力的で人気が高いです。
スタイルズは半生タイプフードのため、通常30%以上の水分量を含みます。
そのため、開封すればすぐにカビが生えてしまうため、添加物である保存料が必要となってしまうのが宿命であることを認識しておきましょう。
スタイルズの問題点は、表示の仕方が曖昧で大雑把すぎる点です。
「肉類(チキン等)」や「豆類」などという具合に、原材料が「等」や「類」でまとめられており、真剣に犬の健康を考慮していないフードだと感じてしまいます。
このような表記の仕方では、原材料に何が入っているのか判明せず、副産物や4Dミート、
高アレルゲンのトウモロコシ・小麦・大豆などが使われている可能性も否定できません。
また、主原料に糖類が使われている時点で、栄養バランスに疑問が生じ、実際にもタンパク質や脂質の栄養価が低すぎて、総合栄養食とは言い難い数値となっています。
今回は小型犬6種のラインナップの中から、「チワワ用」を取り上げて紹介します。
スタイルズチワワ用の基本情報
原産国 日本
メイン食材 チキン等
価格 1.2kg(835円)
対応年齢 全年齢対応
販売会社 株式会社マルカン サンライズ事業部
住所 大阪市淀川区西中島7-1-26 オリエンタル新大阪ビル12F
電話番号 0120-64-7181
公式サイト http://www.mkgr.jp/sunrise/products/index.html
スタイルズチドッグフードの品質
「スタイルズチワワ用成分分析値」
成分 含有量
タンパク質 12.5％以上
脂質 3.3％以上
繊維質 4.0％以下
灰分 11.2％以下
水分 35.0％以下
カロリー 約245Kcal/100ｇ
スタイルズドッグフードおすすめポイント
「犬種別のラインナップ」
スタイルズは、業界初といわれる人気犬種の小型犬によるラインナップに分かれています。
人気の小型犬6種とは次の通りです。
・チワワ
・トイプードル
・ミニチュアダックスフンド
・ヨークシャーテリア
・ポメラニアン
・シーズー
どうでしょう、現在人気の小型犬ばかりですが、あなたの愛犬の犬種はいましたか？
犬種により特徴があり、健康面で弱いとされる箇所を補うべき成分が補強されています。
チワワ、トイプードル、ミニチュアダックスフンドについては、追加でシニア期の6歳以上と10歳以上の種類も用意されています。
「ソフトモイスト（半生）タイプ」
スタイルズは、通常のドライフードではなく、ソフトモイスト（半生）タイプのドッグフードです。
これは噛む力が弱い小型犬用としたためです。
このため、ドライフードをあまり好まない犬や、噛む力が弱くなった老犬には柔らかくて、わざわざふやけさせたりしなくても食べやすくなっています。
「オリゴ糖」
スタイルズにはオリゴ糖が配合されています。
オリゴ糖はプレバイオティクスであり、乳酸菌などのエサとなって善玉菌を増やすことで、腸内環境を整える効果が期待できます。
スタイルズドッグフードの気になる点
「曖昧表記」
スタイルズは、原材料が「等」や「類」の曖昧表記でまとめられており、真剣に犬のことを考慮していないフードだと感じられます。
正直ここまで大雑把な表記をしているフードもなかなか見当たりませんね。
これではまったくどのようなものが使われているのかが不明であり、4Dミートの副産物などが使用されている可能性が否定できません。
また、犬は動物タンパク質にアレルギーを持っているケースが多く、これでは判断のしようがありません。
「栄養価が低い」
スタイルズは栄養価が低くて基準値を大きく下回り、総合栄養食とはいえません。
タンパク質は12.5%、脂質は3.3%しかありません。
タンパク質は子犬期であれば30%以上、成犬期であれば25%以上、脂質は最低10%は欲しいものです。
ちなみに、AAFCO（米国飼料検査官協会）によるタンパク質の最低基準は、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上であり、脂質は子犬用基準8.5以上、成犬用基準5.5以上となります。
このため、特に成長期の子犬や、運動量の多い活発なワンちゃんには物足りないといえます。
「糖類や穀類を配合」
糖類や穀類という曖昧表記のため、内容はまったく不明ですが、糖類は砂糖に関連する成分ならば一切不要です。
また穀類は、二大アレルゲンの小麦やとうもろこしなどが含まれている可能性もあります。
肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。
また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。
「添加物の使用」
スタイルズはソフトモイスト（半生）フードのため、水分量が通常30%以上含み、柔らくて食べやすい反面、開封すればすぐにカビが生えてしまいます。
そのためそれを防止するために、多くの保存料が必要となってしまうのが避けられない宿命です。
したがってスタイルズも例外にもれることなく、品質保持剤（プロピレングリコール）、保存料（ソルビン酸カリウム）、pH調整剤、酸化防止剤（エリソルビン酸ナトリウム）などの気になる添加物が含まれています。
プロピレングリコールは、一般的には発ガン性はないとされていますが、ドイツでは使用が禁止されており注意が必要です。
また、アレルゲンとなりやすい化学物質であり、特に脂肪として蓄積されやすいとされています。
ソルビン酸カリウムは、発ガン性物質の発生を促す恐れがある成分だとされているため要注意です。
ハムやソーセージなどのような、亜硫酸塩を含む食べ物と一緒に食べることで、化学反応して発ガン性物質が生じるとされています。
エリソルビン酸ナトリウムは、発ガン性はないと言われていますが、突然変異や染色体異常を起こすリスクがある成分だとされています。
このように、かなり健康リスクに影響を与えてしまうと認識しておきましょう。
「塩化ナトリウム」
スタイルズドッグフードは、塩化ナトリウム（塩）使用しています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の３割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
スタイルズに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO（米国飼料検査官協会）の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
口コミ情報によるメリット・デメリット
「スタイルズの悪い口コミ」
チワワ
（オス）
チワワ専用のチワワのために作られたフードという言葉に惹かれて購入しましたが、便が緩くなり、涙やけが悪化しました。
期待していただけに残念です。
シーズー
（メス）
スタイルズに変えててからウンチが緩み、ずっと下痢気味で治りません。
食いつきは悪くありませんが、お腹が弱い子には向いていないと思います。
ヨークシャー・テリア
（メス）
痒みが出て皮膚も赤くなり、水を飲む回数が増えました。
アレルギーだと感じましたが、スタイルズのようないい加減な表記では、原因の食べ物が全く分からないと実感しました。
チワワ
（オス）
便の回数が増えて、軟便になりました。
値段は魅力的ですが、原料に何が入っているのか分からないため不安です。
トイプードル
（オス）
匂いを嗅いだのみでぜんぜん食べてくれません。
半生タイプは食べやすいと思ったのですが、好みに合わなかったみたいで残念です。
「スタイルズの良い口コミ」
トイプードル
（オス）
ドライフードをあまり食べない子なので助かります。
半生タイプはあまりないので貴重なフードといえます。
半生タイプだけに開封後の劣化が心配ですが、小分けされているのですぐ食べ切れてありがたいです。
ミニチュアダックスフンド
（メス）
半生はやはり食いつきの良さが違いますね。
ドライだとよく残すことがあったのですが、完食してくれます。
リーズナブルな価格も助かるし、小袋になっているところもとても便利で高評価できます。
シーズ
（オス）
犬種別に分かれた専用フードである点は魅力を感じます。
偏食な子ですが、やはりソフトタイプは食べやすく、残さず完食してくれます。
値段も安くて助かります。
「口コミ感想まとめ」
スタイルズを調べていると、良い口コミも悪口コミも両方とも結構聞こえてきました。
犬種別に分かれた専用フードである点に対して、興味を持っている方は多いようです。
良い口コミで多かった声は、半生で食いつきが良い、値段が安い、小分けパックが助かるなんてところです。
気になるところが、アレルギーが改善したとか、毛質が良くなったというような、品質面の評価がほとんど無いところです。
悪い口コミは、かなりいろいろな意見が混じっていますが、要約すればみなさんあまり安全でないフードと感じているようです。
個人的に言えば、あのような曖昧表記では、真剣に品質向上に取り組んでいるとは感じられません。
また、栄養価の低さがどうしても気になるとともに、食べやすいソフトモイストタイプフードですが、その宿命として添加物を配合しなくてはならないため、常食として食べ続けるには健康面の不安が生じてしまいます。
スタイルズドッグフードの種類
チワワ用
・成犬用
・6歳以上用
・10歳以上用
骨格が弱い犬種のため、骨格の健康維持を考えてミルクカルシウムを配合。
トイプードル用
・成犬用
・6歳以上用
・10歳以上用
目の健康が気になる犬種なので、アントシアニンを配合して目の健康維持に留意。
ミニチュア・ダックフンド用
・成犬用
・6歳以上用
・10歳以上用
気になる体重管理を考慮して、リンゴ食物繊維を配合。
ポメラニアン用
・成犬用
繊細でしなやかな被毛が気になるため、被毛の健康維持を考えてヒアルロン酸を含む鶏冠抽出物を配合。
ヨークシャー・テリア用
・成犬用
皮膚や被毛の毛艶などの健康維持を考えてフィッシュコラーゲンペプチドを配合。
シーズー用
・成犬用
大きなパッチリした愛らしい目の健康維持を考えてマリーゴールドを配合。