チワワはレモンを食べても大丈夫!注意点やしつけができるって本当

2019年4月19日

レモンといえばビタミンCというイメージで、人間にとっては美容や健康に良いとされる果物です。

しかし、同時にあの酸っぱさが思い浮かびます。

人間だってまず、レモンを丸かじりなんて滅多にしません。

せいぜいトンカツか何かに、絞り汁をかける程度でしょう。

さすがにワンちゃんも、あの強烈な酸味の前にはペロリと舐めて、しり込みしてしまうはずです。

そんなレモンですが、チワワが食べても大丈夫でしょうか。

また、注意点は何かあるのか?

さらによく耳にする、レモンを使ってワンちゃんのしつけができるという話が、本当なのか紹介します。

チワワはレモンを食べて大丈夫

さすがにチワワも、レモンのあの強烈な酸味は苦手でしょうが、結論を言えばチワワはレモンを食べても大丈夫です。

レモンの魅力はやはり豊富なビタミンCでしょう。

ワンちゃんはビタミンCの生成を肝臓で行えますが、それでもその生成量は一日で最大でも約60mg程度だそうです。

小型犬でもビタミンCが約500mg程度必要といいますから、レモンに含まれる豊富なビタミンCは魅力となります。

また、ビタミンCは通常水溶性ビタミンのため、体内に蓄積しにくい性質があるため、どんどん摂取する必要があるのです。

しかしレモンの酸味は強烈なため、チワワが苦手するようなら無理に与えるようなことはやめておきましょう。

やはりレモンを舐めたことがあるワンちゃんは、もう二度と欲しがらないというケースが多いみたいです。

その証拠となるような、レモンを食べたワンちゃんの面白行動の動画をみてみましょう。

レモンでしつけができるって本当?

先ほどの動画を見る通り、ワンちゃんにとってレモンはかなり苦手な味みたいです。

良くレモンを犬のしつけに使うことが出来るといった話を聞きますが、あのようにワンちゃんが嫌がる味を利用するわけです。

チワワがイタズラ等をした瞬間に、レモンスプレーをシュッと口元にかけるわけです。

さらに、よく噛んだりする家具などにレモンスプレーをシュっとかけておくことで、近づけさせない効果を期待するのです。

確かにワンちゃんは、あの強烈なレモンのニオイが苦手ではあるようです。

でも酸味や酸っぱい匂いを好むワンちゃんもいるそうです。

これが猫であれば、柑橘系の酸っぱい匂いを嫌うため、かなり効果が期待できるようです。

ワンちゃんの場合、何度も繰り返すと慣れてしまう可能性も高そうです。

そもそも私は個人的に、道具を使ってワンちゃんのしつけをすること自体に賛成ではないので、レモンでしつけなんてやめておきましょうと言いたいです。

チワワを叱るようなしつけ方法をしなくても、反対のほめる、ご褒美をあげるという形のしつけ方法で、簡単にきちんとしつけることができますよ。

レモンの主な栄養素

「ビタミンC」

レモンに含まれるビタミンCの量は、柑橘類でトップクラス。

ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制してくれます。

また、コラーゲンの生成や免疫力アップの効果もあり、皮膚や粘膜の健康維持にも効果があります。

「クエン酸」

クエン酸があのレモンの酸っぱさを生み出している成分です。

疲労の原因である乳酸の増加を抑制して分解する作用があり、効率よくエネルギーを作ってくれて疲労回復に効果を発揮します。

この効率よくエネルギーを生み出す一連の流れを、クエン酸サイクルと呼んだりします。

さらにクエン酸の注目特徴として、以下に示す2つの「キレート効果」と呼ばれる働きがあります。

・体内に吸収されにくいとされる成分を、吸収されやすい形に変えて吸収しやすくする。
・体内に含まれている有害物質を、排出しやすい形に変えて排出する。

さらにクエン酸には殺菌効果があります。

そのため、細菌の増殖を抑えてくれて、食材の腐敗を防ぐ効果が高いため、夏場の食べ物にレモン汁をかけてあげると、食べ物の傷みが抑えられて効果満点です。

「ビタミンE」

ビタミンEはアンチエイジング効果が期待できて「若返りのビタミン」とも呼ばれる栄養素です。

また、強力な抗酸化作用も魅力で、活性酸素を無害化する効果もあります。

さらに、血流を良くする効果があり、動脈硬化の予防に期待が持てます。

「カリウム」

レモンには、ミネラルの一種であるカリウムも含まれています。

カリウムは、体に含まれている余計な水分や塩分(ナトリウム)を排出する効果があります。

そのため、利尿作用や血圧を下げる働きが期待できます。

「マグネシウム」

血圧や体温の調整、神経伝達、エネルギーの代謝などの働きを行い、血液の循環を促し、正常に維持する効果がある欠かせないミネラルのひとつです。

またさらに、骨や歯、筋肉などを作るのにも役立ち、骨や筋肉維持のサポートに効果が期待できます。

ただし、過剰摂取してしまうと、尿路結石を引き起こす要因にもなってしまうので注意も必要です。

しかし、気にしすぎて摂取不足となれば、神経障害や骨、血圧などに障害が生じてしまうため、マグネシウムはバランスよく摂取を心がけたいミネラルです。

チワワにレモンを食べさせる時の注意点

「皮や白い薄皮は与えない」

レモンの皮は、チワワには消化が悪い上に農薬の散布も危惧されます。

だから当然剥いて与えないでください。

さらに、薄皮や白い筋も消化しにくい部分のため与えないのが無難です。

そうすると、与える部分がなくなってしまいそうですね。

そうです。チワワに与えるには、レモンは絞った「レモン汁」がベストなのです。

「アレルギーに注意」

どのような食材にもアレルギーが出る可能性はあるため注意が必要です。

そのため、初めてチワワにレモンを与える際には極少量として、よく注意して与えましょう。

与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。

口や目のまわりを痒がる素振りが見えたら、アレルギーの可能性が高いです。

アレルギー症状は次の通り。

・嘔吐と下痢
・目の充血
・皮膚や口の周りの痒み
・皮膚が赤くなり、湿疹、じんましんが出る
・元気がなくなる
・食欲低下

このような症状が生じたケースでは、動物病院を受診しましょう。

「加工品には注意」

酸っぱいレモンの味対策として、レモンを蜂蜜漬けにしたような加工品があります。

このように甘く味付けされたレモンであれば、ワンちゃんも喜んで食べそうですね。

でもハチミツなどで甘く味付けされた加工品は、糖分が多くカロリーも高めです。

ハチミツにプラスして砂糖が入っているケースも多いものです。

したがってこれらの商品をチワワが食べてしまうと、カロリーオーバーとなり、太ってしまいます。

また、あまり甘い味に慣れさせてしまうと、主食のドッグフードを食べなくなってしまうケースもあり要注意となります。