チワワはりんごを食べても大丈夫!注意点やメリットは
りんごは季節に関係なく、1年中スーパーに並んでいる果物であり、最も頻繁に口にするフルーツの一つでしょう。
このように生活に密着したりんごですが、意外に歴史は浅く、日本に入ってきたのは明治時代だそうです。
りんごは香りがよく味も極上であり、医者要らずいわれるほど栄養も満点。
このため、チワワにもぜひ食べさせてあげたい果物ですが、はたして与えて問題はないでしょうか?
また、りんごジュースはどうでしょうね。
今回はチワワにリンゴを食べさせて大丈夫なのか、また注意点やメリットはあるのかなどについて紹介します。
チワワはりんごを食べて大丈夫?
まず結論を言ってしまえば、チワワにりんごは食べさせても大丈夫な果物です。
たくさんの栄養素が含まれているので、チワワにとって健康の維持にも有効です。
ウチのチワワのビビもりんごは大好物なフルーツの一つです。
母が長野県の飯田市が実家であり、りんごを作っているので毎年たくさん送ってくれます。
そのため我が家ではりんごは、気兼ねなくたくさん食べることができます。
正直言って送ってくれるりんごを食べてしまうと、スーパーで売っているりんごを食べるきがなくなるほど美味しいですよ。
だからビビもよくお裾分けとしてりんごがもらえるわけです。
ときにはすり下ろしたり、りんごジュースにしたりして与えています。
夏場の散歩時には、水分補給としてりんごジュース持っていくこともあります。
りんごの主な成分
成分 | 含有量 |
エネルギー | 54kcal |
タンパク質 | 0.2g |
炭水化物 | 14.6g |
水分 | 84% |
脂質 | 0.1g |
繊維 | 1.5% |
「ポリフェノール」
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、免疫力の向上や、活性酸素を抑えて除去してくれるため、がん予防にも効果が期待できます。
特にりんごに含まれるポリフェノールには、優れた高酸化力があるとされて注目されています。
りんごにおいては、皮に多く含まれています。
チワワの老化防止にも有効であり、コレステロールを減少させる効果もあります。
「ペクチン」
水溶性食物繊維であるペクチンもりんごには含まれています。
腸内の不要な老廃物を対外に排出し、善玉菌を増やして腸内環境を改善してくれます。
このように整腸作用があり、大腸がんの予防にも有効です。
「カリウム」
カリウムには利尿効果があるため、腎臓ケアにも役立ちます。
また、体内の余分な水分や塩分を排出して、血圧を下げてくれる働きがあります。
このため、高血圧や不整脈、脳卒中などの予防に有効です。
「ビタミン」
りんごはビタミンCをはじめとして、ビタミンE1、B2、B6などが含まれています。
このようにバランスよくビタミンを含むため、疲労回復に力を発揮し、チワワの毛並みも整えてくれて、健康維持に欠かせません。
「食物繊維」
チワワは、食物繊維が消化吸収できないので注意が必要です
しかし食物繊維は便秘の予防に役立ち、腸内の環境を整えてくれる働きをしてくれます。
「リンゴ酸」
リンゴ酸はその名前の通り、りんごに多く含まれている有機酸の一つです。
リンゴ酸の特徴は、体に溜まった疲労の原因の乳酸を分解する作用があることです。
そのため、疲労回復に効果がある成分です。
「クエン酸」
クエン酸には、疲労の原因とされる乳酸の増加を抑制して分解する作用があります。
また、クエン酸サイクルと呼ばれる一連の流れで、効率よくエネルギーを作り疲労回復に効果を発揮します。
さらにクエン酸の注目特徴として、以下に示す2つの「キレート効果」と呼ばれる働きがあります。
・体内に吸収されにくいとされる成分を、吸収されやすい形に変えて吸収しやすくする。
・体内に含まれている有害物質を、排出しやすい形に変えて排出する。
りんごを食べさせる目安量は?
はたしてりんごは、チワワに与える適量はどの程度なのでしょうかね。
もちろん与える適量は、チワワの健康状態や年齢、犬種、運動量など様々な要因で異なってきます。
具体的に、ワンちゃんの体重別で、りんごの1日の摂取目安量を紹介しましょう。
ワンちゃんの体重 | 1日のりんごの摂取目安量 |
1kg | 10g |
3kg | 20g |
5kg | 30g |
10kg | 45g |
上記量はあくまで目安となります。
チワワであれば20g程度までにしておきましょう。
中型犬なら30g、ゴールデンレトリバーなどの大型犬の成犬ならば、50g程度まで大丈夫でしょう。
とにかく食べさせすぎには要注意です。
チワワにりんごを食べさせる時の注意点
「酸化に注意」
りんごは酸化しやすい果物のため、置いておくとすぐに茶色くなってしまいます。
時間が経った色が変色したりんごは食べさせないように注意しましょう。
「小さくカット」
ワンちゃんは丸のみが習性のため、りんごを丸ごと与えると丸飲みしてしまう危険性があります。
チワワが喉に詰まらせれば一大時です。
それこそ呼吸困難を起こす危険性があり、応急処置として体を逆さまにして背中をたたき吐き出させるなんていう、大騒ぎに発展してしまいます。
そのため、必ず「みじん切り」や「小さめの角切り」にカットしてあげましょう。
ちょっと手間をかけてすりおろしてあげれば、消化もよくなりますよ。
「皮や種を取り除く」
りんごの種には、「アミグダリン」という成分が含まれており要注意です。
バラ科の植物に多く含まれている成分であり、体内で消化されて加水分解されると、青酸が発生し中毒を起こしてしまいます。
ただし、発生する青酸は微量とされており、人間であればウメのケースに例えると、100~300個食べて注意が必要になるそうです。
チワワたちワンちゃんに対しては、影響数値は分かりませんが、体が小さいワンちゃんたちですから、絶対種は与えないようにしてください。
りんごの皮も消化が悪いので、剥いてあげるのがおすすめです。
ただしりんごの皮には、ポリフェノールやペクチンが豊富に含まれています。
このため食べさせたいならば、よく洗って農薬残留に注意を行いすりおろしてあげましょう。
この場合、消化の悪い皮が含まれているので、先ほど紹介した適量より少し少なめに与えるようにしましょう。
「食べさせすぎに注意」
りんごに限りませんが、フルーツ類やおやつなどは、絶対に食べさせすぎは良くないと認識しておきましょう。
必ず先ほど紹介した目安量を厳守してください。
りんごを食べさせすぎた時の注意点をみていきましょう。
りんごは水分が84%と多く、利尿効果があるカリウムも豊富に含むため、チワワのオシッコの回数が増える可能性が高まります。
後、カロリーも100gあたり54kcalと割と多いので、カロリーオーバーによる肥満も注意すべきでしょう。
「アレルギーに注意」
果物を初めてチワワに与える時には、常にアレルギーに注意すべきです。
稀にですが、りんごを食べてアレルギー症状が出るワンちゃんがいます。
このため、初めて食べさせるときは、極微量与えることがまずは常識となります。
紹介した適量の1/3程度を目安としてみましょう。
そしてチワワにりんごを与えたならば、変化が何か生じないか観察します。
また、りんごを食べた後のイワワのウンチも、しっかりチェックしておくことが肝心です。
チワワに元気がなくなるなど、少しでも気になる変化が感じられた時には、それ以上与えないようにしてください。
次のような症状がチワワに見られた場合、アレルギーの可能性が高いため、直ぐに動物病院に連れていってあげてください。
・目の充血や、体を痒がる。
・湿疹、じんましんが出た。
・嘔吐や下痢が起こる。
「りんごジュース」
市販されている人間用のりんごジュースをチワワに与える場合、果汁100%未満のジュースは、砂糖や甘味料などが添加されているので与えないようにしましょう。
なお、100%のりんごジュースでも、製造方法によりストレートタイプと濃縮還元タイプの2つのタイプがあります。
「ストレートタイプ」
ストレートタイプが、チワワたちワンちゃんに与えるのにはおすすめタイプです。
りんごから絞り出した果汁を、加糖せずにそのままのジュースにしたものです。
ただし、少し値段が高めです。
チワワに初めてりんごジュースを与える際の注意点は、水で3~4倍に薄めて極少量から少しずつ与えてあげることです。
これは生のりんご同様に、アレルギー反応を確かめるためです。
「濃縮還元タイプ」
スーパーなどで普通に販売されている多くがこのタイプ。
絞りとったりんごの果汁から水分を抜きとってしまい、香料や糖分などを加えて作られるため、ワンちゃんには不向きであり、与えないようにしてください。
値段が安いので、つられないでね。
なお飼い主さんが、ミキサーなどを使用した生絞りジュースとして、果汁100%のりんごジュースを作ってあげれば最高ですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません