危険なアボガド使用のアボダームドッグフードを徹底評価!安全性は?

アボダームドッグフードの感想評価&商品解説

「記事の内容構想」
1.アボダームドッグフードを、客観的に評価を下し、メリット・デメリットをきちんと明記し、単なるオススメ記事とならないようにと考えている。

2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。

3.愛犬にアボダームを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。

上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「アボダーム」の評価記事を書いてみます。

客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。

単なるオススメ記事にしないように考えています。

オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。

また生の声として、実際にアボダームを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。

率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。

アボダームは、危険な添加物や副産物など使用せず、第1主原料に肉を使った犬向きの良質なドッグフードであり、約30年もの長い歴史を持つアメリカ産人気フードです。

アメリカのCentral Garden&Pet という会社が製造し、Biペットランドという日本の会社が輸入販売しています。

最大の特徴が、アボカドを使用したドッグフードである点です。

確かにアボガドは、「世界一栄養価の高い食べ物」としてギネスブックにも掲載されており、涙やけに効果があるとの評判もあります。

しかし、ペルシンという殺菌作用のある毒性物質が含まれており、犬には中毒症状を引き起こす有害な食べ物であり、最悪死亡することすらある食べてはいけない食材の1つなのです。

このため、アボダームのパッケージ横には、アボカドを使う目的やアボカドの安全性について書かれています。

みなさんも最大の関心点のはずなので、後ほどじっくり詳しく解説します。

また、アボダームは、副産物を使用していないと宣言しており、品質的には安心できますが、犬の消化が苦手な穀物を多く含み、ナチュラルフレーバーや塩など気になる原料も入っています。

アボダームは、「オーブンベイクド製法」を採用し、オーブンで時間をかけて低温低圧で製造しており、ビタミンなどの熱に弱い栄養素が壊れることなく栄養が凝縮されています。

ラインナップも豊富ですが、穀物の量が多く感じられる種類が多く、植物性タンパク質の割合が多くないか気になるところです。

今回は豊富なラインナップの中から人気の高い「オリジナルビーフ」をメインに取り上げて紹介します。

アボダームオリジナルビーフの基本情報

原産国      アメリカ
メイン食材    乾燥ビーフ
価格       800g(1,220円)
                           2.4㎏(2,799円)
                           5.6㎏(5,050円)
                           12㎏(8,800円)
対応年齢     全年齢対応
賞味期限     開封後1か月
販売会社     株式会社Biペットランド
住所       大阪市北区大淀中1-12-12
電話番号     0120-144-475
公式サイト    http://www.bi-petland.co.jp/index.php

アボダームドッグフードの品質

「アボダームオリジナルビーフの原材料」
乾燥ビーフ、玄米、白米、オートミール、亜麻仁(オメガ3)、乾燥アボカド果肉、鶏脂肪、トマト繊維、ナチュラルフレーバー、塩、塩化カリウム、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ビタミンC、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、セレニウム酵母、銅アミノ酸キレート、硫酸銅、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム)、乾燥ニシン、アボガドオイル、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ビフィドバクテリウム・サーモフィラム、エンテロコッカス・フェシウム

「アボダームオリジナルビーフ成分分析値」

成分             含有量
粗タンパク質                           21.0%以上 
粗脂肪                                    11.0%以上 
粗繊維                                    4.0%以下 
水分                                       10.0%以下 
粗灰分                                     7.0%以下
代謝エネルギー                          332kcal/100g

1日の給餌量

パピー  アダルト シニア
体重(kg) 給与量(g) 体重(kg) 給与量(g) 体重(kg) 給与量(g)
1~5 54 ~ 119 1~5 45 ~ 99 1~5 41 ~ 90
5~9 119 ~ 184 5~9 99 ~ 154 5~9 90 ~ 138
9~14 184 ~ 266 9~14 154 ~ 221 9~14 138 ~ 199
14~18 266 ~ 331 14~18 221 ~ 276 14~18 199 ~ 248
18~27 331 ~ 477 18~27 276 ~ 398 18~27 248 ~ 358
27~36 477 ~ 624 27~36 398 ~ 520 27~36 358 ~ 468
36~46 624 ~ 786 36~46 520 ~ 655 36~46 468 ~ 590

「アボダームのライフステージに合った与え方や注意点」

アボダームドッグフードの1日の給餌量は、上記表の愛犬の体重を目安に従って運動量なども考慮して体重の増減をチェックしながら与えるようにしましょう。

また愛犬にエサを与える場合、体重と同時にライフステージに合った与え方も大事となります。

「成長期」2ヶ月齢~1歳未満(パピーの場合)

子犬の成長は早く、それこそ毎日成長する勢いです。

このため単純に月齢だけで判断せずに、こまめに体重を測った上で給餌量を参考にすることが大切となります。

このような注意を図らないようにしないと、栄養過多や栄養不足のリスクが生じます。

上記給与量の2倍を上限に調整します。

餌の回数は、子犬は1度にたくさんの量が食べられないため、分量を少量にして与える回数を増やしてください。

目安は、生後10週までは1日分の量を4回に分けて与えます。

生後3ヶ月が過ぎた頃から、1日3回に分けて与えてあげましょう。

生後5~6ヶ月頃で、その犬種の体重の50%近くになったあたりで、エサの回数を1日2回程度にしていきます。

「成犬期(アダルト)」1歳~7歳

成犬は、上記給与量を目安に調整して、エサの回数は1日2回でOKです。

給与量は、ワンちゃんの運動量によっても大幅に変わってきます。

このため、体重と照らし合わせて調整することが大切です。

「シニア期」7歳以上

上記給与量の8~9割を目安に調整します。

老犬になると消化率や代謝率が低下するため、食べ過ぎてしまうと内臓や消化器官に負担を与えることとなります。

このため、成犬より量を減らすとともに、3回程度に分けてエサを与えることで1回分の量を減らし、消化器への負担を軽くしてあげましょう。



アボダームドッグフードおすすめポイント

「オーブンベイクド製法」

アボダームは調理法にこだわり、手間暇がかかるオーブンベイクド製法を採用しています。

一般的なドッグフードの調理法は、原材料を120~180℃の高温で加熱処理し、一気に乾燥させることで時間を省いて大量生産しています。

このため、タンパク質が変質したり、ビタミンや酵素が壊れて栄養価が下がり、素材の風味も損なわれます。

そしてその後、全てを粉末状にして、練り合わせ、高圧発泡させて成形し、仕上げにオイルコーティングを行い、失われた栄養価や風味を補うために、動物性油脂などを吹きかけます。

その点アボダームは、低温で時間をかけて製造しており、栄養価や風味を失うことがありません。

「無添加」

アボダームは、合成保存料、香料、着色料、防腐剤といった人工添加物は一切使用していません。

使っているのは、栄養強化のための合成ビタミンとミネラル及び酸化対策として必要となるローズマリーエキスのみです。

さらに、危険な副産物を使用していないと述べており、安心して愛犬に与えることが出来るフードといえます。

「クラッシュタイプの粒」

ドッグフードの一般的な粒の形は円形ですが、アボダームは上記画像の通り、特殊なクラッシュタイプの粒となっています。

特徴は食べやすいことですが、よく噛む効果も生じ、デンタルケア効果も期待できます。

「リーズナブルな価格」

アボダームは、800gで1,220円、1kgに換算すれば1,525円であり、肉を第一原料に使用した無添加フードとしては、魅力的なリーズナブルな価格です。

これは経済的にも継続可能な、手を伸ばしやすい価格だと評価できます。

ドッグフードには、ある程度の範囲の適正価格があると思えます。

つまり、安くても高くても困ってしまうのです。

安いに越したことがないと思うかも知れませんが、さすがに1kgで1,000円以下の安すぎるフードは問題となるケースが多いです。

添加物が大量に含まれ、粗悪な原材料を疑ってしまいます。

良質な原材料を使用すれば、価格が上がりますが、あまりにも高いケースでは、適正価格かどうか疑念が湧いてしまいます。

アボダームドッグフードの気になる点

「アボカド」

アボダームの最大の注目ポイントが、アボカドを使用した珍しいドッグフードだという点です。

本来アボカドは、犬が食べれば中毒が起こってしまい、食べさせてはいけない食材として有名です。

理由は「ペルシン」という殺菌作用のある犬には害になる毒素が含まれているからです。

しかし、アボダームは約30年間もの長期に渡り販売されている人気フードであり、その間にアボカド中毒の報告は一度も確認されていないそうです。

アボカドには700種もの種類があり、犬が食べても安全なアボカドを使用しているとも考えられます。

ちなみに、日本で流通している一般的なアボガドは、グアテマラ系のハスという品種であり、ペルシンを多く含み、犬が食べると中毒症状を起こしてしまいます。

アボカドは、世界一栄養価の高い果物としてギネスで認定されており、「森のバター」とも呼れるほど魅力ある素材です。

このため、毛艶がよくなった、涙やけが改善したなどの声もあがっています。

したがって当サイトでは、アボダームを否定することはしません。

ただしオススメするかと言えば、アボカドに毒物となる成分が含まれていることは明白な事実であり、決して100%安全とは言い切れません。

どのようなフードでも、軽い下痢や嘔吐などの症状が生じることはあり得ます。

しかしこれらの症状がアボダームの場合、アボカドの影響から生じているかも知れません。

100%の安全性が証明されない以上、優秀なドッグフードは星の数ほどあるため、同価格帯の安全なフードをおすすめします。

「穀物を含む」

アボダームは、犬が苦手とする玄米、白米などの穀物を多く含み気になります。

確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあります。

このため、穀物が配合されるフードも多くなっています。

アボダームにように、小麦やとうもろこしなどのアレルゲン性の高い穀物を使用せず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用すれば、敏感なワンちゃんでなけれさほど影響は受けにくでしょう。

肉食であるワンちゃんは、腸が短く、またアミラーゼという酵素が欠乏しているため、穀物の消化が本来苦手であり、穀物を摂取すると消化不良を起こしやすくなってしまい、便の回数が増えたり、軟便になったり下痢となることが多くなります。

また、穀物にアレルギー引き起こしやすいのも事実です。

必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です。

「塩」

アボダームドッグフードは、塩を使用しています。

正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。

犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。

塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。

アボダームに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。

ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。

当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。

フードは毎日摂取するご飯であり長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。

塩を入れる多くのケースでの理由は、食いつきをよくするためです。

この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。

そのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。

犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。

そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。

AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。

この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。

「ナチュラルフレーバー」

アボダームにはナチュラルフレーバーが含まれています。

ナチュラルフレーバーが「何か」という説明が書かれていません。

ナチュラルフレーバーと言われても、よく分からない飼い主さんもみえるでしょうが、嗜好性を高めるために必要なものだと推測でき、恐らく天然の香味料のことだと思います。

通常のケースではドッグフードに香りをつけ、ワンちゃんの食いつきをよくするのを目的として使用されます。

ナチュラルフレーバーという表記では曖昧であり、何が含まれているのかわかりません。

そのため、粗悪な原材料が使用されている可能性だってありえます。

どのような動物種や植物種などを使っているか判断できないと、食物アレルギーの問題もあり注意が必要となり気になります。

このため、使用した原材料を明記して欲しいところです。

なお、このような天然香料を加えているということは、香料を加えないと嗜好性が今一物足りない可能性が高まります。

そのように考えた場合、ナチュラルフレーバーなどが含まれていないフードの方が良いと判断できます。

「タンパク質が低め」

アボダームオリジナルビーフのタンパク質は21%と少し低めです。

タンパク質は子犬期であれば30%以上、成犬期であれば25%以上は欲しいものです。

ちなみに、AAFCO(米国飼料検査官協会)によるタンパク質の最低基準は、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上となります。

このため、成長期の子犬や、運動量の多い活発なワンちゃんには物足りないといえます。



口コミ情報によるメリット・デメリット

「アボダームの悪い口コミ」

ボストンテリア

(オス)

アボダームを食べてしばらくすると何度か吐きました。
すぐ丸飲みしてしまうので、消化不良が生じているのでしょうかね。

 

パグ

(オス)

アボダームを食べだしてから、痒みが生じました。
食いつきは悪くないだけに残念です。

チワワ

(メス)

大きさが不揃いで、大粒が混じっており食べにくそうです。
大きいものは手で割っているので面倒です。
涙やけに期待していたのですが、効果が感じられません。

 

「アボダームの良い口コミ」

ゴールデン・レトリバー

(メス)

アボダームを与えてから毛艶がよくなりました。
涙の量も減ってきた感じで、効果を感じています。

 

ミニチュアシュナウザー

(メス)

食い付きがよく、ウンチの匂いが気にならなくなりました。
値段も手頃で有難いです。

 

パピヨン

(オス)

体を痒がる程度が低下し、気になっていたフケが目立たなくなってきました。
リーズナブルだし、しばらく続けてみます。

マルチーズ

(メス)

涙の量が減り、涙やけの色が薄くなってきました。
食いつきもいいし、購入して正解だと思えるフードです。

 

「口コミ感想まとめ」

食いつきはよいとの声が多いですが、粒のサイズがばらつくため、小型犬だと大粒は食べにくそうとの声も出ています。
気になったのが、吐くとの声が多いことです。

消化しにくいのかも知れませんね。

毛艶や涙やけが改善したとの評判は、アボカドパワーなのでしょうかね。

個人的には、本来危険な食べ物であるアボカドが含まれていることが、どうしても気になってしまうフードといえます。

こんな人たちにアボダームはオススメ!
・愛犬の毛艶を良くしたい。

・涙やけで悩んでいる。

・アボカドが気にならず、栄養価を評価する。

・オーブンベイクド製法に興味がある。



アボダームドッグフードの種類

「オリジナルビーフ(小粒・中粒)」

メイン食材は乾燥ビーフ。
牛肉はアレルゲンになりやすい肉なので、アレルギー持ちの犬は注意を払いましょう。
全年齢対応のドッグフードで、ラインナップには小粒タイプと中粒タイプがあります。

「オリジナルチキン」

メイン食材は乾燥チキンです。
タンパク質21%以上、水分10%以下、粗脂肪12%以上、粗灰分7.0%以下、粗繊維3.5%以下、代謝エネルギー340kcal/100g

「パピー」

乾燥チキンと乾燥ニシンがタンパク源。
子犬、活動犬、妊娠・産後の母犬に適したフードです。
タンパク質26%以上、水分10%以下、粗脂肪16%以上、粗灰分7.0%以下、粗繊維4.0%以下、代謝エネルギー356kcal/100g

「ラム&ライス」

メイン食材は乾燥ラム肉で、成犬~シニア犬が対象年齢です。
ラム肉は低アレルギーなので、牛肉やチキンがダメなケースではおすすめします。
タンパク質21%以上、水分10%以下、粗脂肪11%以上、粗灰分7.0%以下、粗繊維3.5%以下、代謝エネルギー345kcal/100g

「ライト」

穀物(玄米)がメインで低カローリ、肥満気味で運動量が少ないダイエットが必要な犬や、高齢犬のためのドッグフードです。
タンパク質20%以上、水分10%以下、粗脂肪7~9.75%以上、粗灰分7.0%以下、粗繊維5.0%以下、代謝エネルギー319kcal/100g

「シニア」

メイン食材は乾燥チキンで、シニア犬専用のフードです。
関節の健康を守るコンドロイチンやグルコサミンが含まれています。
タンパク質20%以上、水分10%以下、粗脂肪10%以上、粗灰分7.0%以下、粗繊維6.0%以下、代謝エネルギー321kcal/100g

「ジョイントヘルス」

関節トラブルをサポートする関節の健康維持に特化したフードであり、コンドロイチンとグルコサミンが高濃度で配合されています。
タンパク質30%以上、水分10%以下、粗脂肪12%以上、粗灰分8.0%以下、粗繊維6.0%以下、代謝エネルギー335kcal/100g、コンドロイチン280mg/100g、グルコサミン130mg/100g