チワワにバナナを食べさせて大丈夫!注意点やメリットは
バナナは簡単に皮が剥けて食べやすく、よくスポーツ選手がエネルギー補給に食べたりもしています。
バナナというと、お猿の好物というイメージがありますが、ワンちゃんには与えても大丈夫なのでしょうか?
チワワがバナナを食べても大丈夫なのか?
また、注意点やメリットについて紹介します。
チワワがバナナを食べても大丈夫?
チワワにバナナを与えても特に問題はありません。
ただし、アレルギーが出ないかだけは注意しましょう
また、カロリーがあるので、与え過ぎには注意して、おやつ感覚で与える程度にしておきましょう。
特にチワワのような体の小さい小型犬では、人間がほんの一口サイズのつもりで安易に与えてしまうと、それだけでも糖分のとりすぎになることがあるので十分注意をしてください。
チワワに与える量はどれくらい
バナナのカロリーは、100gで約85kcal。
栄養が高い割には意外と低カロリーであり、ご飯でイメージすればお茶碗半分くらいのカロリーです。
人間にとっては低カロリーでも、チワワにとっては十分なカロリーとなります。
また、バナナの特徴は、糖質が多いことです。
バナナの糖質量は21程度もあり、柿やりんごで14程度、梨やメロンで10程度なので、かなり果物中では多いことが分かります。
はたしてバナナは、チワワに与える適量はどの程度なのでしょうかね。
もちろん適量は、チワワの健康状態や年齢、犬種、運動量など様々な要因で異なってきます。
具体的に、ワンちゃんの体重別で、バナナの1日の摂取目安量を紹介しましょう。
ワンちゃんの体重 | 1日のバナナの摂取目安量 |
1kg | 5g |
3kg | 15g |
5kg | 23g |
10kg | 38g |
15kg | 48g |
20g | 62g |
上記量はあくまで目安となります。
ワンちゃんに食べさせる量は、紹介量を限度に留めておくのがおすすめです。
特に初めてバナナをワンちゃんに与えるケースでは、食物アレルギーはどのような食材からでも出るため、上記目安量の1/3程度から試してみましょう。
バナナの主な成分
成分 | 含有量 |
エネルギー | 86kcal |
タンパク質 | 0.9g |
炭水化物 | 20.2g |
カリウム | 360g |
ビタミンB群 | 27g |
水分 | 75g |
脂質 | 0.18g |
マグネシウム | 32g |
「ビタミンB群」
ビタミンB1・B2・B6・B12に、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンを加えた8種の総称。
各種ビタミンが相互に力を合わせて働くことで、血流をよくして健康維持に期待ができます。
「カリウム」
カリウムには体内の不要な水分や塩を排出する働きがあり、血圧を下げてくれるので、高血圧や不整脈、脳卒中などの予防に効果があります。
「マグネシウム」
マグネシウムの主な働きは、エネルギーの代謝や血圧の調整などです。
そのため血液の循環を促し、正常に維持する効果があります。
またさらに、骨や歯、筋肉などを作るのにも役立ち、骨や筋肉維持のサポートに効果が期待できます。
「ビタミンC」
ワンちゃんは、体内でビタミンCを生成することができますが、ビタミンCには、免疫力や抗酸化作用を高める働きがあり、老化防止にも役立ちます。
このため、ビタミンCを生成する力が衰える老犬や、ストレスがちなワンちゃんには豊富に欲しい栄養素といえます。
さらに、コラーゲンの生成も行ってくれる成分なので、健康な皮膚や骨づくりなどにも欠かせません。
「オリゴ糖」
オリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなるため、善玉菌を増やして、悪玉菌の増殖を抑制する働きが期待できます。
このように、腸内環境をケアする働きが生じ、便の状態を整えたり、肌荒れの予防が期待できます。
「食物繊維」
バナナに多く含まれる食物繊維は2種類。
水溶性食物繊維であるペクチンと、不溶性食物繊維のセルロースです。
ペクチンは、コレステロールを排出する働きがある上に、便に水分を含ませ柔らかくしてくれます。
そのため、ペクチンが増えれば、悪玉コレステロールを減らすことが期待できます。
またセルロースは、便の量を増やす働きがあるとされています。
ただしワンちゃんは、食物繊維が消化吸収できないので注意が必要です
「セロトニン」
セロトニンは「幸せホルモン」として有名。
バナナにはセロトニンが含まれており、気持ちが落ち着く効果があり、不安な気持ちが解消できます。
チワワがイライラ気味で、よく吠えたりする場合、落ち着かせる効果が期待できます
「ポリフェノール」
バナナには、ポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは、活性酸素を取り除く働きがあるとともに、血液中のコレステロール値を下げてもくれるので、高血圧予防に力を発揮します。
チワワにバナナを食べさせるときの注意点
「カリウムに注意」
血圧を下げてくれる効果がありますが、バナナには豊富に含まれているため、チワワの腎臓の機能が落ちていたりする状態では、注意が必要となります。
カリウムは身体に溜まりやすいため、腎臓による排泄作用が低下していると、不整脈や低血圧などの原因となってしまいます。
心臓病・腎臓病があるワンちゃんには、バナナを与えないようにしましょう。
「膀胱炎に注意」
バナナは、マグネシウムを多く含んでいます。
そのため、膀胱炎の一種であるストルバイト結晶を、過去に発症して治療しているワンちゃんには、バナナを与えないようにしましょう。
「アレルギーに注意」
初めてチワワにバナナを与える際には極少量として、よく注意して与えましょう。
稀に、バナナでアレルギーが出るワンちゃんもいます。
バナナを与えてから数時間は、チワワから目を離さず様子を観察し、ウンチの状態はしっかり確認しましょう。
少しでも元気がなくなるなど、普段と違った症状が見られれば、それ以上与えないようにしてください。
次のような症状が確認できれば、アレルギーの可能性が高いので、直ぐに動物病院を受診しましょう。
・嘔吐と下痢
・目の充血
・皮膚が赤くなり、湿疹、じんましんが出る
・元気がなくなる
「皮は与えない」
人間だって皮を剥いて食べるわけであり、チワワにバナナの皮を与えないのは当然ですが、うっかり誤飲されてしまうと、硬くて消化も悪いため、消化不良を起こして嘔吐や下痢の原因となります。
また、喉や腸に詰まったりするケースもあるので要注意です。
「細かくカットする」
比較的柔らかいと思って油断すると大間違い。
チワワは平気で噛まずに丸のみしてしまいます。
消化も悪くなるし、喉に詰まれば大変です。
必ず細かくカットしあげましょう。
なお、すりつぶすことでより消化されやすくなりますよ。
またチワワは、バナナを細かくカットしてもらって、何回かもらった方が必ず喜びますよ。
「食べ過ぎに注意」
ご褒美やたまのおやつとして与えてあげましょう。
糖質も多く、食べ過ぎると肥満の元です。
「加工品を与えない」
バナナは加工した商品も多く販売されています。
バナナチップス・チョコバナナ・焼きバナナ何て具合。
特にチョコレートはワンちゃんに絶対のNG食材です。
チョコバナナは絶対に与えてはいけません。
バナナの加工品の多くは、バナナを油で揚げて砂糖をコーティングするパターンです。
油分はあまり体によくありませんし、糖分が多く含まれているため、すぐにチワワがオデブになってしまいます。
基本バナナの加工品は、チワワに食べさせないのがおすすめです。
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