チワワたち犬はザクロを食べてはダメ!中毒症状や対処法
犬にザクロを与えると中毒を起こしてしまいます。
このように犬は食べてはダメな食べ物が結構あります。
人間が食べて平気な食べ物だから、犬も大丈夫だと考えるのは大間違いだと認識しておきましょう。
ザクロの見た目の特徴が、赤い果皮の先端がとがっていることでしょう。
ザクロはあけびと同様に、熟すと裂けるという特徴があります。
ザクロは国内で広く見かける植物ですが、意外なことに国産ざくろの流通はほとんありません。
これは、国産のザクロは酸味が強いものが多いためです。
スーパーなどで販売されているザクロの多くが、カリフォルニア産のワンダフル種などの甘味の強い種類です。
ザクロの旬は9月~11月です。
ザクロのサイズは、直径が6~10cmくらいで、重さは100~300gくらいです。
日本へは平安時代に渡来したといわれています。
・在来種は熟しても、色が薄いこともあります
・樹上で完熟すると実が割れてしまいます
・表面に傷が少ないものがオススメ
ザクロに含まれる成分
実際にどのような成分がザクロに含まれているのか紹介します。
ザクロの成分(100gあたり)
成分 含有量
エネルギー 56kcal
水分 83.9g
タンパク質 0.2g
炭水化物 15.5g
カリウム 250 mg
カルシウム 8mg
マグネシウム 6mg
リン 15mg
鉄 0.1 mg
亜鉛 0.2 mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンB6 0.04mg
ビタミンC 10 mg
葉酸 6μg
ザクロを犬に与えるとダメなNG理由
ザクロには、犬が中毒症状を起こす3つの成分が含まれているため、食べさせてはダメな果物なのです。
1.ペレチエリン
ザクロの種子や果皮には、アルカノイドの一種であるペレチエリンが含まれています。
ペレチエリンは、サナダムシの駆除に使われることもある成分として有名です。
このため、多量に摂取してしまうと、激しい下痢や嘔吐を引き起こしたり、関節炎を悪化させてしまう可能性があります。
さらに悪化すると、神経異常や全身麻痺などの症状に苦しむことにもなってしまいます。
2.タンニン
タンニンはザクロの皮に含まれている成分です。
タンニンは、少量摂取する程度ならばむしろ抗酸化作用が期待できる成分です。
しかし、多量にタンニンを摂取してしまうと、胃の中が荒れてしまい便が出にくくなり、便秘の原因にもなってしまとされています。
このため、胃腸が弱い子や、便秘気味の子には要注意の成分です。
3.エストロン
エストロンは女性ホルモンであるエストロゲンの一種であり、ザクロに微量含まれています。
一時期、ザクロが女性の間で一大ブームとなり、大騒ぎが起こったことを記憶している方もいるのではないでしょうか?
この騒動の原因は、ザクロには女性ホルモンの「エストロゲン」が含まれているという噂が起こったためです。
実際には、ザクロに含まれる成分の正体が、女性ホルモンのエストロゲンに似た成分のエストロンであることが判明し、騒動は収まりました。
女性ホルモンの一種であるエストロンを、オス犬が摂取してしまうと、悪影響が生じてしまいます。
これはオスの体に女性ホルモンが入ってしまうため、オスの生殖系の器官に悪影響を与えることとなってしまいます。
犬がザクロを食べた時に起こる症状
ザクロは、犬が少量を摂取しただけであれば、症状が出ないことも多いです。
しかし、過剰に摂取した場合には、上記したペレチエリンとンニンの作用によって、嘔吐、下痢、便秘、胃腸障害、湿疹、神経麻痺などの症状が出てしまう可能性があります。
さらにエストロンの影響で、オス犬の生殖器官に悪影響が生じる危険性もります。
愛犬がザクロを食べてしまったケースの対処法
愛犬がザクロを食べたことに気づいた場合は、先ずは愛犬の口の中をチェックしてください。
そして万一まだ口の中に残っている粒があれば、指でかき出してしまいましょう。
次に飼い主さんは、慌てることなく落ち着き、次のチェックポイントを確認してメモってください。
・愛犬がどのぐらいの量のザクロを食べてしまったのか?
・いつザクロを食べたのか?
・ザクロの食べた部位を確認(果皮・実)
・愛犬の健康状態に変化が生じていないか
上記チェックポイントは、愛犬がザクロを食べた時に限らず、全ての問題となる食べ物を誤飲した際には行うべき最低限の情報確認です。
さらに、嘔吐物などがあればビニール袋に入れておきましょう。
仮にザクロの加工品を食べてしまったケースでは、残りかすがあればこれもビニール袋に入れておきましょう。
またパッケージなどは残しておいてください。
上記ポイントを確認した後に、動物病院へ連絡してみましょう。
なお、愛犬の犬種や体重、年齢、病歴等などは、あらかじめいざという事態のために、まとめておくのがおすすめです。
愛犬にザクロ酢などの加工品を与えるのもダメ
ザクロの加工品としてよくある商品がザクロ酢です。
ザクロ酢とは、ザクロを発酵させて作ったお酢のことであり、黒酢などにザクロの果汁を加えて作られており、人気があります。
当然ですが、ザクロのエキスがたっぷりと含まれている商品のため、危険なペレチエリンやタンニン、エストロンなどが含まれていることになります。
このため、ザクロ酢を始めとして、ザクロを原料として使用した加工品はすべてワンちゃんに与えるのはダメです。
ザクロの主な栄養素
「カリウム」
アケビにはカリウムが250 mg含まれています。
カリウムは、代謝や神経の働きをサポートすることで、情報を正しく伝達してくれ、体の中の不要な水分や塩分を体外に排出してくれます。
また、高血圧の予防にも効果を発揮します。
カリウムが不足すると、脱力感が生じ、神経過敏となり、不整脈などを発症しやすくなります。
犬の健康を維持する上でカリウムは、欠乏しても過剰になっても悪影響を与えてしまいます。
「デルフィニジン」
ザクロには、フラボノイドの一種であるデルフィニジンが含まれています。
デルフィニジンの効果作用は以下の通りで、知られている副作用はありません。
・抗酸化作用
・抗炎症作用
・抗がん作用
・心血管疾患予防
・神経変性疾患予防
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません