チワワにいちじくがNGな理由!アレルギーや中毒が起こる
チワワにいちじくを与えてはいけません。
理由は、ワンちゃんがいちじくを食べると、アレルギーや中毒が起こる可能性があるからです。
いちじくは、犬に与えてはいけない危険な果物だと覚えておきましょう。
あなたはいちじくを食べて、舌が痺れた経験はありませんか。
いちじくは、消化酵素が大変強く働くために、人間でもこんな症状がよくでます。
稀には、アレルギーを発症してしまう人もいるほどなのです。
だから当然ワンちゃんにも悪さを働かします。
特にチワワは体も小さくほんの少量を口にしただけでも、強い影響を受けてしまうケースがあるので十分注意してください。
無花果(いちじく)は、ウチの庭にも1本植わっているように、結構身近な果物です。
日本には、江戸時代に中国経由で入ってきたといわれています。
何故、いちじくが無花果(むかか)と呼ばれているかといえば、見た目の状態がまるで花がないのに実だけをつけるように見えるためです。
実は花は咲かないわけではありません。
実の中で隠れて咲くのだと覚えておきましょう。
チワワにいちじくがダメな理由
大きくダメな理由が2つあります。
チワワにいちじくはNGですが、生ではダメなことはもちろんのこと、加熱したものでも厳禁だと知っておきましょう。
1.チワワに危険な2つの毒物性物質
「ソラレン」
いちじくには、ソラレンというチワワに害をなす成分が含まれています。
ソラレンは、オレンジやグレープフルーツといった柑橘類の外皮に多く含まれている成分です。
特徴は、光に反応する物質で紫外線を吸収しやすいこと。
そのため、日焼けが進んだり、シミが増えるなどの悪影響があり、チワワが摂取すると中毒症状を引き起こし、下痢、嘔吐、皮膚炎などを生じさせます。
なお、重篤化すると脱水症状を起こしたり、最悪命を脅かす危険性もあります。
「フィシン」
いちじくに含まれるフィシンとはタンパク質分解酵素です。
タンパク質の分解を助けてくれる作用があります。
そのため人間には、二日酔いの時に効くと言われており、消化不良を予防したり、消化促進効果があります。
しかしチワワにとっては、危険な物質となります。
それは犬にとっては、フィシンの働きが強すぎて、粘膜のタンパク質までも分解してしまうからです。
フィシンはいちじくの実や茎、葉などに存在しており、よく茎や葉から白い汁が出ていますが、実は大量のフィシンが含まれており、人間が触ってしまった際にもよく、痒みやかぶれといった
症状の皮膚トラブルを起こしてしまうので要注意です。
2.ラテックスアレルギー
チワワがいちじくを食べることで、ラテックスアレルギー症候群となり、アレルギー反応が出てしまう可能性があります。
これはラテックスタンパク質が原因でおこる症状であり、天然のゴムに含まれています。
本来であれば、天然のゴムに含まれているはずの成分ですが、アボカドやバナナなどの果物のタンパク質がラテックスに似ており、勘違いして反応し、アレルギー反応を引き起こすことがあるとされています。
これと同様のことがいちじくを食べても起こる可能性があります。
チワワがいちじくを食べて起こる症状
個体差があり、中にはいちじくを食べてもケロリと何事もなかったように平気なワンちゃんもいます。
チワワの場合、体が小さく少しの量の摂取でも大きく影響が跳ね返ってくる可能性があるので、十分な注意が必要となります。
さらに子犬や老犬、あるいは体調不良時のワンちゃんなどは要注意です。
主な症状
・嘔吐
・口内炎の発生
・大量のよだれを流す
・口の粘膜を刺激
いちじくを食べた愛犬が、大量のよだれを垂れ流し、飼い主さんがびっくり仰天なんてケースがマジでよく起こっています。
いちじくを食べたことで、フィシンによって口の中の粘膜を刺激されたり、口内炎が出来てしまうことが原因となります。
あなたも口内炎が出来た経験があれば分かるでしょうが、痛くてご飯もなかなか食べれなくなるものです。
チワワだって同じで、ドッグフードをちっとも食べない、酷くなると、水さえ飲まないケースもあります。
ここまでくると、マジで脱水症状に陥いることもあるので要注意です。
アレルギー反応を引き起こすケースとなると、嘔吐や下痢。
さらにじんましんや、目の痒み、充血などの症状が生じます。
さらに悪化すれば、アナフィラキシーショックを起こす危険もあり、こうなると命に関わる危険な状態も起こってくると知っておきましょう。
チワワがいちじくを食べてしまったときの対処法
「アレルギー症状の確認」
明らかにチワワがいちじくを食べてしまったケースでは、アレルギーなどの症状が現れていないかを、確実に観察してチェックしましょう。
痒がる、痛がるなどいつもと様子が違うといった気になる変化が見られたなら、SOSサインだと受けとりましょう。
そして、速攻で動物病院に向かいましょう。
気になった症状をメモっておきましょう。
必ずいちじくを食べてしまったことを伝えてください。
もしも食べた量が分かれれば、大体でもいいので伝えることを忘れないようにしましょう。
チワワがいちじくを食べないための対策
「いちじくの食べ残しはすぐに片付けること」
いちじくの食べ残しをうっかりテーブルに放置なんてことは絶対のNGです。
ワンちゃんは匂いに敏感だから、すぐに気づかれてしまいます。
いちじくに限らず、愛犬を飼っているケースでは、食べ物は全て机の上などに置きっぱなしは絶対ダメだと認識しましょう。
少しの時間なら大丈夫などという、甘い考えは絶対にご法度です。
その1秒で食べられてしまったら、後悔しようもありません。
さらに誤飲されたら困るものを、テーブルの上に置いておくのもNGです。
ワンちゃんは何でもすぐに誤飲します。
うっかり爪楊枝などを置いておくのすらダメだと知っておきましょう。
またキッチンに運んだから、ごみ箱に捨てたからなどという甘い考えも痛いしっぺ返しに合います。
運んでも、愛犬が届いてしまうような場所では意味をなしません。
仮に運んだキッチンにいちじくの食べ残しが、さらに荒らされているなどの異変に気づいたとしても既に後の祭りでしょう。
ゴミ箱も要注意、しっかり蓋が閉まらないタイプなら一発で引き出されてしまいます。
ニオイがするから一発で餌食です。
蓋が閉まっていても、ひっくり返されたショックで開いてしまうようなことにもなりかねません。
とにかくワンちゃんに届いてしまうような場所へのかたずけもNGなわけです。
愛犬は自分にとって危険な食べ物かどうかの判断などできません。
なんでも好奇心旺盛で、必ず口に入れてしまうと認識しておきましょう。
全て飼い主さんの責任となることを自覚しておきましょう。
いちじくの食べカスを落とさない
いちじくを与えないように注意していても、うっかりべた後の皮や種が床に落ちていては話になりません。
ワンちゃんはこういうのを見つけるのが非常に目ざといです。
これは犬が臭覚に優れているからです。
ニオイで嗅ぎ分けて見つけちゃうから、絶対拾い食いされてしまいます。
十分注意しましょう。
手を洗ってから犬に接触
何かいきなり指を愛犬にやたらと舐められたなんて経験ありません。
それは指にワンちゃんの気になるニオイが付いていたからです。
だからいちじくを食べたらしっかり手を洗ってから、愛犬に触るようにしましょう。
特にチワワなどの超小型犬などは油断禁物です。
少量の成分でも体内に入って、中毒を起こしてしまう危険性があるからです。
あなたにとってのほんの一口が、体の小さいチワワには一口で済まないのです。
仮にチワワが3kg、あなたが60kgならば、あなたの一口がチワワには20倍になるわけです。
こう考えれば怖いものでしょう。
今回、いちじくはチワワに与えてはいけないと分かりましたが、ワンちゃんにとっては、食べたら中毒を引き起こしてしまい、最悪死に至るケースすらある食べ物があることを知っておきましょう。
それらの要注意な食べ物は数も知れたものなので、愛犬を飼っている飼い主さんであれば必ず把握しておきましょう。
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