チワワはゴマ(胡麻)を食べても大丈夫?注意点やメリットは
ゴマは風味が良く、栄養価の高い食材です。
気づきにくいですが、様々な料理に使われており、自然と口にしている食品と言えるでしょう。
そんなゴマですが、実は国内自給率はわずか0.1%ほどであり、ほとんどが輸入に頼っています。
また、ゴマは主に「白ゴマ」「黒ゴマ」「金ゴマ」の3つの種類に種子の色によって分かれますが、栄養的にはほとんど大きな違いはありません。
今回はチワワがゴマを食べても大丈夫なのか、また、注意点やメリットを紹介します。
チワワはゴマを食べても大丈夫?
ゴマは見事にバランス良く栄養分が含まれている食べ物であり、チワワが食べても問題ありません。
ただしあの小さい粒に大きなパワーを秘めているため、少し食べただけのつもりでも食べ過ぎてしまうことになるので注意が必要です。
ゴマの主な栄養素
成分 | 含有量 |
エネルギー | 544kcal |
水分 | 5.6g |
タンパク質 | 17.7g |
炭水化物 | 29.4g |
食物繊維 | 20.8g |
β-カロテン | 23µg |
ビタミンB1 | 0.54mg |
ビタミンB2 | 0.29mg |
ビタミンB6 | 0.5mg |
ビタミンK | 1mg |
ナトリウム | 2㎎ |
カリウム | 590mg |
カルシウム | 390㎎ |
リン | 550㎎ |
鉄分 | 16.4㎎ |
チワワにゴマを与えるメリット
「ゴマリグナン(セサミン)」
ゴマがよく健康に良いといわれているのは、抗酸化物質の「ゴマリグナン」を含んでいるからです。
そして、そのゴマリグナンの中でも有名なのがセサミンです。
セサミンには、強力な抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が働き、チワワの老化の進行を防いでくれて、がん予防や肝臓機能回復に効果を発揮します。
「脂質」
ゴマには、リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸でできた脂質が豊富に含まれており、コレステロール値を下げ、血液をサラサラにして血流をよくし、免疫力を高めてくれます。
「食物繊維」
ゴマは食物繊維を豊富に含んでいます。
食物繊維は腸内環境を整えてくれて、便秘の予防や解消、また大腸がんの予防にも効果が期待できます。
チワワのお腹がゆるいときに少し食べさせると効果が生じ、ウンチをいい状態に整えてくれる働きがあります。
さらに、コレステロールを制御する効果もあり、動脈硬化などの予防にも期待が持てます。
ただし、本来チワワたちワンちゃんが持つ消化酵素では、食物繊維は消化吸収できないことも認識しておきましょう。
「タンパク質」
ゴマは良質な必須アミノ酸を多く含むタンパク食材です。
タンパク質は、臓器、皮膚、爪、髪などの組織を作る成分となります。
このため、特に成長期の子犬には役立つ重要な栄養素です。
チワワにゴマを与える際の注意点
「すり潰してあげる」
ゴマを見てみれば、一粒ごと硬い殻に覆われています。
そのため、チワワがそのままゴマを食べてしまうと、ほとんど消化されることがなく、そのまま排泄されてしまいます。
これでは、何にも栄養の吸収が出来ません。
したがって、ひと手間を加えてすり潰したゴマをワンちゃんには与えてあげましょう。
なおゴマは、すり潰してしまうと酸化してしまい栄養素が落ちるため、与える直前にすり潰すようにしてください。
「与え過ぎない」
ゴマには食物繊維が含まれています。
そのため、適量であれば整腸作用が期待できて、便通改善となります。
しかし、過剰摂取してしまえば、消化不良を起こし、嘔吐や下痢の原因となってしまいます。
与え過ぎないように注意しましょう。
「食物アレルギーに注意」
ワンちゃんには、個体それぞれのアレルギーがあり、ゴマでアレルギーが起こってしまうケースがあります。
ゴマを与えてから数時間は、チワワから目を離さず様子を観察し、ウンチの状態はしっかり確認しましょう。
少しでも元気がなくなるなど、普段と違った症状が見られれば、それ以上与えないようにしてください。
次のような症状が確認できれば、アレルギーの可能性が高いので、直ぐに動物病院を受診しましょう。
・嘔吐と下痢
・目の充血
・皮膚が赤くなり、湿疹、じんましんが出る
・元気がなくなる
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