クチコミのみで人気を得たワイソンドッグフードの評判と安全を徹底評価
ワイソンドッグフードの感想評価&商品解説
2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にワイソンを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ワイソン」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にワイソンを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ワイソンドッグフードは、原料や無添加にこだわったオーガニックなヒューマングレードフードです。
穀物やミール、ビートパルプなどの気になる原料も使用されていますが、レベル的には人間用の材料を使用しており、ミールも有機栽培された「肉・内臓・骨」の使用と明記されており、粗悪な素材ではありません。
また、酵素や乳酸菌が豊富に含まれ、腸内環境が整いやすいお腹に優しいフードともいえます。
ラインナップは、オリジナルシリーズ・穀物不使用シリーズ・澱粉粉不使用シリーズと展開されており、各自ライフステージ分けされています。
ワイソンドッグフードの特徴の一つが、利益よりも、ペットの健康を保つことを純粋に追い求めるという理念から、会社にマーケティング部門が存在しないことです。
これはつまり広告費を一切費やしていないということであり、広告費はゼロでありクチコミだけで世界に広まったという信じ難い事実を表しています。
この事実を見ただけで、ワイソンの実力がうかがえしれます。
このように根強い人気を誇るフードですが、2017年には、現在の日本正規輸入代理店が販売終了を宣言してしまい、在庫が残り少ないようです。
しかし現在も人気に後押しされて、入手は可能となっています。
今回はワイソンアダルトをメインに取り上げ紹介します。
ワイソンアダルトの基本情報
原産国 アメリカ
メイン食材 チキン
価格 1,884円(500g)
3,560円(2.27㎏)
12,830円(9.08kg(2.27kg×4))
正規輸入代理店 株式会社帝塚山ハウンドカム
住所 大阪市住吉区万代3-2-1
電話番号 06-6673-2112
ワイソンドッグフードの品質
「ワイソンアダルト成分分析値」
成分 含有量
粗タンパク質 30%以上
粗脂質 15%以上
粗繊維質 5%以下
粗灰分 10%以下
水分 10%以下
オメガ6脂肪酸 2.6%以上
オメガ3脂肪酸 0.8%以上
代謝エネルギー 344kcal/100g
2. ロバイオティクスとプレバイオティクス配合したシンバイオティクスにより腸内環境をサポートし、さらに消化酵素も配合したお腹に優しいフード
3. 広告費ゼロの口コミで広がったフード
4. 酸化を防ぐためにニュートリパックを採用(500gサイズは、アルミ蒸着フィルムを使用)
5. 「EpigenTM(エピゲン)」は、世界で唯一とされるスターチ(でんぷん)フリーフード
6. スターチフリーの「EpigenTM」とアレルギーサポートの「AnergenTM(アナジェン)」は犬猫兼用フード
7. 人間の食品衛生管理システムであるHACCP(ハサップ)の認可を受けた自社工場で製造を一括管理
「エピゲンの特徴」
ワイソンのエピゲンシリーズは、通常の穀物不使用(グレインフリー)ではありません。
これまでのフードの場合、グレインフリーとしたケースでは、穀物を補う代わりとしてサツマイモやジャガイモなどを使用していました。
ところが何とエピゲンは、これまでつなぎとして使われてきたデンプンそのものをカットするという考えで、独自の技術を活用して作られています。
デンプンをカットすることで糖質制限を行い、ダイエット効果を狙っています。
エピゲンシリーズの「フィッシュ」と「チキン」の2種類を見てみると、最大の特徴がタンパク質量が60%以上であることであり、ここまで極端な高タンパクフードは類を見ません。
かえって最初慣れるまでは心配となります。
切替には十分時間をかけて行う必要があると思います。
軟便に成る可能性もあるため、その辺りは慎重に注意を払っていくべきでしょう。
ワイソンドッグフードの気になる点
「ミール類を含む」
「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。
実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。
ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。
このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。
ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。
世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。
なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。
ちなみに、ワイソンで使われているミール類は、安全性が高く粗悪な肉類ではありません。
「グレインフリーではない」
ワイソンは穀物が入っており、グレインフリーではありません。
小麦などのアレルゲン性の高い穀物は使用されていませんが、犬は本来肉食であり、穀物の消化が苦手であり、消化不良を起こしやすく、便の回数が増えたり、軟便や下痢になってしまいます。
また、アレルゲン性の低い穀物を使用しても、穀物に敏感な穀物アレルギーを持つワンちゃんはいます。
そのような犬の場合、食べることができなくなってしまいます。
最近の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあるようですが、やはり穀物は注意すべきと認識しておきましょう。
「ナチュラルフレーバー」
ワイソンにはナチュラルフレーバーが含まれています。
ナチュラルフレーバーが「何か」という説明が書かれていません。
ナチュラルフレーバーと言われても、よく分からない飼い主さんもみえるでしょうが、嗜好性を高めるために必要なものだと推測でき、恐らく天然の香味料のことだと思います。
通常のケースではドッグフードに香りをつけ、ワンちゃんの食いつきをよくするのを目的として使用されます。
ナチュラルフレーバーという表記では曖昧であり、何が含まれているのかわかりません。
そのため、粗悪な原材料が使用されている可能性だってありえます。
どのような動物種や植物種などを使っているか判断できないと、食物アレルギーの問題もあり注意が必要となり気になります。
このため、使用した原材料を明記して欲しいところです。
なお、このような天然香料を加えているということは、香料を加えないと嗜好性が今一物足りない可能性が高まります。
そのように考えた場合、ナチュラルフレーバーなどが含まれていないフードの方が良いと判断できます。
「塩」
ワイソンには、食が含まれています。
正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。
犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。
塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。
ワイソンに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。
ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。
犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。
そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。
この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。
そのためできれば、当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。
フードは毎日摂取するご飯のため、長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。
塩の使用目的として、「嗜好性を高めるために塩を使用している」などとよく言われています。
確かにこれも理由の一つとなるでしょう。
この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。
ただしそのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。
そのため、塩などで直接塩分をとる形のフードには、少し改善を望みたいと思います。
「ビートパルプ」
ワイソンには、サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプが入っており気になります。
世間で言うようにビートパルプ=危険ということではありません。
よく硫酸系の薬剤使用が取り沙汰されていますが、犬の食べ物であるドッグフードにそのようなビートパルプを使用することはできません。
ビートパルプは、ウンチを固めてくれる作用が働きます。
このため、軟便や下痢が治った錯覚を飼い主さんに与えてしまいますが、便を無理やり固める作用が働くだけであり、根本的に腸の環境が整って良くなったわけではなく、消化器官に負担を与えるケースもあります。
また、反対に愛犬が便秘になってしまうケースもあります。
このため出来ればビートパルプ無しで、便の状態が整うのが理想です。
ビートパルプで無理やり軟便が抑えられているケースでは、返って下痢を起こすことで気づける病気を見逃す危険性すらあります。
このような理由から、ビートパルプはあまりおすすめできません。
口コミ情報によるメリット・デメリット
「ワイソンの悪い口コミ」
ワイソンを与えてから、痒みが出て体を盛んにかきだしました。
食物アレルギーなのかよく分かりませんが、中止しました。
食いつきに関しては割と良い方でした。
ワイソンは涙やけの評判がよいフードなので期待して購入しました。
まだほとんど変化は感じられませんが、涙の量が少し減ったかなと感じていました、
ところがこれからと感じていたところで問題発生、何回か吐いてしまいました。
便も少し柔らか気味かなと感じてもいました、続けて吐いたため怖くてその後与えていません。
凄くフードを食べるのに時間がかかっています。
少し食べて離れては戻りとかしています。
フードも硬いのか、口に入れても何度も噛み、本来すぐ飲み込む習性がある犬にしては不思議な行動です。
とにかく食いつきが悪いので困っています。
「ワイソンの良い口コミ」
少しずつですが、涙の量と目やにが減ってきた感じです。
食いつきはよいのでこのまま続けて、涙やけの改善に期待します。
お腹が弱いコなので、乳酸菌とかお腹に良いものが多く含まれるワイソンを買ってみました。
テッシュで掴めないような緩いウンチが減ってきました。
また、同時に毛艶が目に見えて良くなりました。
これは触った毛質も違い、凄く実感で感じられています。
食いつきが良く美味しそうに食べてくれます。
矢張り食べてくれるのが一番ですね。
完全密封パックなところも安心で嬉しいです。
コロコロしたいい便が出るようになりました。
「口コミ感想まとめ」
お腹の調子が良くなったという口コミが多いです。
確かにワイソンは、ロバイオティクスとプレバイオティクスが配合されており、お腹の調子を整えてくれる作用が働くフードです。
ただし、ワイソンには、ウンチを固めてくれる作用が働くビートパルプが含まれているので、そのあたりの影響が微妙であり、少し気になります。
あと目立ったのが、涙やけの改善を願って購入される方が多い点です。
改善したという声がある反面、効果が期待できないとする声も割りとありますが、ある程度の期間フードを続けてから判断する必要があります。
涙やけを期待する声が多いのは、当初ワイソンは、輸入販売ショップが涙やけに良いとして売り出した為、今だにその影響が残っているのかも知れませんね。
・グレインフリーにこだわらない
・デンプンカットのフードを試してみたい
ワイソンドッグフードの種類
・グロース(幼犬用)
離乳から10ヶ月までの成長期の子犬用フード。
・アダルト(旧アダルトメンテナンス)
メイン食材はトウモロコシ。
・シニア
ターキーが第一主原料のシニア犬用ドライフードで、消化酵素を配合して消化しやすくなっています。
初乳成分を配合して、高齢期の免疫をサポートします。
小型犬~大型犬まで対応。
・ソイノゴン
チキンが第一主原料の成犬用ドライフードで、ターキーも加わっています。
小型犬~大型犬まで対応。
・アナジェン
ラムが第一主原料で、低脂質、低カロリーの犬猫兼用フード。
・エピゲン(チキン)
チキンが第一主原料で、スターチ(デンプン)不使用とすることでタンパク質60%を実現しています。
犬・猫共用フード。
・エピゲン(フィッシュ)
魚が第一主原料で、スターチ(デンプン)不使用とすることでタンパク質60%を実現しています。
犬・猫共用フード。
・オプチマルグロース(幼犬用)
離乳から10ヶ月までのパピー用フード。
・オプチマルアダルト
タンパク源はチキン。
9ヶ月~7・8歳までの、全犬種対応無添加フード。
・オプチマルグロース(シニア用)
タンパク源はターキー。
10歳からの全犬種対応無添加フード。
・ベガン
肉類不使用の穀物類が主原料のベジタブルフード。
全年齢対応。
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