アミノヘルス製法で栄養を守るビルジャックドッグフードを徹底評価

 

ビルジャックドッグフードの感想評価&商品解説

「記事の内容構想」
1.ビルジャックドッグフードを、客観的に評価を下し、メリット・デメリットをきちんと明記し、単なるオススメ記事とならないようにと考えている。

2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。

3.愛犬にビルジャックを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。

上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ビルジャック」の評価記事を書いてみます。

客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。

単なるオススメ記事にしないように考えています。

オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。

また生の声として、実際にビルジャックを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。

率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。

ビルジャックの魅力は、アミノヘルス製法で栄養が守られ、さらに肉材料の使用量が全体の85%もあることです。

原材料では「新鮮な鶏肉」が第一主原料となっていますが、定義が今一曖昧であり、ヒューマングレードなどの記載がないため少し気にかかってしまいます。

残念な点は、消化不良や食物アレルギーの心配が生じる「BHA」や「トウモロコシ」、「オートミール」などの穀物が使用されているところです。

その中でも合成酸化防止剤である「BHA」は、発がん性などの危険もある人工合成の化学物質であり、愛犬の健康状態への影響が危惧されます。

優秀なフードだけに、酸化防止剤を天然由来のものにしてくれていればぐっと評価も高まります。

今回は、小型犬用のスモールブリードアダルトをメインに取り上げ紹介します。

ビルジャックスモールブリードアダルトの基本情報

原産国       アメリカ
メイン食材     鶏肉
価格        1,858円(800g)
                              4,990円(2.7㎏)
賞味期限                  未開封の場合1.5年、開封後は2か月
正規輸入代理店   有限会社ビージェイペットプロダクツ
住所        東京都墨田区立花 4-28-4-509
電話番号      03-3610-9506

ビルジャックドッグフードの品質

「ビルジャックスモールブリードアダルトの原材料」
新鮮な鶏肉、鶏の副産物(アルギニン源である新鮮な鶏肉の内臓のみ(鶏の肝臓を含む))、とうもろこしのミール、鶏の副産物のミール、オートミール、乾燥甜菜果肉、醸造用乾燥イースト、亜麻仁、DL-メチオニン、L-リジン、プロピオン酸ナトリウム、混合トコフェロール、食塩、ビタミンA酢酸塩、ビタミンD₃補強剤、ビタミンE補強剤、リボフラビン補強剤、ナイアシン、ビオチン、塩化コリン、葉酸、硝酸チアミン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB₆)、アスコルビン酸、ビタミンB₁₂補強剤、パントテン酸D-カルシウム、酸化マンガン、イノシトール、BHA、硫化鉄、硫酸銅、酸化亜鉛、炭酸コバルト、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム、ローズマリー抽出物

「ビルジャックスモールブリードアダルト成分分析値」

成分             含有量
粗タンパク質                           26.0%以上
粗脂肪                                    15.0%以上
粗繊維                                    4.0%以下
水分                                       10.0%以下
アルギニン                               1.25%以上
ロイシン                                  1.50%以上
リジン                                     1.10%以上
メチオニン                                0.50%以上
オメガ6脂肪酸                           2.50%以上
オメガ3脂肪酸                           0.25%以上
代謝エネルギー           390kcal/100g



ビルジャックドッグフードおすすめポイント

「アミノヘルス製法」

一般的なドッグフードは、150℃近くの高温高圧で調理を行い、大量生産することでコストダウンを図りますが、その反面タンパク質が変性してしまい、ビタミンや酵素などの栄養素が壊れてしまうデメリットが働きます。

その点ビルジャックは、アミノヘルス製法を採用することで、製造時の気圧をコントロールして、74℃という低温製法を可能とし、タンパク質の変性を防ぎ、栄養の破壊を守ったフードとなっています。

「第一原材料が肉類で85%をキープ」

ビルジャックは、第一原材料として肉類を使用し、何とその割合が85%をキープしています。

つまりビルジャックでは、2.7㎏のフードであれば、その85%に該当する2.3kgが肉類となる計算です。

安価なフードであれば、コスト削減のために、穀物などでかさ増しするところですが、非常に良質なフードといえます。

ビルジャックドッグフードの気になる点

「BHA」

冒頭でも述べましたが、合成酸化防止剤である「BHA」は、発がん性などの危険もある人工合成の化学物質であり、危険なドッグフードの象徴でもあったので、良質なフードといえるビルジャックに含まているのは残念です。

速攻で酸化防止剤を天然由来のものに変更してもらいたいところです。

マジで天然由来の酸化防止剤に変われば、評価が1タンク上がると言っても過言ではありません。

BHTは、1940年ごろから石油・ガソリンの酸化防止剤、抗酸化剤として利用されるようになり、1954年に食品用の添加物として認可されました。

しかしその後、発がん性が指摘されたために、人間の食品には厳しい基準がもうけられました。

ところがドッグフードに関しては、150μg/gであればBHAの使用が認められています。

人間には基準が厳しく、犬が食べるドッグフードならば基準が低いなんて矛盾していますよね。

本来、体の小さなワンちゃんは、人間よりはるかに少ない量でも受ける影響は大きくなるはずです。

「ミール類を含む」

「ミール=副産物」とのイメージがあり、人間なら口にしない部位もすべて混ぜた肉類(副産物)を含んだ、一般的に粗悪なくず肉や骨などの原材料が使用されているとされています。

実際ミールは、直接食用にできない脂肪から油を作る工程から生まれる最後の残りカスです。

ミールと表記されている場合、肉や魚などの食材を粉にするということであり、その際にどうしてもある程度高音で調理されることとなり、栄養価が崩れやくなります。

このため、フードにミールが含まれているケースでは、副産物のような危険なものか、それとも粗悪な肉類でないかを確認することが大切となります。

ミールと言っても補助的に使用するなど、安全な乾燥された肉を粉末状にしたものもあるわけです。

世間では、ミール=副産物のイメージが強いため、原材料にこだわる良質なフードであれば、必ず公式サイトでミールの安全性に対して記載しているはずです。

なお、ミール使用でサイトに安全性の記載がないようなフードは信用がおけないため、副産物の可能性が高いと判断すべきです。

ちなみに、ビルジャックで使われているミール類は、明確なヒューマングレードなどの記載がないため少し気にかかってしまいます。

なお、副産物という点ではビルジャックは、「鶏の副産物」を使用していますが、公式サイト内に「アルギニン源である新鮮な鶏肉の内臓のみ(鶏の肝臓を含む)」と記載されており、羽やくちばし、足などの消化に悪い部位は使われていないようなので安心できます。

ただしその後に、副産物のミールの明記があり、そちらに関しては具体的な説明が何もかかれていないので、その点は気になります。

「トウモロコシ」

ビルジャックには、トウモロコシやオートミールなどの穀物が含まれておりグレインフリーではありません。
確かに近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあり、そのため小麦、トウモロコシ、大豆などのアレルゲン性の高い穀物を使用せずに、穀物の中ではアレルゲン性が低い

ものを使用することも増えており、そうすれば穀物に敏感な犬でなければ影響は低いと思えます。

ところが、ビルジャックはアレルゲン性の高いトウモロコシを使用しており、気にかかります。

本来肉食であるワンちゃんは、穀物の消化が本来苦手であり、消化不良を起こしやすくなってしまいます。

また、穀物がアレルギーを引き起こしやすいのも事実です。

必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには特に注意が必要です。

「食塩」

ビルジャックには、食塩(食)が含まれています。

正直なところ、塩の使用には賛否両論あります。

犬の塩分摂取量は、人間の3割以下が目安と言われるように、非常に注意が必要です。

塩は腎臓に負担をかける原料であり、過剰摂取してしまうと問題が生じ、高血圧や心臓病のリスクが高くなります。

ビルジャックに含まれる程度の量で健康被害が簡単に起こるとは考えにくいですが、本来塩は食材から自然摂取できる塩分のみで十分です。

ドッグフードにわざわざ人工的に添加すべきではありません。

犬は汗腺が足の裏にしかなく、人間のように汗を大量にかきません。

そのため、塩分が汗と一緒に流れ出てしまうことが少なく、それほど多くの塩分摂取は必要としません。

AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準では、子犬は最低0.3%、成犬は0.06%のナトリウムを必要とするとしています。

この程度の塩分であれば、原材料に含まれている塩分で十分摂取可能であり、わざわざ塩分を添加しているフードを食べることで過剰摂取となる恐れがあります。

そのためできれば、当サイト一押しの「モグワン」などのように、理想は原材料に含まれているナトリウムから、自然に栄養基準を満たす量を摂取するのが望ましいと言えます。

フードは毎日摂取するご飯のため、長期的に摂取するため、健康を害するリスクが高まります。

塩の使用目的として、「嗜好性を高めるために塩を使用している」などとよく言われています。

確かにこれも理由の一つとなるでしょう。

この他に、単純に塩の使用量が少ないドッグフードであれば、塩分の調整を行っている可能性もあります。

ただしそのようなフードに慣れてしまうと、塩が入っていないフードに切り替えが困難となってしまう危険性も生じ要注意です。

そのため、塩などで直接塩分をとる形のフードには、少し改善を望みたいと思います。



口コミ情報によるメリット・デメリット

「ビルジャックの悪い口コミ」

ビーグル

(オス)

ビルジャックは粒の固さがかなり柔らかめだと感じます。
シニア期に突入したうちのコには食べやすそうな硬さですが、袋の最後の残りはかなり砕けた粉が多くなってしまいます。
また食べかすがでるのと共に、歯にも詰まりやすく、歯磨きを忘れず行う必要がありますね。
問題は太りだしたことです。
これにはビックリしましたが、カロリーも確かに390あり、前のフードよりはかなり高め、その上吸収も良さそうです。
運動量も落ちてきたうちのコには、与えずらいなあと思っています。

パピヨン

(メス)

原材料にわざわざ副産物という言葉が記載されておりビックリ。
その後わざわざ打ち消すような内容が書かれていますが、またその後にも副産物という言葉が記載されており、安全なのかどうなのかよく分かりません。
また、BHAが酸化防止剤として使用されていることが分かり、やはりビルジャック危ないと感じました。

ポメラニアン

(オス)

偏食なコなのですが、案の定ビルジャックもあまり食べてくれません。
ドライフードは苦手なので、またかという感じです。
問題はお腹の調子が崩れ下痢となり、その後も軟便が続いていることです。
どうも合わないようですね。

 

「ビルジャックの良い口コミ」

ヨークシャテリア

(メス)

食いつきが抜群です。
やはり肉の量が多いと美味しいのでしょうね。
粒も柔らかくて、サクサクと食べやすそうにがっついています。
もう少し安いと文句無しなんですがね。

 

日本スピッツ

(メス)

涙やけ期待で購入しました。
まだ目立って効果は感じられませんが、涙の量が少なくってきた感じです。
それより評価したいのが、食いつきの良さです。
見事に完食した後でも、まだ物足りなさそうに食器を盛んに舐めています。
こんな反応は初めてです。

シーズー(オス)

皮膚トラブルが収まり、毛並みもよくなりました。
食いつきも申し分ないし、うんちの状態もよくなり、ビルジャックにしてから良いことばかりで感激しています。
まさに相性バッチリのフードです。

 

「口コミ感想まとめ」

食いつきが良いとの声が圧倒的に多いフードです。

さすがに肉の量が85%というのは伊達ではありませんね。

しかしまったく見向きもしない何ていう声も存在しますが、こればかりは個体差の好みの問題でどうにもなりません。

毛艶や毛並みがよくなったという声も多く、良質なフードだと分かります。

このフードで私的に気になるのは、BHAとトウモロコシが配合されていることです。

この2つの原材料を無くしてくれれば、大幅に評価があがります。

こんな人たちにビルジャックはオススメ!
・動物タンパク質が多いフードを望む

・食付きが良いフードを探している

・グレインフリーにこだわらない

・柔らかめのフードが良い



ビルジャックドッグフードの種類

「スモールブリードパピー」

小型犬の幼犬用フードで、メイン食材は新鮮な鶏肉。
小型犬の子犬の発育と成長をサポートするドッグフードです。
粗タンパク質27.0%以上、粗脂肪16.0%以上

「スモールブリードアダルト」

小型犬の成犬用フードで、タンパク源は鶏。
粗タンパク質26.0%以上、粗脂肪15.0%以

「パピー」

幼犬または母犬用の中型犬用のフードで、メイン食材は新鮮な鶏肉。
粗タンパク質28.0%以上、粗脂肪18.0%以上

「セレクトアダルト」

成犬用の中型犬用のフードで、メイン食材は新鮮な鶏肉。
粗タンパク質27.0%以上、粗脂肪18.0%以上

「ラージブリードパピー」

大型犬の幼犬用のフードで、メイン食材は新鮮な鶏肉。
粗タンパク質24.0%以上、粗脂肪17.0%以上

「ラージブリードアダルト」

大型犬の成犬用フードで、メイン食材は新鮮な鶏肉。
関節の問題を起こしやすい大型犬のためにグルコサミンとコンドロイチン硫酸を配合しています。
粗タンパク質23.0%以上、粗脂肪16.0%以上

「リデュースファット」

肥満犬用のフードで、成犬用よりも、低いタンパク質と30%カットした脂質を配合したダイエットフードです。
タンパク源は鶏。
粗タンパク質17.0%以上、粗脂肪10.0%以上 12.5%以下

「シニア」

高齢犬用フードで、健康な老犬期を過ごすために、脂質とタンパク質を抑えたフードです。
タンパク源は鶏。
粗タンパク質20.0%以上、粗脂肪12.0%以上