ピュアロイヤルドッグフードを徹底評価!口コミ評判と原材料&安全性
ピュアロイヤルドッグフードの感想評価&商品解説
2.飼い主の心境にたち、自分の愛犬に素直に「食べさせたい」と思えるかとの観点から判断する。
3.愛犬にDrケアワンを与える飼い主の口コミ情報を紹介する。
上記、3つのコンセプトに従いながら、今回「ピュアロイヤル」の評価記事を書いてみます。
客観的な目線に立ち、「メリット・デメリット」を紹介し、商品の良いところ、問題なところを知ってもらえればいいなと思っています。
単なるオススメ記事にしないように考えています。
オススメ記事であれば、商品の公式サイトを見てもらえばよいので、客観的な立ち位置から眺めて、「役立つ点」「問題・改善点」「こんな人には向いている」「こんな気づきから嬉しいことがあった」など素直に感じた意見を紹介していきます。
また生の声として、実際にピュアロイヤルを愛犬に与えている飼い主さんの口コミ情報を紹介します。
率直な意見を聞いて、少しでも参考にしていただき、ぜひ購入検討の資料として役立ててください。
ピュアロイヤルは、ペットフードを中心にペット用品の販売を行う会社「Janp(ジャンプ)」が販売する国産ドッグフードです。
最大の特徴がセミモイストタイプ(半生タイプ)のフードという点であり、柔らかく水分含有量が30~35%程度もあります。
人工添加物や副産物などの粗悪な原料を含まない良質なドッグフードですが、セミモイストタイプである性質上、水分保持剤であるソルビトールやグリセリン、またpH調整剤といった添加物は使用しています。
したがって、無添加にこだわった場合、完全な無添加フードとは言えないことを認識しておきましょう。
そのかわりミモイストタイプのフードの製造方法は、一般的なドライフードの加熱製法と異なり、低温の温風で長時間熟成・殺菌・乾燥させるため、熱に弱い栄養素を壊すことなく栄養分もギュッと凝縮されています。
さらにピュアロイヤルは、製造工程などの情報を写真入りで分かりやすく公開しており、非常に良心的なドッグフードといえます。
また、主原料には肉食であるワンちゃんに適した生肉がしっかりと使われており評価できます。
ただし気になる点が2点あります。
一つは、アレルゲンの高い小麦粉が使われていることです。
もう一つが価格です。
1kg換算で約5,000円もします。
あとミモイストタイプのため、機能が衰えだした老犬に与えている方が多いフードといえます。
この時の選択理由が、単に柔らく食いつきがよく食べやすいという理由のみで安易にならないように注意しましょう。
しっかり、栄養価などのフードの内容を吟味して適切なフードを選ぶことが大切です。
今回はピュアロイヤルのラインナップの中から、ピュアロイヤルチキンをメインに取り上げて紹介します。
ピュアロイヤルチキンの基本情報
原産国 日本
メイン食材 ササミ・鶏肉
価格 600g(3,000円)
対応年齢 全年齢対応
販売会社 株式会社ジャンプ
住所 大阪府茨木市島4丁目26番25号
電話番号 072-634-3501
公式サイト http://www.janp-pet.co.jp/
ピュアロイヤルドッグフードの品質
「ピュアロイヤルチキン成分分析値」
成分 含有量
粗タンパク質 25.0%以上
粗脂肪 8.0%以上
粗繊維 2.0%以下
粗灰分 6.5%以下
水分 35.0%以下
カルシウム 0.7%以上
リン 0.6%以上
エネルギー 275kcal/100g
ピュアロイヤルドッグフードおすすめポイント
「主原料に生肉使用」
ピュアロイヤルは、主原料に生肉を使用しています。
国産のセミモイストタイプ(半生タイプ)のフードの多くが、小麦粉などの穀物を第一主原料として使用する中、メインに動物性タンパク質(肉・魚)を使い、肉食である犬に適したフードといえます。
「分割包装」
セミモイストタイプ(半生タイプ)のフードの問題点が、水分が多いため直ぐに劣化してしますことです。
このためピュアロイヤルは、パッケージを100gに小分けして分割包装しています。
これで開封後すぐに食べきることが可能となり、劣化の心配を抑えることができます。
また、分包式になっているため使いやすく利便性にすぐれ、持ち歩きにも便利な仕様となっています。
「セミモイストタイプ」
ピュアロイヤルの最大の特徴がセミモイストタイプ(半生タイプ)のフードであることです。
セミモイストタイプは、低温の温風で長時間熟成・殺菌・乾燥させるため、タンパク質を変質させたり、ビタミンや酵素などの熱に弱い栄養素を壊す恐れがありません。
また、水分量が約35%もあるため、柔らく食感もお肉に近いため食べやく、歯の弱った老犬にもおすすめで、食事をしながら水分補給ができるメリットもあります。
ピュアロイヤルドッグフードの気になる点
「小麦粉使用」
ピュアロイヤルには、アレルゲンが高い穀物である小麦粉が使用されており気になります。
近年の動物栄養学では、良質な穀類は腸活に良いという考えもあり、穀物を使用するフードも増えていますが、それでも多くのフードは、小麦やとうもろこし、大豆などのアレルゲン性の高い
穀物は使用せず、穀物の中ではアレルゲン性が低いものを使用するのが普通です。
このような種類の穀物使用であれば、穀物に敏感な犬でなければ影響は低いと思えます。
しかし肉食であるワンちゃんは、穀物の消化が本来苦手であり、便の量や回数が増えたり消化不良を起こしやすくなり、軟便になったり下痢となったりしてしまいます。
また、犬が穀物にアレルギーを引き起こしやすいのも事実です。
必ず穀物に敏感な子もいるので、そのようなワンちゃんには注意が必要です
ピュアロイヤルには、最も注意が必要な穀物とされる小麦粉が使われているため要注意です。
「値段」
ピュアロイヤルドッグフードは、第一主原料に生肉を使用した良質なフードですが、600gで3,000円であり、1kgに換算すると5,000円となり、かなりの高額フードとなります。
このため、常食フードとして継続するにはかなり厳しいため、ローテーションの一つとしたり、他のフードと混ぜるなどの工夫が必要です。
ドッグフードの場合、どうしても原材料の質と値段は比例します。
このため、プレミアドッグフードとなれば、1kgあたり2,000~3,000円程度はしてしまいます。
ドッグフードには、ある程度目安となる適正価格があり、この枠を外れてしまうと高くても安くても問題となります。
高すぎれば家計を圧迫するし、余分過ぎるものまで含まれていないかと思えてしまいます。
またさすがに1,000円を切るような安価なフードの場合、不安の方が高まります。
かさ増し目的で穀物が使用されていたり、4Dと言われる粗悪な原料だったり、添加物が山盛りとなってくるリスクが高まり、愛犬の健康を害するフードの可能性があります。
「タンパク質が低い」
ピュアロイヤルのベーシックタイプのラムで19.5%、フィシュで16.0%、超小型犬用シリーズでは、チキンで18%、ラムで14.5%しかタンパク質がありません。
AAFCOのタンパク質の最低基準が、子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上です。
本来タンパク質の理想値は、子犬ならば30%以上、成犬ならば25%以上は欲しいといえます。
特にベーシックのフィシュの16.0%、超小型犬用のラムの14.5%の数値では、AAFCOの最低基準すら大きく満たしておらず、本来この数字では総合栄養食には該当しません。
「公式サイトは代金引換のみ」
ピュアロイヤルを公式サイトで注文した場合、支払方法は商品到着時に購入代金を配達員の方に支払う代金引換のみとなっており、少し利便性が悪く感じます。
クレジットカードで決済をしたい方も多いと思いますが、その場合はアマゾンや楽天市場などのネット通販サイトからの購入がおすすめです。
ピュアロイヤルは価格も公式サイトより、アマゾンや楽天市場で購入する方が、少し安くなっています。
商品名 | 公式サイト | アマゾン | 楽天市場 |
チキン 600g(100g×6袋) | 3,000円 | 2,610円 | 2,608円 |
ラム 600g(100g×6袋) | 3,000円 | 2,580円 | 2,099円 |
フィッシュ 600g(100g×6袋) | 3,000円 | 2,678円 | 2,099円 |
チキン(超小型犬用) 400g(50g×8袋) | 2,200円 | 1,485円 | 1,515円 |
ラム(超小型犬用) 400g(50g×8袋) | 2,200円 | 1,999円 | 1,566円 |
トマト(ベジタブルプラス) 600g(100g×6袋) | 3,000円 | 2,779円 | 2,409円 |
ホウレンソウ(ベジタブルプラス) 600g(100g×6袋) | 3,000円 | 2,590円 | 2,023円 |
「酸化防止剤」
ピュアロイヤルに使用されている酸化防止剤は、「V.C」や「V.E」といった種類です。
あまり聞きなれないと思いますが、これは天然成分ではなく、合成して作られたビタミンC、ビタミンEのことです。
このため、発がん性を持つ危険度の高い酸化防止剤とまでの危険度はありませんが、それでも天然成分よりは要注意であり、石油などを使用して製造している恐れもあり気になります。
「添加物」
ピュアロイヤルは無添加フードとなっていますが、セミモイストタイプ(半生タイプ)のフードのため、どうしても水分保持剤などの作用が働く添加物を使用することとなります。
したがって添加物にこだわりを持つ方は、完全無添加フードではないと認識しておきましょう。
ピュアロイヤルに採用される添加物は次の通りです。
・湿潤剤(ソルビトール・グリセリン)
・pH調整剤(乳酸Na、リン酸塩(Na))
口コミ情報によるメリット・デメリット
「ピュアロイヤルの悪い口コミ」
値段が高価なので、ドライフードと交互に食べさせていますが、それでも高すぎます。
もう少し何とかならいかな。
良いフードだとは頭では理解していますが、現実問題として高すぎます。
継続するのは困難です。
食いつきはとても良かったですが、ウンチが緩くなってしまいました。
「ピュアロイヤルの良い口コミ」
高齢犬で食欲も落ちてきていますが、ピュアロイヤルだと美味しそうに食べてくれます。
高くてなかなか単独であげるのは困難なので、ドライフードをふやけさせて柔らかくして、そこに加えてあげています。
高いためローテーションの一つとして利用しています。
うちの子は、夏バテでいつも食欲が落ちるので、その時期には食いつきのよいピュアロイヤルを与えることで助かっています。
100gずつ小分けされているのが嬉しいですね。
食の細い子ですが、ピュアロイヤルは夢中で食べてくれます。
他のフードに混ぜても、食欲が増しますね。
「口コミ感想まとめ」
食いつきがよいとの声が圧倒的です。
悪い口コミのほとんどが値段の問題となります。
したがって、常食として使うには値段がネックとなるフードのため、ローテの一つとしたり、他のフードとミックスさせる、ご褒美やおやつとして与えるなどの工夫が必要です。
また、老犬などの食が落ちたワンちゃんや、もともと食が細く食いつきが悪い子、あるいはドライフードが苦手な子たちに対して活用するのがオススメとなるフードといえます。
・食いつきがよいフードを探している。
・ドライフードが苦手。
・食が細い。
・生肉をメインに使用したセミモイストタイプ(半生タイプ)のフードを探している。
ピュアロイヤルドッグフードの種類
ベーシックタイプ
サイズはすべて600g(100g×6袋)。
「チキン」
メインタンパク源はササミ、鶏肉。
「ラム」
タンパク源は羊肉、鶏肉、ササミ、白身魚すり身。
粗タンパク質19.5%以上、粗脂肪8.0%以上、粗繊維1.0%以下、粗灰分5.0%以下、水分35.0%以下、カルシウム0.7%以上、リン0.6%以上、エネルギー280kcal/100g
「フィッシュ」
タンパク源はマグロ、白身魚、鮭。
粗タンパク質16.0%以上、粗脂肪4.0%以上、粗繊維1.5%以下、粗灰分7.0%以下、水分35.0%以下、カルシウム0.7%以上、リン0.6%以上、エネルギー250kcal/100g
超小型犬用
サイズはすべて400g(100g×4袋)。
超小型犬向きの小粒タイプ。
「チキン」
タンパク源は鶏肉、ササミ、マグロ。
粗タンパク質18.0%以上、粗脂肪10.5%以上、粗繊維2.0%以下、粗灰分6.0%以下、水分35.0%以下、カルシウム0.7%以上、リン0.6%以上、エネルギー290kcal/100g
「ラム」
タンパク源は鶏肉、ラム肉、マグロ。
粗タンパク質14.5%以上、粗脂肪12.0%以上、粗繊維2.0%以下、粗灰分6.5%以下、水分35.0%以下、カルシウム0.7%以上、リン0.6%以上、エネルギー295kcal/100g
ベジタブルプラス
サイズはすべて600g(100g×6袋)。
肉・野菜・穀物などがバランスよく含まれています。
「トマト」
粗タンパク質22.0%以上、粗脂肪7.0%以上、粗繊維2.0%以下、粗灰分6.0%以下、水分33.0%以下、カルシウム0.7%以上、リン0.6%以上、エネルギー280kcal/100g
「ホウレンソウ」
粗タンパク質22.0%以上、粗脂肪8.0%以上、粗繊維2.0%以下、粗灰分6.0%以下、水分33.0%以下、カルシウム0.7%以上、リン0.6%以上、エネルギー285kcal/100g
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません