愛犬にオススメなオーガニックドッグフードランキング!正しい選び方

世界に遅れながらもやっと日本でも、まずは人間の食べ物に関してオーガニックのものが注目され、それに従いオーガニックドッグフードを選ぶ飼い主さんが増えてきました。

愛犬の健康に考慮した場合、オーガニックで育てられた原材料を使った安全なドッグフードは魅力です。

まだまだ全体の数は少な目ですが、大分オーガニックのドッグフードも増えてきています。

ポイントは、まずは公的機関の認定を正式に受けているオーガニックドッグフードを選ぶことですが、なかなか正しい選び方が分からない方も多いことでしょう。

今回は、失敗しないオーガニックドッグフードの正しい選び方と、愛犬にオススメなオーガニックドッグフードランキングを紹介します。

オーガニックの意味

あなりまだオーガニックについて、よく知らない人もいるはずなので、最初に簡単にまとめて説明しておきます。

オーガニックとは、有機栽培と同じ意味だといえば、イメージがつかみやすのではないでしょうか。

オーガニックとは、農薬や化学薬品などを使用せずに育てた植物のことであり、肉類の場合は、オーガニックの飼料で飼育された動物が該当します。

オーガニックの基準は国によって異なり、日本の場合、農林水産省が設けた基準を満たさないと「オーガニック」の表示をすることはできません。

例えば有名なオーガニック認証の一つであるドイツのBio認証マークを獲得するには、次のような厳しい審査基準を守る必要があります。

「野菜」

・農薬や化学肥料等を使用しない

・3年間基準を満たした土で栽培している

「肉類」

・家畜は狭い檻にいれずに、自然に近い状態で飼育する

・ホルモン強化剤・肥育用補助剤・予防的抗生物質等の人工的な注入物を使用しない

・餌は農薬・化学肥料等を使わずに栽培し、有機栽培によって生産されたものとする

「加工品」

・BIOの環境で育てられた農畜産物・素材を使用

・合成添加物・化学薬品・加工助剤など使用せずに加工する

・保存料や着色料も使用しない

このような厳しい基準を守るため、使用される原料は安全で安心となります。

オーガニックドッグフードのデメリット&メリット

<デメリット>

「価格が高い」

オーガニックドッグフードの一番のデメリットは、どうしても価格が高くなることです。

オーガニック仕様となる農産物や畜産物は、先ほど紹介したように、育てるのに手間や時間がかかります。

そのため通常に育てられる食材と比較して、その分の手間と時間がコストに上乗せされてしまい、安全料といえる分の価格が高くなってしまいます。

「あまり市販で販売されていない」

オーガニックドックフードは、まだ全体量も少なく、特に市販で販売されていることが少ないため、近くのスーパーなどで手軽に購入することができず、利便性はあまり良くありません。

そのためインターネットからの購入となり、購入に数日は必要となります。

「虫の混入の可能性」

オーガニックフードの宿命といえますが、滅多にありませんが虫が混在している可能性があります。

化学薬品や合成添加物を一切使用していない証拠ともいえますが、虫嫌いな方もみえるため、気になってしまいます。

もちろん虫が混入していた場合は取り替えてくれますから、虫が食べるほど美味しく安全と割り切るべきでしょう。

<メリット>

「安心安全」

オーガニックドッグフードは、野菜や果物などの農産物であれば農薬を使っていません。

農薬使用していれば、いくら注意して綺麗に洗っても、100%完全に農薬を落とせる保証はありません。

このため、間接的に農薬を口にしてしまうこととなります。

また、牛や鶏などの「畜産物」の場合、エサに抗生物質や成長ホルモンを混ぜることは禁止のため、残留薬品の心配が無用です。

このため、安全安心な原材料となります。

「愛犬の健康をキープ&体質改善」

オーガニック原料を使ったフードであれば、体に害のあるものが含まれていないため、愛犬の健康をキープするとともに、体質改善も期待できます。

「生産地が分かりやすい」

オーガニックドッグフードは、栽培方法にこだわっているのは当然とし、さらに生産地にもこだわるため、生産地の記載が詳しく書かれているものが多いです。

こういう情報が多いフードは、全ての面において良心的といえ安心できます。

オーガニックドッグフードの正しい選び方

「オーガニックの認定フードであること」

オーガニックドッグフードの正しい選び方として最も注意することが、オーガニックの認定フードであることを確認して選ぶことです。

多くの商品が、オーガニック認証機関の厳しい基準をクリアできていないにかかわらず、平気で無農薬などとの記載をして、自称「オーガニック」と名乗っています。

自称を見抜くためには、オーガニック認証機関の証明を確認する必要があります。

各国によって表示が異なるので、次に代表的な世界のオーガニック認証を示しておきます。

「主な世界各国のオーガニック認証」
・アメリカ:USDA(米国農務省有機認定)認証

・ドイツ:Bio-Siegel認証、Bioland認証

・カナダ:COR認証

・オーストラリア:ACO認証

・フランス:AB認証

・オランダ:EKO認証

・スウェーデン:KRAV認証

・ノルウェー:Debio認証

「多くの認証機関から認められている」

オーガニック認証機関から認証マークを取得することは、とても厳しいハードルを乗り越えています。

このため、1つの機関から認証マークを取得していればそれで十分素晴らしいのですが、中には幾つかの機関から認証されているスーパーオーガニックフードもあります。

各機関によりそれぞれ基準が異なるため、多くの機関から認証マークを取得していれば、それだけ優秀なオーガニックドッグフードであるとする無敵の照明となります。

例えば、オーガニック先進国のヨーロッパにおいて、オーガニックフード市場でNo.1のシェアを誇るとされるヤラーグレインフリードッグフードは、オランダ(オーガニック認証のEKOマーク)、スウェーデン(オーガニック認証のKRAVマーク)、ノルウェー(オーガニック認証のDebioマーク)の3カ国でオーガニックの認証を受けています。

オーガニック認証割合96%(EKO認証/KRAV認証/Debio認証)といようにラベル表示しています。

「無添加フード」

無添加フードを選ぶことは、オーガニックドッグフードに限らずフード選びの基本です。

ワンちゃんの健康を最も害するのが、合成保存料、着色料、香料、BHA、BHTなどの添加物です。

BHA、BHTなどは発がん性物質を含みますし、着色料、香料などは本来ドッグフードには無用です。

許容範囲と言える添加物は、栄養調整として最低限必要となるケースでの合成ミネラルや合成ビタミン、また酸化を防止するために必要である酸化防止剤の安心な天然由来成分のみです。

ここで注意してもらいたいのが、オーガニックドッグフードであれば、無添加で安全だと思い込むことです。

オーガニックと名乗るドッグフードには、大別して次の2つがあります。

1.原料の一部のみにオーガニック(有機)食材を使用したドッグフード

2.ドッグフード自体がオーガニックとしての機関認定を得ているもの

原料の一部にオーガニックを使用したものでも、平気でオーガニックドッグフードを名乗っています。

このようなフードの場合、製造過程で添加物を使用する可能性があるため注意が必要です。

したがって、オーガニックドッグフードと表記されていても鵜呑みせずに、必ず自分の目で原料確認する必要があります。

なお、ドッグフード自体がオーガニック認定を受けていれば、原料のうちのほとんどがオーガニック原料や天然由来のもので作られていなければ審査をクリアできないため、ほぼ安全と言えます。

人気のオーガニックドッグフードを比較

商品名 取得した認証マーク 無添加 評価
アーガイルディッシュ(ウィステリア・アダルト) AOC認証(オーストラリア)
ギャザー COR認証(カナダ)・USDA認証(アメリカ)
キャスター&ポラックス(オーガニクス) USDA認証(アメリカ)
クプレラ オーガニック材料を使用(オーストラリア)
ケーナインヘルス オーガニック認定の穀類(アメリカ)
C&R(オーガニックドッグ) 原材料の100%がオーガニック(オーストラリア)
ソルビダ オレゴンティルス認証(アメリカ)
デフ Demeter認証(ドイツ)
テラプラ Bioland認証(ドイツ)
ナチュラハ・オーガニック オーガニック認証(フランス)
ナチュラルナース オーガニック認証(オーストラリア)
パーティーアニマル SDAオーガニック認証(アメリカ)
VIPドッグフード 原材料の80%以上がオーガニック(オランダ)
PIYO 有機JAS認定(日本)
ビオナチュール 国産オーガニック
FORZA10(エヴリデイビオ) IFOAM認証・CCPB認証(イタリア)・DEBIO認証(ノルウェー)
プレイアーデン(100%有機ウェットフード) Bio認証(ドイツ)
ヘルマン(栄養補助食) ABCert認証・biokreis認証・BIOSiegel認証(すべてドイツ)
ボッシュ(ボッシュビオ) エコランド認証(ドイツ)
ヤラー(グレインフリー) EKO認証(オランダ)・KRAV認証(スウェーデン)・Debio認証(ノルウェー)

おすすめオーガニックドッグフードランキング

1位:ヤラーグレインフリードッグフード

ヤラーは、オランダ生まれの完全なオーガニックドッグフードです。

世界で初めてヤラーがオーガニックフードをヨーロッパに導入しており、このため、オーガニック先進国のヨーロッパにおいて、オーガニックフード市場でNo.1のシェアを誇ります。

ヤラーは、オランダ、スウェーデン、ノルウェーにある3つの公的機関からそれぞれオーガニック認証を受けています。

主原料であるニワトリは、薬剤不使用で、オーガニック飼料を食べているため安心で、アレルギーが起きやすい危険な成分が入り込む心配が無用です。

また、ヤラーは、生産工程に関して工場の内部まで公開されており、原材料はすべてトレサービリティが確保されています。

さらに、クールコンテナ輸送され、国内の保存方法など詳細な情報が開示されています。



2位:アーガイルディッシュ(ウィステイリア・アダルト)ドッグフード

アーガイルディッシュは、95%以上の原材料にオーガニック食材を使い、オーストラリアのオーガニック認定機関ACO(Australia Certified Organic)の認定を受けているドッグフードです。

オーストラリアの認証の厳しさは有名であり、実際アーガイルディッシュも3年半の月日を要して認証取得しており安心できます。

ウリの一つが日本で暮らす犬のために開発されたフードである点で、日本向けの室内犬に合わせてタンパク質・脂肪・カロリーが控えめになっています。

また、オーガニックフードにしては、価格がリーズナブルなところが魅力です。



3位:FORZA10(エヴリデイビオ)ドッグフード

forza10(フォルツァディエチ)ドッグフードは、獣医師でありSANYpet(サニーペット)社の創業者セルジオ・カネロ氏を中心として、イタリアで40名以上の獣医師が研究に関わり、500症例を超える豊富な臨床結果を元に、オーガニック材料にこだわり、化学物質の汚染を徹底的に避けた魚を使って作られた、国際有機運動連盟IFOAM認証の世界基準のオーガニックドッグフードです。

何とイタリアでは薬局でも売られている食事療法食です。

アレルギーに配慮した原料を使っているため、アレルギー体質の改善や皮膚トラブルや涙やけなどに悩む犬にもおすすめです。



4位:ギャザードッグフード

ギャザードッグフードは、カナダ産のオーガニック食材を使用した2017年に発売されたまだ新しいフードです。

ギャザーの原材料は、しっぽを持った美食家のため、農場や牧場、海に出かけて必死に探し回って、信頼できる生産者であるパートナーを見つけているそうです。

ギャザーの原材料が安心できる理由が、第三者機関チェックに基づく、カナダのCORオーガニック認証と、アメリカのUSDAオーガニック認証の食材を使用している点です。

食材も次の通りバッチリです。

・オーガニック認証を受けた平飼いチキン

・MSC認証を受けたアラスカ産のタラ

・持続可能な方法で生産されオーガニック認証を受けたエンドウ豆

・MSC認証を受けたクリル(南極オキアミ)

「ナウフレッシュ」や「GO」などの人気ドッグフードを製造するカナダのペットキュリアン社が、新しく作ったフードとなります。


5位:ソルビダドッグフード

ソルビダ(SOLVIDA)の特徴は、原材料の70%がオーガニック食材という贅沢なアメリカ産のドッグフードで、オレゴンティルス認証(アメリカ)です。

人工添加物や粗悪な原料などを一切含まない良好なオーガニック食材を使ったドッグフードで安心、安全であり、口コミでは涙やけに対しての効果の声が多かったです。

特徴の一つが、室内飼いの運動不足の小型犬用にカロリーは控え目であり、ビール酵母で胃腸への負担を和らげています。

また、超小型犬や小型犬に多い関節の弱さの補強のために、グルコサミンとコンドロイチンを配合しています。



6位:キャスター&ポラックスドッグフード

キャスター&ポラックスの特徴は、USDA認証のオーガニック食材を95%以上も使ったヒューマングレードのアメリカ産フードである点です。

リニューアルに際して以前の70%から大幅アップして、アメリカのオーガニックドッグフードとしてはトップの品質をキープしたフードといえます。

このため、安全性は抜群ですが、キャスター&ポラックスは、少し穀物の割合が高いのが気になります。

小麦・トウモロコシ・大豆などのアレルゲンが高い穀物は不使用ですが、ミロはトウモロコシの仲間です。

なお穀物が気になる方は、グレインフリーフードもあるのでそちらの商品を選ぶのがおすすめです。



ウェットフードのおすすめオーガニック

「プレイアーデンウェットフード」

プレイアーデンは、ドイツで300年以上の歴史をもつミュールドルファー社の商品で、ヒューマングレードなドッグフードです。

日本ではメモリー株式会社が製造販売しています。

給餌法には、ドイツでは主流とも言える「ミックスフィーディング」を採用して、自然界での食餌により近づける形としています。

なお、ドライフードは、ビタミン等の添加の問題から認定を受けていませんが、プレイアーデンのウエットフードはドイツの「Bio」認定を取得しています。



riasu

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