チワワに与えるご飯!人間用の牛乳は飲んでも大丈夫ですか?

2019年2月23日

今回はチワワに人間用の牛乳を与えても大丈夫かについて調べてみましょう。

牛乳は栄養満点の食べ物で、特にカルシウムが豊富、赤ちゃんのときには、母乳で育つわけだから、基本牛乳は体に悪いはずがないと思えますよね。

でもよく、犬に牛乳を与えてはいけないという話を聞きます。
本当のところはどうなのか、今回詳しく紹介していきます。


チワワに牛乳を与えるのはNGなのか?

確かに人間でも、牛乳を飲むとお腹がゆるくなって飲めない方がいます。

また、実際に牛乳アレルギーとの症状を、持っている人もいます。

思った以上に周りを見回してみると、牛乳がダメで飲めないという牛乳が苦手な人が多いものです。

やはりそのように、牛乳がダメという人間がいるように、チワワに牛乳を飲ませた場合、同様の症状とし

て、下痢を起こすとかアレルギーが起こるなどの症状が出てしまうケースがあります。

乳糖(にゅうとう)(別名:ラクトース)という成分が、牛乳には含まれています。

実はこいつがチワワが牛乳を飲んで、下痢などの症状を起こす犯人なのです。

続いて牛乳に含まれるタンパク質

こいつがまた、アレルギーを引き起こすアレルゲンとなります。

人間にも牛乳が苦手な人と平気な人が存在します。

同様にチワワも体質による個体差があり、下痢にならない子もいます。

しかし、ワンちゃんの場合、人間よりもはるかに下痢を起こしてしまう割合が高くなります。

牛乳は身近にあり栄養価も高い食べ物です。

だから「どうしてもミルクをあげたい!」という考えの飼い主さんも多いでしょう。

さらに詳しく、牛乳のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

チワワに牛乳を与えるメリット・デメリット

チワワに牛乳を与えるとダメな理由(デメリット)

「下痢を起こす原因となる」

チワワは牛乳に含まれている乳糖がうまく分解出来ません。

これを乳糖不耐症といいます。

乳糖を分解するためには、乳糖を分解するための酵素(ラクターゼ)が必要です。

原因はこの酵素がチワワに少ないため、うまく分解できなかったのです。

牛乳を子犬と成犬に与えると、成犬の方が下痢になりやすいです。

通常であれば大人になった方が体力もあり、免疫力なども高くなるはずなので、ちょっと不思議に感じませんか?

これは子犬の方が、乳糖を分解するための酵素を多く持っているからです。

子犬は母乳で育ちます。

母乳には乳糖が含まれているため、分解するためにその酵素が子犬には多いのです。

その後、乳離れすることでお乳を飲まなくなるため、次第に酵素の必要性がなくなり減少していきます。

そのため、成犬の方が乳糖の分解が苦手となり下痢を起こしやすくなるのです。

ちなみに、ワンちゃんの母乳には、約3.1%の乳糖が含まれています。

それに対して、人間用の牛乳には約5.0%の乳糖が含まれています。

このように牛乳に含まれる乳糖の割合が多いため、チワワに牛乳を飲ませると下痢になりやすいのです。

ちなみによく、牛乳を温めてあげればお腹に優しくなると、お考えの飼い主さんもみえるようですが、乳糖は熱によって分解されることはありません

だから沸騰させてみたとしても、下痢をする体質のチワワであれば効果がないと知っておきましょう。

「栄養過多すぎる」

牛乳は栄養満点。

本来赤ちゃんを育てるための食べ物だから、カロリーが非常に高いのです。

だから、与えすぎるとチワワが肥満になる原因となってしまいます。

超小型犬のチワワは体が小さいため、ほんの少しの食べ物の量でも、大きく影響を受けてしまいます。

チワワの飼い主のみなさんは、そのことを十分肝に命じておく必要があります。

また、牛乳はカルシウムを豊富に含むため、飲み過ぎるとシュウ酸などの成分が結び付き、結石を作って

しまうため、尿結石になってしまう可能性もあるそうです。

「牛乳アレルギーの問題」

チワワには稀ですが、牛乳アレルギーを持つ子がいます。

そのような子には、牛乳は厳禁です。

少量与えただけでも、次のような症状が出てしまうので要注意です。

・下痢をする。
・湿疹が出る。
・痒みが生じる。
・抜け毛が出る。

なお、牛乳アレルギーのチワワの場合、他の乳製品にも十分な注意が必要となります。

「貧血になりやすい」

チワワは牛乳を飲み過ぎると、貧血を引き起こすことがあるので注意しましょう。

牛乳に含まれるリンが原因となり、鉄分・カルシウムなどミネラルの吸収を阻害するケースがあります。

このため、貧血になりやすいと知っておきましょう。

「虫歯になりやすい」

牛乳に含まれる乳糖が、虫歯の原因として作用します。

このため、牛乳を飲んだ場合、歯磨きをするのがおすすめです。

「チワワに牛乳を与えると良い理由(メリット)と与え方」

「適量だとチワワの健康に良い」

牛乳はもろ刃の剣です。

ご存知の通り、牛乳は価格が安価で手軽に購入することができて便利であり、その上とても栄養バランスが良いのが特徴の食べ物です。

良質なタンパク質やカリウム、カルシウム、ビタミンB2、ビタミンA、ナトリウムなどの栄養が豊富に含まれています

それだけに適量だと、チワワの健康にとても良く働きます。

しかし油断して、ついあげ過ぎてしまうとチワワがすぐにおデブになってしまいます。

チワワは体が小さいおチビちゃんな犬種のため、本当に少しの食べ物の量でも、大きく影響が生じてしまうのが悩みの種です。

「少量ずつ与える」

そこで是非おすすめしたいのが、とにかく様子をみながらチワワに牛乳を少量ずつ与えることです。

これで栄養もとれて、肥満防止対策にもなり、さらに乳糖不耐症や牛乳アレルギーにもすぐに気づきやすく大事にもなりにくいです。

「子犬のときから与える」

更なる作戦をさずけましょう。

乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)を子犬は多く持っています。

だから子犬の時分から、少しずつ牛乳を与えてみましょう。

このようにして継続することで、乳糖を分解する酵素が減りにくくなります。

だから成犬になっても、牛乳に強くなり下痢を起こしにくくすることができます。

チワワにおすすめの牛乳

チワワに牛乳を与えたい飼い主も多いでしょうが、人間用の牛乳の場合どうしても乳糖を多く含むため、下痢などになるリスクが高くなります。

実はチワワにおすすめの牛乳があるのです。

それは犬用の牛乳です。

今の時代、犬専用に作られた牛乳が手軽に入手できるのです。

だからこれを利用しない手はありません。

犬用牛乳の特徴は、“乳糖が分解“された牛乳であることです。

乳頭を分解する成分を入れたり、脱脂粉乳(乳糖そのものが入っていない)から作られたりしているのです。

また、ヤギミルクもペットにおすすめとされており、人気が高いです。

人気の理由は、アレルギーも少なく、消化を助ける酵素も含まれているからです。

アレルギー体質のチワワ向けで、お腹にもとても優しいのが特徴です。

おすすめの犬用牛乳・ヤギミルク

人気のおすすめの犬用牛乳とヤギミルクを紹介しておきましょう。

ONE LAC「ドッグミルク」 

 


オランダ産のヤギミルクです。

売れ筋ナンバーワンの人気のメーカーです。

ドギーマン「わんちゃんの国産低脂肪牛乳 」 


国産品のワンちゃんの牛乳。

低脂肪なところが人気の秘密です。

まとめ

牛乳はとても栄養価に溢れるおすすめのご飯の一つですが、チワワに人間用の牛乳を与えるのはちょっと考えモノですね。

チワワが分解苦手な乳頭が多く含まれているからです。

対策として、少量ずつ与えたり、子犬のいときから与え続けなどの方法もあります。

しかしおすすめは、犬用牛乳やヤギミルクを与えてあげることです。

犬用牛乳なら”乳糖が分解“された牛乳だから安心です。

チワワにどうしても牛乳を与えたい飼い主さんは、是非安心で栄養満点の犬用牛乳やヤギミルクを与えてあげましょう。