チワワにグレインフリーフードは危険?メリットデメリットを徹底検証

2019年2月23日

チワワをはじめとするワンちゃんたちにとって、穀物(グレイン)が苦手であり消化が悪く体に害となることは、周知の事実です。

だから現在主流な考え方として、愛犬に与えるのが望ましいドッグフードとして、グレインフリーフードを選択するのが良いとされています。

ところが、最近になって「グレインフリーフードが危ない!ワンちゃんの体に良くない」という内容の口コミが現れはじめているのです。

これは全く驚きですね。

これが事実であれば衝撃の大問題といえるかもしれません。

実際そのような声を耳にして驚かされている飼い主さんもみえることでしょう。

そこで今回は、チワワにグレインフリーフード(穀物不使用)をご飯として食べさせることは、当然安心で身体に良いのか?それとも危険が潜んでいる可能性があるのかどうか、メリットデメリットを徹底検証してみます。

グレインの位置付け

今回、グレインフリーフードの効果や安全性などのメリットとデメリットを徹底検証するにあたり、まず最初に知っておくべき必要なことが、ドッグフード業界での考え方を把握して、正しいグレインの位置付けを学ぶことです。

グレインの意味を調べてみると、日本語においては「穀物」を指します。

穀物の定義を調べてみると、穀物は狭義にはイネ科作物とされ、広義にはこれにマメ科作物を加えるとあります。

ここで押さえておいていただきたいことがあります。

それは、ドッグフード業界では、グレインと表現したケースであればイネ科の作物のみのことを指し、豆類はまったくの別物とされ、グレインには決して含まれないという事実です。

これは、英語圏の考え方に乗っ取ったものであり、Grains(穀物)という存在と、Beans(豆類) という存在が、個別にまったく別物として扱われているのです。

主なイネ科作物と豆科作物を紹介します。

イネ科作物

米、麦、トウモロコシ、粟(あわ)、稗(ひえ)、黍(きび)など。

豆科作物

豆類全般の大豆、あずき、えんどう豆、ヒヨコ豆など。

グレインフリーのメリット

オオカミを祖先に持つ犬は元来肉食です。

そのため腸が短い特徴があり、穀物類の消化吸収に時間がかり苦手なため、消化不良を起こしやすいのです。

だから、穀物を食べると下痢や軟便、嘔吐などの症状が出てしまいます。

さらにワンちゃんは、特に小麦粉などによる穀物類によって、食物アレルギーを多く起こしてしまうことが判明しており、皮膚アレルギーなど様々な症状が生じてしまいます。

このため、穀物を含まないグレインフリーが、ワンちゃんにとって有効であることは疑いの余地がありません。

グレインフリーのデメリット

穀物を含まないグレインフリーがワンちゃんの身体に良いことは、周知の事実ですが、それでは最近、グレインフリーに対して警鐘を鳴らし、その危険を指摘する意見が出てきているのはどうしてなのでしょうか。

主に2つのデメリットが指摘されているので解説していきましょう。

1.豆類が使われている可能性

先ほど紹介したように、グレインフリーと表記されていても、穀類の代わりとして豆類が使われていることが問題の一つと言えます。

穀物をメインとしたドッグフードの特徴は、穀物を大量に使用することでかさ増しを行い、コストダウンと手間のかからない製造の安易さを狙っているのです。

それを豆類を大量に使用することで、同様の成果を図っていると指摘しているのです。

ただしここで必ず認識しておくべき点は、グレインフリードッグフードであれば、食物アレルギーを起こし、一番消化も悪く、最も危険な穀物が一切使用されていないという事実です。

この点においてまず、市販の粗悪な穀物メインのドッグフードと比較して、愛犬の健康に対して雲泥の差が生じているのです。

さて次に目を向けるのが、先ほどの指摘通りグレインフリーと表記しながらも、実際には大量の豆類を穀物の代用として使用しているようなドッグフードです。

確かにグレインフリーという言葉を使って宣伝することで、消費者(飼い主)に安心感を抱かせ、その実大量の豆類の使用に走る悪質なフードメーカーもいるようです。

ここで飼い主のみなさんが認識すべきことは、グレインフリーと大声を発しながらもその実、穀類の代わりとして結局は豆類などを多く使用することで、炭水化物の量が多くなっていては本末転倒でダメだと言うことです。

炭水化物は犬にとって消化が苦手な食べ物である上に、糖分が多く心臓に負担がかかりやすいのです。

「炭水化物の量を知る」

したがって、ドッグフードに含まれる炭水化物の量を見ることが大切となります。

しかし、通常炭水化物の量は成分値には載っていません。

そこで、概算の大まかな量であれば次の計算方法で簡単に知ることが可能です。

100% ─(タンパク質・脂質・粗繊維・水分・灰分の合計)

このように簡単な計算で炭水化物の量を知ることが可能なので、グレインフリーのドッグフードとパッケージに表記されていても、炭水化物の量を見る習慣をつけておくのがおすすめです。

「原材料をチェックする」

原材料をチェックする癖をつけましょう。

原材料一覧の特徴は、含まれる量が多い原料から順番に記載されていることです。

そのため、豆類やイモ類などが上位に書かれているフードは、グレインフリーであっても要注意です。

つまり、大量の豆類・イモ類が含まれているために、高炭水化物を含む可能性が高いのです。

また、特に大豆は危険度が高いので、使用されているのを確認した時点で、グレインフリーにこだわるのであればNGとしてしまいましょう。

安全で安心、愛犬が健康になるためのグレインフリードッグフードを選ぶためには、グレインフリープラス低炭水化物のフードを選ぶ必要があったのです。

2.一切穀物類を使わないことへの不安

犬の祖先のオオカミは、草食動物を餌として食べてきました。

その結果、関節的に草食動物の内臓を食べることで、一緒に穀物も摂取していたわけです。

そのため、少量でもグレインが必要であり、バランスよく摂取すべきとの考え方があるのです。

グレインを必要とする大きな犬への働きの一つが、腸内環境を整えることです。

穀物の特徴は、食物繊維と腸内細菌を繁殖させる栄養源となるでんぷんを豊富に含み、腸内フローラを整える働きがみられることです。

ただしそういっても、小麦やトウモロコシのようにアレルギー反応が強く消化も悪い、グルテンフリーを含む穀物はNGです。

このような考え方に基づいて最近、グルテンフリーと呼ばれる種類のドッグフードが出てきたのです。

このグルテンフリーの考え方は、小麦粉のようにグルテンを含むアレルギーがある危険度の高い穀物は全て排除すべきだが、そうでない米、玄米などの食物繊維の豊富な、愛犬の腸内環境の改善に役立つ穀物類は必要だとするものです。

だからグレインフリーの一切穀物を使用しないフードより、グルテンフリーとして、必要な役立つ穀物はあった方が、食物繊維不足で便秘になったりせずに良いとする考え方なのです。

確かに米や玄米などであれば比較的安心度は高い穀物ですが、穀物がワンちゃんにとって消化しにくい食べ物である事実は変わらず、グルテンフリーとしてしまうと他に注意すべき穀物も含まれてきてしまいます。

例えば当サイトでは、ナンバーワンのおすすめのドッグフードとして「モグワン」を紹介しています。

モグワンは数あるフードの中でも、グレインフリーを推奨する代表的なドッグフードの一つですが、当然ながら食物繊維の大切さは、十分すぎる程認識しています。

ここで飼い主の皆さんにご承知おき願いたいのが、食物繊維は穀類から摂取しなくても野菜などにも大量に含まれおり、それらの食材によりいくらでも代用が可能だという認識を持つことです。

だから最も危険度の高い食材である穀物類ではなく、他の原料から摂取すれば良いのです。

だからモグワンの例で紹介すれば、穀物類を一切使用しないかわりに、カボチャやサツマイなどの食物繊維を豊富に含んだ食材を厳選して、ふんだんに使用することでより安全に効果的に対応しているのです。

だからグレインフリーでもまったく心配無用で、逆にグレインフリーであることで高い安全をキープしているのです。

つまり細かいことを要求すれば、さき程も言ったように原材料をチェックする習慣を身に付けていただくことが、愛犬に安心・安全なドッグフードを選ぶためにはどうしても必要ということです。

それは、大前提としてグレインフリーは愛犬の安全を確保するためには存在すべきであり、さらにそれに加えて、大量の豆類が使用されていない状態の低炭水化物であることをチェックし、食物繊維レスを補うために、穀物以外の食物繊維を豊富に含む食材が使用されているかを確認する必要があるのです。

なお豆類も大量に使用されずに、適量が使用されていればかえってプラスだと知っておきましょう。

食材にはそれぞれのメリットがあるため、完璧に害をなすというものだけは除き、健康面を考えれば、出来る限りいろいろな種類の食べ物を食べるべきです。

まとめ

今回の記事は、グレインフリーフードに焦点を当て、メリットとデメリットを徹底検証してみました。

それにより、グレインフリーフードというだけで安心していると、中には豆類を大量使用したような、粗悪なドッグフードも存在する可能性があると分かりました。

それでもグレインフリーフードと表記された穀物不使用のフードであれば、市販の穀類メインのドッグフードよりはまだ安全度は遥かにましですが、せっかくのグレインフリーフードでありながら、騙されていては勿体ないですね。

また、穀類に代わるべき食物繊維を豊富に含む食材を、含んでいるべきであることも理解できたでしょう。

つまり、単純にグレインフリーフードとの肩書のみで全て信用して騙されることがないように、自ら原材料をチェックすることが大切だということです。

なかなかドッグフードの原材料を自らチェックしたり、炭水化物の量を計算するのが大変だと感じる飼い主さんもいるかも知れませんね。

そのような方は、口コミ情報で安心なドッグフードを確認したり、信頼おけるサイトの情報を参考にしてみても良いかもしれません。

サイトを開設しておられる皆さんは、さすがにそれなりに勉強していますからね。

そうはいっても、これだけ情報が手軽に豊富に入る時代です。

中には当然怪しむべき情報もあるので、しっかり見抜く目を養っておくことが必要となります。

なお、多くのサイトで同様に発信される情報であれば、ある程度の信頼性が保てると思います。

最後に当サイトで一押しのモグワンを紹介しておきましょう。

当然グレインフリーのドッグフードです。

詳しいモグワンの魅力を知りたい飼い主さんは、こちらの「モグワン感想&解説」から、また、実際に愛犬にモグワンを与えた生の声が聞きたい飼い主さんは、「体験レビュー」をチェックしてみてください。