チワワに与えるドッグフードは?モグワンとカナガンの違いを徹底比較
少しでも愛犬に適した良いドッグフードを選びたい。
この願いは飼い主さんみんなの永遠の願いでしょう。
でも、優れたS評価級のドッグフードになれば、どれを選べばよいか目移りして悩んでしまいます。
今回は最高評価のモグワンとカナガンを徹底比較してみました。
モグワンとカナガンの特徴をピックアップして比較しています。
また、それぞれのフードのメリットデメリットを一目で分かりやすく比較紹介。
愛犬の悩み解決に向いており、あなたのこだわりに合ったドッグフード選びの参考に役立ててください。
原材料の違いを比較
まずはドッグフードの一番の重要項目である原材料の違いを比較してみましょう。
原材料 | モグワン | カナガン |
動物タンパク質 | チキン生肉20%、乾燥チキン11%、チキングレイビー2%、生サーモン11%、乾燥サーモン7% | チキン生肉26%、乾燥チキン25%、チキングレイビー1.6%、乾燥全卵3.1% |
油脂 | サーモンオイル2%、ココナッツオイル | サーモンオイル1.2%、鶏脂3.1% |
野菜 | サツマイモ、豆、レンズ豆、ひよこ豆、カボチャ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、海藻 | サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻 |
果物 | リンゴ、クランベリー、バナナ、パパイヤ | リンゴ、クランベリー |
ハーブ | カモミール、マリーゴールド、アルファルファ、ダンデライオン | カモミール、マリーゴールド、アルファルファ、セイヨウハッカ、アニスの実、コロハ |
その他 | ミネラル、ビタミン、コンドロイチン、グルコサミン、ビール酵母、MSM | ミネラル、ビタミン、コンドロイチン、グルコサミン、フラクトオリゴ糖 |
※赤文字にしたところが異なる原材料になります。
原材料について、モグワンとカナガンの共通点と異なる点をまとめてピックアップしてみましょう。
「共通点」
・グレインフリー(穀物不使用)
・ヒューマングレード(人間が食べられる基準の原材料)
・無添加(人工添加物一切使用なし)
・保存料は天然由来のミックストコフェロール(ビタミンE)
・動物性タンパク質が第一原料で50%以上含む。
・グルコサミン・コンドロイチン配合
・豊富に野菜、果物、ハーブを使用。
「異なる点」
・メイン食材がモグワンはチキンとサーモン。カナガンはチキン。
・モグワンにはココナッツオイル、ビール酵母、MSMが配合。
・手作り食にこだわるモグワンは、野菜&果物がよりたっぷり。
・カナガンは乾燥全卵で動物タンパク質をフォロー。
・カナガンはハーブにこだわり豊富に使用。
「動物タンパク質」
モグワン、カナガンともにイギリス産平飼いチキンをメインとしているところは同様。
モグワンはさらにスコットランド産のサーモンを加え、カナガンはモグワンよりチキンを多くして全卵をプラスしています。
共通原料のチキンはヘルシーな低脂肪のタンパク源となります。
さらに、ビタミンAやセレンが豊富に含まれており、健康と免疫力の維持に効果的です。
モグワンにサーモンが含まれているのは大きな魅力です。
全体の34%がチキン、20%がサーモンと非常にバランスがいいです。
サーモンの魅力の特徴は、アレルギー性が低く、魚特有のDHA、EPAを含み、今話題のアスタキサンチンなどの成分が抗酸化作用を働いてくれるところです。
さらに、アレルギー対策に目を移せば、チキンのみの単一食材を食べ続けると、チキンアレルギーが引き起こされる可能性が高まります。
その点を考慮する限り、モグワンの方がアレルギー対策の面では優れていると言っていいでしょう。
カナガンの特徴は、チキンに全卵がプラスされており、モグワンより高タンパクが期待できることです。
「異なる原材料の特徴」
「モグワンのみに含まれる主な注目原材料」
・ココナッツオイル
・ビール酵母
・MSM
「ココナッツオイル」
脂肪の代謝に効果がある中鎖脂肪酸を含み、ダイエット効果や体重管理に期待できます。
さらに、ビタミンEやラウリン酸などの抗酸化成分により、老化防止もバッチリ。
「ビール酵母」
ビール酵母は、大腸内にいる乳酸菌をフォローして善玉菌を活発にしてくれます。
食物繊維を豊富に含み、便秘解消に役立ちます。
「MSM(メチルサルフォニルメタン)」
MSMはひざなどの関節の痛みを和らげる鎮痛作用や抗炎症作用がある上に、アレルギー症状を緩和する効果もあります。
「カナガンのみに含まれる主な注目原材料」
「フラクトオリゴ糖」
フラクトオリゴ糖のフラクトとは、「果物」を意味するfructのことです。
そのため、果物に豊富に含まれる単糖類です。
腸内を酸性に保つ効果があるため、悪玉菌の繁殖を防いでくれます。
また、腸の蠕動運動を活性化させる作用に優れ、お腹にやさしく働く成分です。
<栄養成分比較>
栄養成分 | モグワン | カナガン |
粗タンパク質 | 28% | 33% |
脂質 | 12% | 17% |
粗灰分 | 8% | 9% |
粗繊維 | 3% | 3.5% |
水分 | 8% | 8.5% |
オメガ6脂肪酸 | 1.63% | 2.80% |
オメガ3脂肪酸 | 1.29% | 0.90% |
エネルギー(100g) | 344kcal | 361kcal |
グルコサミン | 非公開※カナガンより多い | 1,000mg/kg |
コンドロイチン | 非公開※カナガンより多い | 700mg/kg |
※モグワンのグルコサミンとコンドロイチンの量は非公開ですが、問い合わせてみると、カナガンより多く含んでいるとの返事がもらえました。
成文表を見ていると、粗タンパク質なんて具合に「粗」の文字の意味が気になっていたりしませんか?
「粗」の文字に深い意味はありません。
これは「およそ」という意味で、だいたいの数値を表しているだけなのです。
まず最初にそれぞれの成分の特徴と、含んでいて欲しい最低ラインの目安を紹介しましょう。
「粗タンパク質」
タンパク質は、臓器や血、骨などの体を形成する元になる大事な成分です。
目安として、25%以上はあって欲しい成分。
ただし、多すぎてもいいわけではありません。
通常であれば、30%を超えると高タンパクと位置付けられます。
あまりにも高タンパクだと、消化しきれず下痢などの症状が出てしまうワンちゃんも中にはいます。
近頃は室内犬が増えて、運動量も減ってきているので、必要以上の高タンパクは必要ないように思えますね。
かえって、あまり極端な高タンパクの食事を摂り続けると、肝臓や腎臓など内臓の負担が心配となります。
「粗脂肪」
目安は8%以上。
粗脂肪が少ないと、毛艶や毛並みがてき面に悪影響を受けます。
「祖灰分」
5%~10%当たりが適切。
ミネラルが体の調子を整えます。
「祖繊維」
老廃物や余分な水分を体外へ排出してくれます。
目安は4%以下。
「水分」
目安は10%以下。
大量の水分が入っている場合は注意が必要。
カビがはえやすくなるのと、酸化防止の理由で大量の添加物が入っている可能性があり得ます。
「オメガ6脂肪酸」
皮膚や被毛を良くしてくれます。
「オメガ3脂肪酸」
アレルギーやアトピー、ガン(腫瘍)の緩和や予防効果が期待できます。
モグワンとカナガンの特徴をまとめれば次の通り。
・カナガンは高タンパク!
・モグワンは低脂肪&低カロリー!
これは、モグワンはチキンにサーモンをミックスしており、カナガンはチキン中心だからでしょうね。
カナガンの高タンパク33%は、非常に高タンパクのフードといえます。
高タンパクが望まれる、次のようなワンちゃんには魅力的です。
・運動量が多いワンちゃん。
・成長過程の子犬。
・妊娠中の妊婦犬。
モグワンは、魚や野菜を大量に使用した低脂肪低カロリーだから、肥満対策の愛犬にはおすすめです。
さらに、炭水化物源に低GI(Glycemic Index)食品である豆類などを豊富に使用しています。
ちなみに、低GI食品には、血糖値を緩やかに上昇させる働きがあり、インスリン分泌量が少なくなる為,太りにくくなってダイエット効果が期待できます。
・肥満対策をしている。
・運動量が少ない。
・去勢手術をして肥満が心配。
こんなワンちゃんにはモグワンはおすすめです。
「グルコサミン・コンドロイチン」
両成分とも関節に良い成分であり、相性がよく一緒に含まれていると相乗効果が期待できます。
モグワンとカナガンは子犬にはどうなの?
モグワン | カナガン |
全年齢・全犬種(4か月~) | 全年齢・全犬種(2・3か月~) |
どちらも全年齢対応のため安心して子犬に与えられますが、カナガンの方がわずかに与え始めの対象年齢が早いです。
これは高タンパクな分でしょうかね。
モグワンとカナガンの匂いの違いは?
口コミをまとめてみるとこんな感じです。
「モグワンの匂い」
・サーモンとフルーツの香りが良い。
・魚っぽいニオイ。
・ニオイが強く感じられ、手にも残る。
・酸味の効いたフルーティーな香り。
・風味がダイレクト。
「カナガンの匂い」
・お肉っぽい匂い。
・強めのハーブの香りが漂う。
・少し強烈で好き嫌いが分かれそう。
・ニオイが手にまでは残らない。
いろんな口コミを見てみましたが、まあニオイは個人差の好みが生じますからね。
どちらのフードも、ドッグフード特有の油っぽい臭さはない。
また、市販の安価なフードと比較して、素材の風味がダイレクトに感じられるとの声があがっていました。
食いつきが良いのはどっち?
メーカー的には、カナガンを超える理想の食いつきを目指して作ったのがモグワンとなっています。
しかし口コミを見てみいる限り、食いつきに関してはどちらも文句なしと判断していいと思います。
ウチの愛犬のチワワも、モグワンへの食いつき度は見ごとなものです。
どっちが涙やけにオススメ?
どちらも厳選原料で、涙やけに効果がありますが、どちらだといえばモグワンに軍配が上がります。
それは、カナガンが33%とかなりの高タンパクだからです。
理由はタンパク質の摂りすぎで涙やけになるケースがあるためです。
<価格コスパを比較>
モグワン | カナガン | |
1袋 | 3,960円(税抜):1.8kg | 3,960円(税抜):2kg |
1キロあたり | 2200円 | 1980円 |
単品購入の場合、どちらも3,960円と同じ価格ですが、容量がモグワンは1.8kg、カナガンは2kgとなるため、少しばかりカナガンの方が割安にはなります。
同程度のプレミアムフードと比較すれば、2商品ともコスパは良くお手頃価格だと感じます。
1kg=3,000円といったドッグフードもざらにあります。
さらに定期コースでまとめ買いすれば、最大20%OFFとなりさらにお得で購入できます。
モグワンドックフードをおすすめしたい人
・グレインフリー&ヒューマングレードを望む。
・ドッグフードの食いつきを改善したい。
・アレルギーが気になる。
・手作り食に近い安心で安全なドックフード。
・愛犬がシニア犬。
・室内犬で運動量が少ない。
・避妊、去勢手術後の肥満が心配。
・肥満気味でダイエットしたい。
・涙やけが気になる。
・関節炎対策でMSM配合を望む。
・抗酸化作用で健康維持を図りたい。
さらにモグワンの魅力を知りたい、また、実際の生の声が聞きたい飼い主さんは、次の「体験レビュー」や「モグワン感想&解説」からチェックしてみましょう。
カナガンドックフードをおすすめしたい人
・グレインフリー&ヒューマングレードを望む。
・ドッグフードの食いつきを改善したい。
・栄養素が高くギュット詰まっている。
・子犬や妊婦犬、痩せ気味で食が細く高栄養が欲しい。
・愛犬がアクティブで運動量が多い。
・筋肉をつけたい。
・足腰、関節をサポートしたい。
・サーモンや魚を含まない。
・コスパが優れている
さらにカナガンの魅力を詳しく知りたい飼い主のみなさんは、「カナガン感想&解説」からチェックしてみましょう。
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