チワワは枝豆を食べて大丈夫!注意点やメリット
枝豆があればどうしてもビールが飲みたくなってしまいます。
でも枝豆は、おやつで食べても最高、止まらなくて困ってしまうほどです。
晩酌時によくつまみで食べるので、ほろ酔い気分でうっかり落っことして、チワワに食べられてしまったことがあります。
あなたは、枝豆の正体が大豆だと知っていましたか?
大豆になる1ヶ月前くらいの未成熟な状態で収穫したものが枝豆なのです。
また、大豆を発芽させたものがもやしなわけです。
今回は、チワワに枝豆を与えても大丈夫なのか、また、注意点やメリットについて紹介します。
チワワは枝豆を食べて大丈夫?
回答は、大豆アレルギーさえなければ、適量ならば食べて大丈夫です。
もちろん鞘ごと与えてはダメですよ。
チワワは人間のように器用に豆だけ取り出せませんからね。
また、予想以上に枝豆は栄養素を含んでいますよ。
枝豆に含まれる主な栄養素
・ビタミンC
・ビタミンB1・B2
・ビタミンK
・葉酸
・β-カロテン
・カリウム
・マグネシウム
・鉄分
・食物繊維
チワワが枝豆を食べるメリット
「皮膚や筋肉を作る」
枝豆は、タンパク質が多く含まれています。
タンパク質は、チワワの皮膚や被毛、筋肉などの体を作る元のため、欠かせない大事な栄養素です。
「免疫力アップ」
枝豆はビタミンCやβ-カロテンを含み、優れた抗酸化作用が働き、免疫力をアップさせる効果があります。
また、細胞の酸化を抑え、老化防止効果が期待できます。
ビタミンCは大豆には含まれないのに、枝豆には含まれるところが不思議ですね。
βカロテンはチワワの体内に入ると酵素の働きで、必要に応じてビタミンAに変換します。
だから、よく言われる中毒や過剰症などを引き起こす心配はありません。
ビタミンAは、皮膚や粘膜のブロック力を高めウイルスを防ぎ、肺や喉の呼吸器を健康に維持して保つ働きがあります。
「動脈硬化の予防」
葉酸は赤血球の生成に役立つ造血のビタミンと呼ばれ、高血圧や動脈硬化などの病気や悪性貧血の予防に効果を発揮し、免疫力アップに役立つ成分です。
また、細胞分裂に関わり、ターンオーバーを活性化する効果があります。
そして、チワワが体内で合成するビタミンCをサポートする働きもあります。
「高血圧予防」
枝豆に豊富に含まれるカリウムは、生命維持に欠かせないミネラルの一種であり、利尿作用が働き、体内の水分を調整して、余分な水分やナトリウム(塩分)を体外に排出することで、高血圧予防が期待できます。
なお、腎臓の悪い子は、カリウムの取り過ぎには注意しましょう。
カリウムが蓄積してしまうことで、血液中のカリウム濃度が上昇し、不整脈や心臓病に陥いる危険性があります。
「腸内環境の改善」
食物繊維は、腸の中の老廃物を体外に排出し、さらに腸内の善玉菌を増やす効果が期待できるため、腸内環境の改善に効果があります。
腸内の環境が良くなると、免疫力が上がって病気に強くなったり、便秘の改善が期待できます。
ただし、食物繊維はチワワたちワンちゃんは消化が出来ないため、過剰摂取してしまうと、消化不良を引き起こし、嘔吐や下痢の原因となってしまうので注意が必要です。
枝豆をチワワに食べさせるときの注意点
「必ず茹でる」
生の枝豆をチワワが食べてしまうと、次のような障害があります。
・タンパク質を消化できなくなる。
・血栓ができる恐れがある。
・消化不良を起こす。
生の枝豆には「トリプシンインヒビター」という成分が含まれています。
この成分には、タンパク質を分解する酵素の働きを阻害する働きがあるため、チワワはタンパク質を消化できなくなってしまいます。
また、「赤血球凝集素」という、血液を固める作用のある物質も含まれており、その作用で血液が固まりやすくなってしまうために、血栓ができる恐れが生じます。
なお、生の枝豆は固くて消化が悪いため、チワワが消化不良を起こす可能性が高まります。
これらのリスクを伴うことから、枝豆は生でチワワに与えずに、必ず茹でる必要があります。
ちなみに、枝豆を茹でる際に、人間が食べるケースでは、当然塩ゆでとして食べるのが常識ですが、ワンちゃんには塩ゆではNGです。
塩分の過剰摂取に繋がり、チワワの健康を害して、さまざまな病気を引き起こす原因になってしまいます。
「薄皮や鞘は取り除く」
消化しづらい薄皮や鞘の部分を取り除いてから、チワワに与えてあげましょう。
鞘は特にそのまま飲み込んでしまうと、胃や腸を傷つけてしまう恐れがあるので要注意です。
また、残留農薬などもちょっと気になるところです。
「すり潰してあげる」
枝豆そのまま与えてしまうと、ワンちゃんは噛まずに丸のみしてしまうケースが多いです。
そうなると、まず完全に消化することができません。
そのままの形で未消化で、ウンチと一緒に出てくるケースもあります。
だから栄養を摂取させるためにも、すり潰して食べさせてあげるのがおすすめです。
「与え過ぎない」
枝豆には食物繊維が豊富に含まれているため、与え過ぎてしまうと、下痢や反対に便秘になったりします。
また、カリウムによる利尿作用で、オシッコの回数が増えます。
なお、腎臓が悪い子の場合、高カリウム血症の原因にもなってしまいます。
「加工品を与えない」
冷凍食品や既に茹でた状態で売られている枝豆は、必ず塩茹でされています。
そのため、加工品の枝豆はチワワに与えないようにしましょう。
「アレルギーに注意」
大豆アレルギーがある子の場合、枝豆を食べることでアレルギー症状が出る可能性があります。
したがってチワワに初めて与える時は、要注意です。
まずは量ですが、極微量与えるようにしてください。
与えてから、数時間はチワワから目を離さず様子を観察してください。
口や目のまわりを痒がる素振りが見えたり、元気がなくなるなど普段と少しでも違った様子が見られたケースでは、アレルギーの可能性が高いです。
皮膚が赤くなり、湿疹、じんましんが出たり、目の充血や嘔吐や下痢の症状があれば、すぐに動物病院を受診してください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません